水瓶座下弦の月サビアン~不安や怖れを手放して心を癒すためのリフレイン

 

5月12日水瓶座下弦の月。太陽のサビアンがちょうど2年前「牡牛座新月」と同じ牡牛座22度。2021年5月と言えば本当に大変だったとき…。この日のブログは「暗闇を切り裂いて一筋の光明が放たれるような朝日に重なる新月です。」と始まっています。そしてちょうど2年後の今日その「一筋の光」だったものが大きな光明となって現れているように感じるのです。

 

 

水瓶座下弦の月のサビアン

 

 

2023年5月12日の月のサビアンは

水瓶座22度

「子供達が遊ぶために

床に敷かれた布」

というシンボル

 

 

確かにいま身の回りで

丁度この頃をリマインドさせられる出来事が

相次いでいます

 

あなたもよく見まわしてみると、きっと…

 

そして「2年前とは違うわたし」が

いまここにいることに

気付いて頂けることと思います。

 

 

さてこのサビアンの一つ前の

水瓶座21度

「絶望し幻滅した女」

では

じぶんを超えた大きな目的のために

奉仕していこうと

決心した女性が描かれていました

 

 

 

 

けれど前に進もうとする彼女を

阻むものが…

 

 

それは彼女自身のこころの中の声

 

 

「やめて!もうこれ以上進んではダメ

 

危ないわ

 

きっと大変なことが待っている…」

 

前に進むためには

彼女はそんな「心の声」と闘い

不安や心配、絶望に立ち向かいながら

進んで行かなければなりませんでした

 

 

そして思うのです

 

「なぜ?私は皆の幸福のために

前に進もうとしているのに…

 

こんな”声”さえなければ

もっとスムーズに前に進めるのに」

 

 

 

そして気付くのです

 

この”声”の主が誰であるかを…

 

それは彼女の

「インナーチャイルド」の声でした

 

 

正確には

誰か…(恐らく親や先生)から

植え付けられた

「安全のための怖れ」というブロック

 

 

そこで彼女は

決心しなければなりませんでした

 

 

「子供の頃のじぶん」を

「再教育」することを

 

 

それはインナーチャイルドの前に

立ちはだかっている

 

 

大きな大きな「怖れ」という

心の壁を

 

 

ぶち壊して…

 

 

優しくやわらかな「布」に変えるコト

 

 

 

「床」というあなたの「基盤」

(2+2→→4=「基盤」)

あなたを支える「世界」と

あなたとのあいだの「壁」は

 

あなたを「包み」「癒し」「温める」

優しく柔らかな「布」に変わったのです

 

それは

「世界とのあなた」との

関係の再構築

 

それはあなたを

「阻む」ものではなく

もっと「ソフトな関係」に

再構築されたのです

 

 

そして気が付くのです

 

「私が”壁がある”と信じていたから

そこに”壁”という

現実が造られていた」のだと。

 

 

太陽―天王星コンジャンクション

 

 

今回の水瓶座下弦の月でも

まだ太陽―天王星コンジャンクションが

続いています

 

そして今回のチャートでは

「基盤」「土台」を表す

「4ハウス」の起点=ICに

ピッタリと重なっています

 

 

前回の記事でお伝えした

「じぶんの枠を超えて新しい世界へ向かう」

ために

 

ここで「こころの基盤」を見直しておいて

と言われているよう

 

 

そうすれば21度の女性も

「絶望し幻滅する」ことなく

安心して

前に進むことができるでしょう

 

彼女の「目的」を

達成するために

 

「願望」を

実現するために…

 

そのためにいま

宇宙から

 

あなたたちは

よくやってきました

 

あなたがたはみな、

もう「壁」を手放して

「もう一つ上の世界」へ

進んで良い時期に来ているのですよ…

 

 

そんな風に

言われているのではないでしょうか?

 

 

水瓶座下弦の月 太陽のサビアン

 

 

すると一昨年「牡牛座新月」の

(今回の水瓶座下弦の月の)

太陽のサビアン・シンボルが

そこへ至る道を

教えてくれていたことに気付きます

 

(以下2021年5月12日の記事より抜粋)

 

 

 

 

宝石赤牡牛座新月のサビアン宝石赤

 

 

サビアン・シンボルは

牡牛座22度

「荒れた水の上を飛ぶ白い鳩」

 

 

旧約聖書の「ノアの洪水」

モチーフとしたシンボル

とも言われます。

 

 

昇ったばかりの朝日に

月が寄り添っている新月図。

 

 

 

まるで暗い夜のような

何日も降り注いだ

大洪水が

 

 

やっとやっと雨が上がり

太陽の光を拝んだであろう

ノアたちの心境を

彷彿とさせられるような。

 

 

(私たちの現状にも

早く希望が見えるといいですね。)

 

 

 

宝石赤ノアの箱舟と白い鳩宝石赤

 

 

 

ノアたち一家は

生命すべてを呑み込んだ

大洪水の中で

神より伝えられた

建造法で一層の船を造り

 

 

 

 

その船に地球上の

さまざまな動物を乗せて

嵐の過ぎ去るのを

じっと耐え忍び

今か今かと待ち続けた。

 

 

そして洪水が引いたかどうかを

知るために

鳩とカラスを飛ばした。

 

 

カラスは戻らなかったが

鳩はすぐ戻ってきたため

まだ降り立つ地が

現れていないことを知った。

 

 

7日後にもう一度鳩を飛ばすと

今度はオリーブの葉をくわえ

戻ってきたので

水が引きつつあるのを予感し

歓喜した。

 

 

更に7日後に飛ばしたところ

今度は戻ってこなかったため

水が引いて

降り立つ地が現れたことを知った。

 

 

…そんなお話。

 

 

さあ皆さま

ここでオリーブをくわえ

まだ水の引かない

荒れ狂う水の上を

陸地を探して飛び続ける

一羽の鳩を

思い描いてみてください。

 

 

鷲や鷹のように

そんなに高く飛ぶはずもない

鳩のこと。

 

 

荒れた水が

時々は鳩の羽まで

高くしぶきを上げてくることも

あったに違いありません。

 

 

襲ってくるような

たけだけしい水に

怖れ

不安になることも

きっとあったはず…。

 

 

それでも

待っているノアたちのことを思い

勇気を持って

陸地を目指したことでしょう。

 

 

もし

そんな「目的」を忘れて

猛り狂う水しぶきの「勢い」に

呑まれてしまえば

 

 

きっと気力が萎えて

水の中に堕ちてしまったかも

しれません。

 

 

けれども鳩は

自分の「目的」を

忘れませんでした。

 

 

どんなに水が荒れ狂っても

それに呑まれることなく

 

 

つまり自分の「感情」に

呑まれることなく

 

 

自分の降り立つべき地を

探し続けたのです。

 

 

だからこそ

最終的に鳩は

ノアたちに

オリーブの葉を

届けることができました。

 

 

 

 

それを見たノアたちは

オリーブの葉と共に

「希望」を受け取ったのです。

 

 

鳩はきっと

ノアたちの「力になりたい」…

そう思って

一心に飛び続けたのでは

ないでしょうか?

 

 

鳩の「ぶれない心」が

「希望」を届けることが

できたように

 

 

誰か一人でも

目指すべき方向を

見定め

歩み続けることは

 

あとに続く人たちにも

力を与えることができる…

そんな風に

伝えてくれているように思います。

 

 

それは何か今の状況にも

当てはまるような気もします。

 

 

不穏で心揺さぶられるニュースは

後を絶たないけれど

 

 

ひとりひとりが

この状況の「先の未来」に

なにを望み

 

どんな世界を迎えたいかを

しっかりとイメージしながら

進むことも、大切だよ、と。

 

 

 

宝石赤「能動性」の21度と「受容性」の22度宝石赤

 

 

 

松村先生はこのようにお話されています。

 

 

「荒れた水」は

ザワザワする内面や集団心理を物語り

その中で必要に迫られ

「白い鳩」がやってきます。

(中略)

地の母は

カバラの生命の樹では

ビナーのセフィロトですが

そこに従属するという誓いを立てれば

そこから

強力な守護

(鳩と言う平和の遣い)

がやってきて

難関を突破する

奇跡的な出来事が

起こると言います。

(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)

 

それは

この地上に連綿と受け継がれた

人びとの集合無意識からの

ひらめきとも

言えるかもしれません。

 

 

牡牛座とは

生れたばかりの牡羊座から

数えて2番目のサイン

 

 

誕生で手にした「身体」や

「資質」に価値が置かれます。

 

 

「身体」には

先祖代々受け継がれたDNAに

様々な可能性が眠っていますね。

 

 

ご先祖や民族といった

集合的無意識層から

ヒラメキように

これから進むべき道を示してもらえる…

 

 

鳩はビーナスや

女神の遣いとも言われますが

 

 

 

必要な時に

必要な導きは訪れると

信じることで

私たちを見守ってくれている存在から

「加護」がやって来てくれるのだと思います。

 

 

 

宝石赤「受容力」の力強さ宝石赤

 

 

 

先ほどの

セフィロトの「ビナー」には

「理解」という言葉が

充てられています。

 

 

意味としては

「受け取る力」

「受け取る覚悟」

「受け取る勇気」

そして

「受け流す力」

「笑顔の樹」さんより 

 

 

「女性性」の象徴である「受容性」は

いっけんただ

相手の言うことに

黙って従うような

何だかナヨナヨした

頼りなさ

を感じてしまう方も

おられるかもしれません。

 

 

けれども「ビナー」の

象徴する天体は「土星」です。

 

 

占星術で「土星」と言えば

「試練」「制限」など

成長のために

ちょっと厳しい現実を

もたらしてくる天体。

 

 

思い出すのが

主人の転勤先の地方都市から

父の病院の付き添いのために

片道4時間かけて

実家の父のもとに通っていた頃の事。

 

 

ママ友の方に

下のお子さんが生れたけれど

大きな病気をされて

この先どうなるかわからない…

ということになって。

 

 

かける言葉が見つからなかった私。

 

 

ただ私は

私しか父の病院に

付き添うことはできないから

だから腹をくくって

私が、やると決めたから

やり続ける、と言う話をしました。

 

 

そうしたら彼女が

そうだね、「腹をくくる」と言う言葉が

一番しっくり来た、

と言ってくれた。

 

 

そこに立つ人は

私しかいないから

だから受けて立つしかない…

 

 

そんなのも「受容性」と

呼ぶように思います。

 

 

誰かの話に

黙ってうなずくとき…それも

相手を「受容」すると「決める」こと。

そこには

相手への「信頼」が生れている…。

 

 

そういう「静かな強さ」が

「受容性」「女性性」とも

言えるのではないでしょうか

 

 

そして

「やり遂げられるかは

わからない…

でもやり遂げようと決めた」

 

 

そこには

じぶんへの「信頼」

があると思います。

 

 

それは

未来に託す希望も同じ。

 

 

 

でも

もしもそこに

「信頼」が無かったら…

 

 

それはただただ

不安や心配に呑まれていく

「荒れ狂う水」

になってしまうのではないでしょうか

 

 

 

宝石赤蠍座と牡牛座を結ぶ「信頼」宝石赤

 

 

 

ホロスコープの

180度真向かいのサインは

相手が相手の

鏡のようになっています。

 

 

牡牛座の向かいは蠍座…

22度は第5グループですが

ひとつ手前の第4グループは

「蠍座」からの

「侵入」を受ける度数

 

牡牛座は

身体的な資質

自分の個人的な可能性を

深く掘り下げてゆくサイン

 

蠍座は自分以外の存在と結びつくことで

それまでの自己の死と再生が

進んでゆくサイン

(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)

 

て蠍座が他者と結びつこうとするとき

そこに生まれるのは

「信頼しようとする心」と

「信頼しても大丈夫か」という

「怖れ」との

葛藤でないかと思います。

 

 

蠍座がこの葛藤を乗り越え

「他者への信頼」を覚えることで

牡牛座は一つ上の段階に進み

 

 

牡牛座が

「自己を信頼」することで

蠍座は一つ上の

「他者を信頼して結びつく」へと

歩みを進めことができるのだと思います。

 

 

 

宝石赤荒れ狂う水と湖面に輝く月宝石赤

 

 

 

けれど

この牡牛座22度の裏の度数は

蠍座22度

「鴨に向かって進み出るハンター」

です。

 

 

その一つ前の度数は

蠍座21度

「職務を放棄した兵士」

 

 

湧き出るような本能的な欲求を

「社会」に求め、ぶつけてみたけれど…

受け入れられず…

「職務」を放棄した兵士。

 

 

その兵士は

抑えきれない衝動や情動を

「鴨を打ち落とす」という

「ゲーム」や「遊び」の中で消化します。

 

 

それはまるで

鳩が飛んでいた「荒れ狂う水」。

 

 

もしそこに「呑まれて」しまったら

伝統や

見守ってくれている先祖や民族

スピリチュアルな導きに

気付かないままになってしまいそう。

 

 

荒れた水の上から

少し距離を置いて飛んでいた鳩のように

 

 

「導き」を受け取るためには

どこか一歩離れたところで

感情の波を抑えることが

必要かも知れません。

 

 

2週間前の

蠍座満月のサビアンは

そんな「心の静けさ」を

象徴するサビアンでした。

 

 

 

このように

湖面が静かであれば

美しくまんまるのお月様が

そのまま映し出されます。

 

 

けれども

もしも荒れ狂う水に

心を奪われてしまっては

キレイな月を

映し出すこともないのです

 

 

 

宝石赤感情を波立たせる原因に目を向ける宝石赤

 

 

 

けれども

もしもそんな激しい感情に

囚われてしまったときは

どうしたら良いのでしょうか?

 

 

それは

「荒れ狂う水」を見渡せる位置に

立ってみることだと思います。

 

 

じっと目を凝らして

何がわたしのこころに

波を生じさせているのか?

それをしっかりと

見つめてみること。

 

 

そこには必ず

貴女の心の奥深い処に

何かしらの「原因」が

眠っているのです。

 

 

それは子どもの頃の

体験かもしれません。

 

 

誰かの心無い

言葉かもしれません。

 

 

もしかしたら

過去生での

あなたの経験…?

 

 

それが

「パターン」や「トラウマ」になって

 

 

「きっとまた

同じようなことが起こって

また私を深く

傷つけるに違いない」…と。

だから用心しなければ…と。

 

 

あなたの心の傷跡が

一生懸命

あなたを護ろうと

してくれているのです。

 

 

だからまずは

しっかりと

そんな

あなたを気遣う自分の傷跡に

しっかりと目を向けてあげて

欲しいのです。

 

 

 

宝石赤辛い想い出のまぶたを閉じる宝石赤

 

 

 

そうそう、この度数は

テレビドラマになった

「イグアナの娘」の原作者である

漫画家、萩尾望都さんの

太陽の度数らしいです。

 

 

この方の漫画で

随分前に読んだ中で

印象に残っているのが

次のような物語。

 

 

主人公の恋人が

自殺した母親の記憶を

封印されていたのですが

いつもどこかで怖れを感じていて。

 

 

それで主人公が

その記憶を

ホログラフィーのように浮き上がらせて

記憶の中で開いたまま死んでいった

母親の瞳のまぶたを

閉じてあげるというもの。

 

 

あなたの心の

波立つ感情

 

 

怒りや怖れや

不安や苛立ち…

 

 

何かあなたの心を

満たすものから

遠ざけているもの。

 

 

その裏には

この主人公のように

「開いたまま閉じることができないでいる瞳」

が隠れていないでしょうか?

 

 

 

宝石赤不安や怖れに、呑まれないために宝石赤

 

 

 

ゆらゆらグラグラ

心が揺れる…。

 

 

あなたの心に

「不安」や

「怖れ」

「怒り」の波が押し寄せ

 

あなたの「感情」が

波立たってしまった時。

「~になったら、どうしよう。」

「もしかして、~になってしまうかも…。」

 

 

「○○でなければならなかったのに、

何故こうなってしまうの?」

波はドンドン大きくなってゆく。

足元がふらついて、今にも倒れそう。

そんな時には目をつぶり

今自分の目の前に

大きな波がやってきていると

思い浮かべて。

でもあなたは

その波の前に静かに立っている。

波がどんなに押し寄せても

あなたはびくともしない。

心を落ち着かせ

呼吸に集中して

自分自身に

意識を向ければ

あなたは

波からは離れていることができる。

「荒れた水の上を飛ぶ」

白い鳩のように。

自分と感情を引き離して。

 

「感情」の少し上に立って

そしてしっかりと

「見つめて」みましょう。

荒れ狂う水という

「こころ」の全体像を。

 

 

湧きたつ感情は

「過去の傷跡」が創り出した

幻影のフレーム。

 

あの「過去」の時と同じように

「未来」にも同じことが起きると

単に結び付けているだけ。

でも本当にそうでしょうか?

必ず同じ出来事が

繰り返されるのでしょうか?

例え繰り返されたとして

以前のようにまた

深く傷つくのでしょうか?

あの頃より

ずっと成長した

今のあなたなのに?

 

 

「傷跡」は気付いて

認めてあげさえすれば

もう疼(うず)くのは

やめるはず。

 

そして「いま」「ここ」に立ち帰ろう。

傷ついた「過去」にも

不安な「未来」にも

意識を向けずに

テレビか映画の中の

出来事を見るように

静かに

波が行き過ぎるのを

眺めてみる。

 

 

ざわざわと波打つ波間も

その上には蒼い空が拡がっている。

あなたという石=意志の上で

真っ直ぐに未来を見据えて

自分が飛んでいきたい方向を

見据えて

こう伝えてあげましょう。

「もう大丈夫だよ。

きっとわたしは乗り越えられるから」…と。

 

 

そうすればきっとまた

あなたは飛び立つことができる。

この白い鳩のように。

 

 

右差しcontinue to 2023…星

 

 

✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼

 

 

本日も最後までお読み頂き

 

ありがとうございました乙女のトキメキ

「星のリズム」に

波長を合わせ

運氣を上げてゆきましょう✨

 

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