4月17日天秤座にて満月です。天秤座と言えば人間関係!新年度に入って新しい人間関係の生まれてくるこの時期、天秤座の満月からのサビアン・メッセージをお届けします。
天秤座の満月と「土用の入り」
ピンク・ムーンと可愛らしい相性でも呼ばれる
天秤座の満月。
そして17日はちょうど
東洋の暦では
「春土用」に入る日でもあります。
「土用」と言えば
夏の「土用丑の日」が有名ですが
四季それぞれの「土用」があります。
正確には
春と夏の間の土用
夏と秋の間の土用…と
「季節の変わり目の調整期間」です。
私は毎年この
「春土用」に入る日前後は
「アテンション・デー」と
位置付けています。
それは毎年
何かしら「軌道修正」を促されるような出来事が
起こってくることが多いから。
これを読んで下さっている
皆さんの中にもこの時期
そう言えば…と感じられる出来事が
ありませんでしたか?
天秤座満月の太陽のサビアン
本日の天秤座満月で
太陽のサビアンシンボルは
牡羊座27度
「想像の中で失われた機会」
です。
つまりこの「春土用」の前後
毎年このシンボルを
太陽が通過しています。
そしてその一つ前のサビアンは
牡羊座26度
「持ちきれないほどの贈り物を
所有する男」
というシンボル。
いくつもの可能性を追求できるマルチな人
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
となっています。
4月という季節に
ピッタリのサビアンと思いませんか?
1月のお正月
2月の立春(東洋暦上の新年)
3月の春分(宇宙元旦=ホロスコープ上の新年)
と続き
この間「古いものや縁」を手放して
新しいサイクルの
新しいご縁に
いろんな夢や期待を持って進んでくる…
そして4月。
それはどんどん
現実のものとなっていきます。
そして
あれも素敵
これも素敵
あちらもやってみたい…
いえもしかしたら
社内で部署替えなんかがあって
新旧の引継ぎに追われている…
という方も…?
でも身体はひとつ。
身体に気持ちが追い付いてゆかなくて。
けれどオーバーヒートのまま
進まなければならない…。
そんな風に感じては
きませんでしたか?
そして結局は
「やりたかったこと」
のうちのいずれかが、強制終了
それが
「本当は手にすることが
できたかもしれない可能性」
→→「失われた機会」です。
「想像の中で復活された」とは
それが頭の中で反芻している
ということと思います。
え?え?
なくなっちゃたの…
という感じです。
ショッキングな出来事
そして
この「手放さなければならなくなる」
にあたっては…けっこう
ショッキングな出来事が契機となる…
ことも多いのでは、と思います。
例えばそれは
「人間関係のトラブル」。
何しろこの時期は
誰もが疲労困憊
身体が疲れてくると
「いつもだったら
当然できる小さな配慮」が
足りなくなってしまい
小さな気まずさを生んでしまう…。
そこから生じた
「気持ちのズレ」
つまり「お互いへの信頼感」が
失われてゆく…そんなケース。
そこで
「失われた機会」を
頭の中で反芻している人は
悔やみます。
ああ、いつもだったら
当然できていた筈の
「小さな配慮」が
何故あの時は出来なかったのか。
そうすれば
こんなトラブルも起こらず
もっと物事は
「想定していた通りに」
進んでいた筈だったのに…。
つまり
「機会」が失われることは
無かった筈なのに…。
そんな「悔い」
じくじたる思いが
何度も何度も
「痛み」となって私たちを襲います。
起こっている出来事を省みる
実は私にも最近このような
人間関係の行き違いがありました。
ただ以前なら
とことん落ち込んで
しまっていたかもしれませんが
今はこのように考えてみます。
何故この出来事が起こったのだろう?
例えるならそれは
私たちの「内面」を
映し出す「鏡」…
何か自分の内面に
「見ないようにしているもの」を
映し出してくれていたのかもしれないのです。
未来への「軌道修正」
実は
牡羊座27度
「想像の中で失われた機会」
には
ホントウは
次のような意味があります。
この度数の人は
どんなものにも不動の価値が備わっているわけではなく
人生の成功や失敗と言うことに関しても
解釈次第では成功と思えたものが実は失敗で
失敗と思えたものが
実は成功だったということに気付く人です。
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」牡羊座27度)
そう、まだ太陽は牡羊座にあって
12星座の物語は
始まったばかり。
この時期に起こる「痛み」は
これから始まる
新しいサイクルの道筋を
絞っていくための「軌道修正」
であると教えてくれているのです。
あるいはそれは
遠い未来をも
決定してゆくものかもしれません。
そこから私が思い出すのは
以前この時期に起こった
忘れられない出来事のこと。
今からちょうど10年前に
志していたお仕事のため
約半年の技能訓練を経て
憧れの職を得ました。
それも約12枚の履歴書を書いて
ことごとく落ちた末
やっとの思いでつかんだもの。
けれど
そちらのお仕事を始めてみて
日が経つごとに
自分が大切にしたいものとの間に
どうしても
違和感を感じるところがありました。
それでもせっかく掴んだお仕事。
私なりに一生懸命に
業務に励んでおりましたが
どこかで
見透かされてしまったのかもしれません。
配属されて3週間目のちょうど今頃
先方から解雇されてしまいました。
その時のショックと言ったら
ホントウに…
「立ち直れない」という言葉が
ピッタリでした。
けれどその後暫くして
もっと自分に合った
条件の良いお仕事に就くことができました。
そこから紆余曲折あって
じぶん自身を見つめ直し
今の私があります。
「気付き」のリスト
「起こる出来事」や
「そこに現れる人や事象」は
私たちに何かを伝えるために
起こっていて
前に進むことにばかり気を取られて
「自分の中」に
見ようとしていなかったもの
スルーしていたものに
気付かされた…
ということと思います。
私は今回起こったことから
反省したこと
気が付かされたことから
今後に活かしてゆけることを
ノートに書き出してみました。
そんな中
最近レコメンドで現れてきたのが
こちらの動画。
中にこのような一節がありました。
自分が編集した気付きのリストに
対応することが
自分の仕事なのだと
知ってください。
(cocoro centryさん)
私たちが何か
心揺さぶられる出来事に
出くわす時は
じぶんのこころの中の
「気付き」のリストを
一つ増やすべき時…なのでしょう。
わたしたちは
そうして
心の中の「気付き」のリストを
再編集してゆく
必要があるのでしょう。
それは
悲しんだり
責めたりしている自分を
「一歩引いたところから
客観的に見つめ直す」
ことにも繋がると思います。
「天秤座」が目指すもの
このシンボルについて
お伝えする前に少し
「天秤座」というサインについて
考えてみたいと思います。
今太陽が位置している「牡羊座」とは
「わたしとは何者であるか」
を探究していくサインです。
対して対向の天秤座は
「どんな人とでも
仲良く公平につきあっていく」
ことを目指すサインです。
だから、例えば
冒頭でお伝えした
「いつもだったら当然できる小さな配慮」
→→そうしたものを
天秤座はとても大切にします。
そこには
「相手には相手の考え方、感じ方がある」
ということを認めるこころ
ではないかと思います。
人との関係の中で
多様な考え方や視点を取り入れ
流通する風のサインとして
公平に生きようとして
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
ゆくのが天秤座です。
けれど今回のサビアンは
実はこうした「天秤座」を
旅立っていこうとする度数でもあります。
次のサインへ
やってくるいろんな人びとと
分け隔てなく交流し
今までの自分にはなかった
「多様な視点」を重視して
どんな人の考えも
公平に取り入れようとする…。
「あちらの意見」
「こちらの意見」に晒されるほど
身も心も揺さぶられ
疲れ果てて
しまうのこともあると思います。
「多様な視点」の中で
じっと耐え
それを楽しんでもいた
「天秤座」ですが
今回の「天秤座の満月」の月のサビアンは
実はそんな「天秤座」を
間もなく「卒業」していこうとする
度数なのです。
天秤座満月の月のサビアン
今回のサビアン・シンボルは
天秤座27度
「頭上を飛んでいる飛行機」
です。
サビアン・シンボルで
27度とは
そろそろ次のサイン(星座)へ移る
準備をしてゆくとされる度数。
間もなく旅立つにあたり
「視点の再構築」を試みます。
次のサインである蠍座は
「変容」を表すサインですから
「もっとじぶんを変えたい」と
考えたのかもしれません。
それは
「振り回されてしまうじぶん」から
「多様性を受け入れても、
ぶれないじぶん」へ。
それは
動画の動きで言えば
「ズームアウト」です。
フォーカスを絞っていた対象から
ドローンに取り付けた
カメラのように
どんどん
どんどん
上の方へ視点を上げて行く。
するとそれまで
足元だけを映し出していた画面が
その人全体を
そして周囲にいる人を
さらに周辺の状況を…と
どんどん広角に映し出されてゆきます。
そうして
(多様な考え方や視点を
取り入れようとしていた視野を)
一挙に切り捨てることなく
それらすべてを取りまとめてしまうような
もう一段次元の高いレベルから
見つめる
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
ことになります。
そうすることで
他者の多様な「視点」によって
自分の心がばらばらに引き裂かれ(同上)
てしまう「自身の崩壊」を防ごうとします。
「ファイル・フォルダ」の再構築
それは
パソコンで言えば
一つ上のフォルダに移動すること。(同上)
いろんな「視点」で
ごちゃごちゃになってきた
ファイルやフォルダの中に
「共通項」を見出して
ひとまとめに括(くく)る
「大きなフォルダ」を
もう一つ上の階層につくること。
言わば
自分の中の「こころのフォルダ」を
分類・整理・統合化して(同上)
編集し直すこと。
…そのような「心の整理」が
なされることで
牡羊座27度で
言われていたように
「失敗」と思えていた出来事も
大きな視点で見れば
「失敗」ではなく
新たな「視点」への再出発だった
と思えてくるのではないでしょうか。
「気付き」のための
「人生の大切なひとコマ」だった、と。
「じぶんフォルダ」の統合
またこのことは
多くの人の「視点」に
ショックを受けて
右往左往するところから
じぶん自身の
「独自の体系」を
創り上げてゆくこと
とも言い換えられると思います。
私たちは現在
「風の時代」へ入りました。
それは際限のない情報社会
そしてネット上で
あらゆる種類の人びとと
「交流」が可能な時代です。
けれどもだからこそ
以前よりずっと多く
「心が揺さぶられてしまう」
出来事は多くなる…
とも言えると思います。
天秤座が目指すように
誰とでも
公平に
交流を持とうとすればするほど…
「自分の中のフォルダ」は
混乱を極めてゆきます。
けれどそこで
「情報をすっかりシャットアウト」
してしまうことも
得策とは言い切れません。
(これもある程度必要かもしれませんが)
そんな時に
必要となって来るのが
今回のサビアン
「頭上を飛んでいる飛行機」
を見上げ
もしじぶんが
あそこから
じぶん自身を見下ろしていたら
見えてくるものはなんだろう
と「想像する」姿勢が
大切になって来るのでは
ないでしょうか?
行き詰まったら
一歩引いて考えてみる。
そして
「こうでなければならない」
と思い込んでいるものを
再編集する。
その上で最終的には
「じぶん自身」
「これが私」という
独自に整理・統合された
「ファイル・フォルダ」を
構築してゆく…。
さあ、そこに現れるのは
「牡羊座」が探し求めていた
「わたし」
なのではないでしょうか?
信頼し、受け入れる
先程の動画の一節には
前提のメッセージがありました。
それは
心を揺さぶる人や
出来事との出会いによって
じぶんが自分を
愛していない部分や
他者を愛していない部分に
気付いてゆく
(cocoro centryさん)
というもの。
私が今回もう一つ
気付かされたこと。
それは冒頭でも
お伝えしましたように
足元しか見えず
心が前のめりになっている時とは
「目標達成」に気を取られ過ぎて
他者への「配慮」が
手薄になってしまいがち…。
そして、その背後には必ず
自分への「配慮」が
手薄になっていることが
挙げられると思います。
言い換えれば
他者や自分を
「大切にする気持ち」の欠如であり
またそこから
他者や自分への「信頼」も薄れてゆく
ということ。
私は
「頭上を飛んでいる飛行機」
の視点になるということは
もっと自分が
「見守られている」ことを
信頼し、受け入れることではないか
と思いました。
家族
周囲の人びと
もっと大きな存在
そして
もう一人の自分…
高いところから見れば
そのように
いつも私たちの周囲には
見守ってくれている存在が
確かにいるということ。
そんな風に気づかされた
今日この頃でもありました。
「受け取る」チカラ
冒頭にお伝えしましたように
今日からは「土用」の季節。
心と体の調整期間です。
年末からここまで
走りに走ってきた方も
多くいらっしゃるのでは
ないでしょうか?
さまざまな出来事に翻弄され
息が詰まるような思いをされて
いらっしゃる方も
おられるかもしれません。
けれどどうぞ
ここでいったんひと呼吸。
この時期は
樹々の新緑が
美しい季節でもあります。
私が一番慰められたのは
この生命力あふれる
樹々のエネルギーでした。
前回の記事でお伝えしたように
是非自然の中に
ひととき身を置いて
美しい緑に
心をゆだねてみてください。
青い空と白い雲を
見上げてみて下さい。
雨雲の上にも
青空はいつもそこに拡がっています。
そんな風に
きっと大きな視点から見れば
今というこの時にも
大切なものがきっと
見えてくるかもしれません。
〇 。● ○. 。 〇 。● ○. 。 〇 。● ○
サビアン・シンボルは
西洋占星術のホロスコープ
360度のイメージ・ストーリー。
アカシック次元からの
チャネリング情報とも言われます。
サビアン・シンボルを
生活に取り入れ
「星空のリズム」に
波長を合わせ
スムーズな運気を
手に入れてゆきましょう…
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