3月22日昨日の「宇宙元旦」に続き牡羊座0度での新月です。次の満月までの2週間に、運気 を上げて自分らしい生き方 を見つめ直すためのヒントを、サビアン・シンボルとホロスコープからお伝えしていきます。
※4月20日「金環皆既日食」の2度目の「牡羊座新月サビアン」については→→こちら
- 「別れ」のシーズン
- 「始める」ことの価値
- 太陽と月のサビアン
- 経済的な安心
- 太陽・月 2ハウス
- 「知性」への好奇心
- 太陽-水星 コンジャンクション
- 水星 3ハウス
- 木星 3ハウス
- 「いまここ」への集中
- 水星のサビアン
- 「時流」を読み取る
- 火星 6ハウス
- 太陽・月―火星 スクエア
- 火星のサビアン
- 郷に従う
- 土星―火星・金星の調和角
- 金星 4ハウス
- 土星 2ハウス
- 適切な距離を測る
- 土星のサビアン
- 金星のサビアン
- 「魂(たましい)」側のビジョン
- 金星―冥王星 スクエア
- 太陽―海王星 コンジャンクション
- 冥王星 1ハウス
- 天王星 4ハウス
- 天王星 ノーアスペクト
- 魂と意志との葛藤
- 天王星のサビアン
- 「内面」の影に向き合う
- 木星のサビアン
- 月―冥王星のセクスタイル
- 「手放し」の先には
「別れ」のシーズン
3月ももう終わり
卒業のシーズンです
お仕事をされている方の中でも
4月から新しい部署や土地で
新しい生活を始めることが
決まっている方も
多くおられるのではないでしょうか
またそういった
「環境」の変化の無い方も
春という新鮮な季節の到来の中
「いままでとは違う何か」に
挑戦していこうとなさっている方も
多いと思います
私はと言えば長い間
この季節は
「別れ」のシーズンでした
主人の転勤の内示があって
2,3週間のうちに
いままで全く縁もゆかりもない土地へ
身ひとつで赴いて
新しい生活を始めなければならないことが
何度もありました
いままで住んでいた
住まいや環境、人間関係への
「愛着」や「未練」といったものを
感じているいとまもなく
ともかくも新しい土地で
「新生活」をスタートさせることに
集中しなければならない…
例えていうなら
例えばあなたは
家の中に
小さなテントウムシか何かを見つけて
そっとつまみあげて
ドアを開け
外の草むらの中に
そっと放してやる…
そんな経験はありませんか
言わば私たち家族は
そんな「てんとうむし」
何がなんだかわからないままで
つまみあげられ
気が付くと
「いままで」とはまったく違う場所で
もぞもぞと動き始めるのです
「始める」ことの価値
今回の新月が起こる
太陽と月が位置するのは
そんな風に
「気が付けば全く違うところにいた」
ようなンボル
(ホロスコープを無料で作成さん)
太陽と月のサビアン
牡羊座1度
「女性が水から上がり
アザラシも上がり彼女を抱く」
(サビアンは+1度読みです)
サビアン・シンボルでは
「水」や「海」は
「無意識」や「潜在意識」の象徴です
「カタチ」の無い
「魂」の世界と言っても良いでしょう
陸地に上がってきた女性は
「無意識の海」から
人間として生まれて来たことを表しますが
羊水の中から出てきたばかり
のような状況では
目覚めた意識は
力強く自分を主張できません
海の生き物であるアザラシが
背後から彼女を
海の中に引きずり込む可能性もあります
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
「女性」とあるのは
それがまったく受け身な存在で
どちらかと言うと
自分の強い意志で
ここへやってきたというよりは
わけのわからないままここにいる
…といったイメージ
そして
「背後から彼女を海の中にひきずりこむ」は
見も知らぬ土地で
勝手わからず、不安を感じ
それまで親しんできた土地を思い出して
涙にくれるようなもの
(いえ実際には涙を流している暇もないのですが…)
でもこのシンボルで大事なのは
ただ
「新しいスタートを切る」
ということ
過去を振り切って
ともかくも
新しい人生に飛び込み
歩みを進めるということ
勝手も分からない土地では
買い物も
美容院も
どこへ行ったらいいかわからず
右往左往することが多いもの
お気に入りの場所が見つかるまでは
無駄な動きも多くなります
それでもまずは
じっとしておらず
わけもわからないままにも
「動くこと」
そうすれば
そのうちにおのずと
自分にフィットするお店も
見つかります
あなたが今
始めたかもしれない
新しいプロジェクトも
試行錯誤するうちに
進むべき「方向性」が
見えてくるでしょう
それまでは
いろんな「思い」もあることでしょうが
どうぞ
「新しい一歩」を踏み出した
じぶん自身を
褒め称えてあげてくださいね
経済的な安心
今回の新月のホロスコープでは
「お金のハウス」である
2ハウスに天体が集中しています
太陽・月 2ハウス
もしかするとあなたが
新しく始めたプロジェクトは
「さらなる経済的安定」を
目指してのものかもしれません
自分の才能や時間を
もっとお金を稼ぐために使いたい
と考えての
スタートかもしれません
物質的な豊かさが
気持ちの不安から抜け出し
感情の安定をもたらしてくれると
考えてだったかも…
でも新しい環境で
ストレスを感じるときは
お金を「得る」ことにばかり
意識を集中させるのでなく
お金を使って
また
お金を使わなくても得られる
自分なりのリラックス法を
見つけてみてくださいね
ビジネスでは
人気によって左右される商売や
生活必需品など日常生活に縁のあるもの
大衆、子供、女性向けの商品が
良い成果を運んでくれそうです
また問題があれば
母親や母親的な身近な女性に
アドバイスを求めてみると
良い打開策が見つかるかもしれません
「知性」への好奇心
またこの新月でも
太陽と水星が重なっています
太陽-水星 コンジャンクション
一瞬一瞬の
「気持ちの流れ」を大切にして
相手の感情や心の動きを
敏感に察知し
言葉で表現できる
水星 3ハウス
いろんな人や場所に
「知的好奇心」をもって
どんどん関わってゆきましょう
そこから有益な情報を得ることで
今後あなたが
書いたり話したりといった
自己表現に活きて来そう
また今回水星と同じく
木星も3ハウス となっています
木星 3ハウス
社会的に役立つ知識を
身に着けたり
いっそう知性を磨くため
流行や社会的動向に
アンテナを張り
人とのコミュニケーションや
新しい土地への見聞から
豊富な知識や情報を得ていくことで
金銭的にも潤っていく
特に今回も
木星はノーアスペクトなので
知識・情報の吸収への意欲は
際限がなく拡がりそう
「いまここ」への集中
水星のサビアン
牡羊座6度
「一辺が明るく照らされた四角」
「新しい土地」
「新しいプロジェクト」といった
「新しい環境」の中に身を置くことは
「いろんな可能性」が沢山ある中で
「いまここ」という状況の中に
どっぷりと浸かって
いくことを意味します
多角的なものの見方とは正反対の
「ひとつの方面からのみ」
物事を見る姿勢を表すシンボルです
けれども
そのように一つのベクトルに
しっかりと足をつけなければ
見えて来ないものも
この世界には確かにありますよね
今はあたかも
与えられた役柄をこなす
映画の俳優のように
目の前に現れた
仕事・人間関係の中に
「縛られた」ような状況に
どっぷりと浸かり
徹底してやり抜くことを
意図してみましょう
「時流」を読み取る
太陽と月には
火星がスクエアでかかっています
火星 6ハウス
与えられた義務や役割や
指示・命令に忠実に
勤勉に精力的に働く
この仕事は
自分の力量に合っていて
自分にしかできない仕事なんだ
と意識すると
やる気がおきやすい
太陽・月―火星 スクエア
内面の感情的な
エネルギーが高まり
じぶんを奮い立たせて
無謀に思えることにも
チャレンジしていく
(突き抜け過ぎると燃え尽きて
しまうこともあるので注意が必要)
火星のサビアン
双子座29度
「春の最初の百舌鳥」
春の訪れを告げる鳥のように
世の中の流れを
いち早くキャッチする
アンテナのようなスタイルを
示すシンボルです
多くのひとの気持ちを
代弁して表現してみる
それに対しての周囲の反応を
また敏感に察知して
表現に工夫を加えていく
自分が表現したいものと
周囲からの要求の間に
葛藤が生れることも
あるかもしれませんが
今は周囲の環境の中に
自分の立ち位置を
見つけていくことが
大切となりそうです
郷に従う
この火星は土星と調和角です
土星は金星とも調和角
土星―火星・金星の調和角
昔ながらの価値あるものも
尊重することで
コツコツと継続的な努力に
繋げていく
金星 4ハウス
周囲に家庭的な
くつろぎ感を与えられる
伝統や古い価値観・地域的な文化を
大切にしようとする
(郷に入れば郷に従え、ですよね)
また家庭を美しく居心地よく飾る
エネルギーもありますので
転居される方は意識して使ってみて☆彡
土星 2ハウス
安定した収入を重視し
そのために
自分の感性や
本能的な欲求は抑え
ルーティン・ワークを
大切にしようとする
適切な距離を測る
土星と金星のサビアン・シンボルも
みてみましょう
土星のサビアン
魚座2度
「ハンターから隠れているリス」
周囲を警戒しながら
慎重に行動するリスのように
他者との絶妙な距離感を
保つことに長け
表面的には愛想よく振舞っても
じぶんのこころの奥の
本心までは見せないでおく
人の心の裏まで読むことで
トラブルを回避したり
多くのひとが
見落としていることにも
配慮できる
金星のサビアン
牡牛座6度
「渓谷にかけられる建設中の橋」
自分の立場を守りながらも
慣れた居心地の良い環境に
安住せず
今までの知恵と経験を総動員して
「自分の世界」の外側にいる
と感じるような
タイプの違う人との
新しい関係性へと踏み入り
少しずつ関わっていくことで
人がそれぞれに
抱えている価値観や
その背後に隠れた
地域性や血縁者といった領域も
察知しながら
自分自身が
閉じ込められていた
思い込みにも気づいていく
「魂(たましい)」側のビジョン
金星―冥王星のスクエアは継続中です
金星―冥王星 スクエア
今まで愛情を注いだり
重視していたことが
中断されたり
強制終了されたりする体験
表面的には
辛い思いをするかもしれないが
冥王星の魂視点から見れば
「本当に目指しているもの」への
シナリオに沿っている
ことなのかもしれません
さてここで考えてみたいのは
この
「冥王星が目指しているもの」
についてです
今回の新月で
太陽と月には
冥王星がセクスタイル(60度)の調和角
そして
太陽と月は海王星とも
コンジャンクション(重なり)
です
冥王星や海王星は
現実的な地球上の
「生活の事情」とは関係のない
太陽系の外や
無意識の世界からの
「要請」で動いているようなもの
いわば
牡羊座1度のサビアンで
女性が上がってくる前にいた
母親の羊水の世界
無意識や潜在意識の世界
の象徴とも
言えそうです。
太陽―海王星 コンジャンクション
太陽の意志や目的に
無意識の領域からの
「直感」として
人生に託する
大きな夢のビジョンを与える
一方、冥王星は太陽に
現世上で個人の目的を実現しようと
積極的に働きかける太陽に
太陽系の外から
「未知の力」を持ち込み
そのひとの「目的意識」を
加速させます
冥王星 1ハウス
こころのどこかの
人生を変えたい欲求が
このひとを紆余曲折な変遷に誘う
また今回の新月チャートでは
4ハウスの天王星がノーアスペクト
天王星 4ハウス
自由を求め
引越ししたり独立して
自分なりのライフスタイルを
つくろうとする
天王星 ノーアスペクト
無意識の中の独立心や
変化への欲求が高まり
今の価値観から
抜け出そうとする傾向
特定の場や
環境から離れることで
ユニークな才能を発揮することも
魂と意志との葛藤
天王星のサビアンは
冥王星・海王星からの
太陽への働きかけについて
上手に表現してくれているようです
天王星のサビアン
牡牛座17度
「剣とたいまつの間の戦い」
剣とたいまつの戦いとは
人の内面にある
霊性(たいまつ)と
意志(剣)との闘い
を象徴しています
魂(霊性)と
身体(生活を営む指針としての目的意志)
のあいだの葛藤
わたしたちはどちらか
片方だけでは
生きていけないのです
あなたの価値基準は
誰かが創ってくれるものを
待っているだけでは
もう満たされることはない
と気付き
周りに文句を言っているくらいなら
自分が求めているものを
自分で創っていくしかない
と思い至ります
周囲の情報や
他人の意見や価値観はあてにせず
答えは自分の内面から出て来る
と考え
常に自分の良心に照らし合わせ
何を排除すべきか
試行錯誤します
確固たる意志に沿った
「信念」に基づき
一度決めたことは
絶対に実行しようとします
そして実際に行動してゆくことで
何が欠けていて何が必要か
体感的にわかり
軌道修正していく中で
自分らしい生き方が
見つかってくるでしょう
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」他より抜粋)
試行錯誤の中で
「自分の内面から出て来るこたえ」
こそ
冥王星や海王星の求める「霊性」
であり
それに基づいて
「(現実生活の中で)行動」
していくことで見つかって来る
「自分らしい生き方」が太陽の「意志」
ではないでしょうか
「内面」の影に向き合う
ここで今回の新月チャートで
天王星と同じくノーアスペクトの
木星のサビアンを見てみましょう
木星のサビアン
牡羊座17度
「二人のしかめつらした独身女性」
「2人の女性」とは
自分の中の「陰」の部分に
とことん向き合うことを表します
自分のしようとすることに対して
妨害や障害が生じた時に
自分の中から
湧き出て来る恐れや
ストレスを取り除くため
置かれた状況の全貌を掴むべく
内面の対話に
時間を費やします
心の中を果てしなく
分析することで
気持ちの中での
曖昧さが消えていき
じぶんのこころに
正直な人になるでしょう
ではその内面の「対話」から
自分の霊性と意志とを
統合するためには
何が必要でしょう
それを表してくれるのが
昨日の春分のホロスコープには
見られなかったこちらのアスペクトでは…
(オーブ=度差ほぼ無しなので強力です‼)
月―冥王星のセクスタイル
無意識の深いところに溜まっている
感情を受け入れることのできる
懐の深さや
自己コントロール力を与えてくれます
誰かの言葉や態度といった
子ども時代の経験や体験
親からの影響を
見つめ直してみることで
自分の内面の「影」
を受け入れ
執着を手放せるチャンス
「手放し」の先には
「始まり」が強調される
この新月で
ダメ押しのように
「まだ手放し切れてないもの、あったよね」
…と言われているようでは
なかったでしょうか
次の満月までの2週間に
どなたさまにも訪れる
「新しい環境との出逢い」…
心を開いて
そこに適応し
馴染んでいくと共に
「まだ手放し切れていないもの」
にも気付かされていく…
そんな期間とも言えそうです
実は今年は4月20日に
2回目の牡羊座の新月
が起こります★
しかも「部分日食」です
きっとこのひと月の
「新しい経験」からの
「気付き」→→「手放し」が
このとき意味を持って来ることと思います
きっとその先には
今まで見えていても
気付くことのなかった
どこまでも拡がる青空のような
真に「新しい世界」が
待っているのではないでしょうか
〇 。● ○. 。 〇 。● ○. 。 〇 。● ○.
最後までお読みいただき
ありがとうございました
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