蠍座上弦の月ホロスコープ＊大丈夫！自分らしさのまま同じ目的へ向かう仲間と共に

 

7月26日蠍座上弦の月です。「個性」と「自己表現」を表す獅子座の太陽と「他者との深い関わり」を表す蠍座の月との関係をどう「統合」させてゆけば良いか…この1週間は「じぶん」を見失わずに「他の人びと」と協力関係を結んでいくことがたいせつとなってくるかも…？サビアン・シンボルとホロスコープからお伝えしてゆきます。

 

 

 

蠍座上弦の月　太陽のサビアン

 

 

今回の蠍座上弦の月で

太陽のサビアンは

獅子座3度「髪型をボブにした女」

というシンボル

 

 

 

サビアンシンボルが提唱されたのは

1920年代

 

この頃

シャネルスーツと共に

アールデコ・ファッションの台頭で

「若い女性の髪型」として

「ボブ・ヘア」が

流行したとされています

（一般にはまだ長い髪を結いあげるのが主流）

 

 

そんな時代背景から

こちらのサビアンでは

「もう既に若くない」女性が

自身の「個性」の主張のために

年齢を無視して若向けのファッションを

装っている様子…

とされます

 

 

けれど現代では

インスタグラムなどで

お洒落に装っている年配の女性は

たくさんいらっしゃいますよね

 

 

 

このシンボルが言おうとしているのは

誰かの「好み」に自分を合わせるのでなく

じぶんが「装いたい」「愉しみたい」

ファッションを選択すること

 

そこから

「誰かの価値観」に

じぶんを合わせるのでなく

「じぶんの個性や好み」を

選択する様子を描いていると言えそうです

 

 

 

蠍座上弦の月　月のサビアン

 

 

対して90度という厳しい角度で

この太陽にアスペクトしている

今回の蠍座上弦の月

 

サビアン・シンボルは

蠍座3度「上棟式」

というシンボルです

 

こちらはうって変わって

「皆で力を合わせて

大きな何かを成し遂げる」

意味のあるサビアン

 

「上棟式」とは

家を建てる際

ある程度基礎となる工事が終わり

 

 

その家屋で一番大切な個所とも言える

屋根の上の一番上の木＝「棟木（むなぎ）」を

設置する日に行われる儀式を言います

 

現代では以前のように

神主さんをお呼びして

祝詞やお祓いをされることは

少なくなったものの

 

棟梁さんが代行して

お酒やお水をお供えし

ここ迄の工事の無事を感謝し

ここからの工事が順調に進むように

 

そして出来上がった家に住む方が

末永く幸せに暮らせるように

祈願する儀式となっているそう

 

そして施主（家に住む主人）は

棟梁や大工さんに感謝の意で

食事やお菓子を振舞ったりする

 

そして

場合によっては

神社であらかじめ行った抱いておく

御幣（ごへい）や

 

(Wikipediaよりお借りしました)

 

棟札などに

 

(Wikipediaよりお借りしました)

 

施主や設計者、棟梁の名前

またお祭りする神さまのお名前などを記し

屋根裏にずっとまつられる場合もあるそう

 

家を建てる際に関わって下さった方が

のちのちまで

その家を見守っていて

くれているように感じられそう

 

「家をつくる」という

「共同作業」にあたって

「皆がお互いの幸せを願いながら

お互いの労をねぎらい合う」

素晴らしい儀式ですね

 

 

 

獅子座と蠍座の葛藤

 

 

この様に

太陽と月のサビアン・シンボルを

見比べてみると

 

獅子座では

一つ前の「蟹座」で求められた

「共同のルール」を超えて

自分の個性を

目一杯主張しようとしているのに対し

 

蠍座では

他者やご縁を大切に

共同の目的に向かっていく…

 

蠍座上弦の月では

太陽と月の間に

大きな葛藤があると

考えられます

 

ではこの「葛藤」を

「統合」する糸口は

どこにあるのでしょうか

 

松村先生は蠍座3度のサビアンについて

 

個人の人格を壊し

新しく共同的な人格をつくる

 

と仰っています

 

 

この「個人の人格」から

「共同的な人格」への

シフトこそが

今回の蠍座上弦の月の

テーマとも言えるのではないでしょうか

 

つまり

「上棟式」で協力し合うのは

「髪をボブにした女」が

目指している自分らしい生き方を

「目標」にした「共同作業」と

言えるかもしれません

 

 

 

蠍座3度までの流れ

 

 

 

そこでここまでの

蠍座の
サビアン・シンボルの流れを

振り返ってみましょう

 

 

蠍座１度「観光バス」

 

 

では同じバスに乗り合わせたもの同士

「運命共同体」のように

のっぴきならない

他者との深い関わりの中へ

入って行く様子

 

そして続く

 

蠍座２度「割れたビンとこぼれた香水」

 

 

ではそんな深い人間関係の中では

「じぶんを良く見せたり」

「飾りあげたり」することはできず

 

人と人との間の「境界線」を取り払い

ありのままの「じぶん」を」さらけ出して

深く関わっていく様子

 

が描かれていました

 

過去の自分の人格の殻や

生活スタイルが一度壊れてしまう

ことで

今度は

 

これまでの

「じぶん一人用の家（割れたガラス瓶）」から

「深く関わった相手も一緒に住める家」

をつくっていく

（松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」）

 

ことになるということ…

 

つまりじぶんを

「誰かからの目線」から

「護る」ことを手放したことで

 

蠍座1度の

「受動的な」協力関係から

蠍座3度の

「積極的な」協力関係へと

シフトすることができたのです

 

蠍座1度が

好むと好まざるとに関わらず

その関係・集団に

没入し

「どこかへ運ばれて」

いかなければならなかったのに比べ

 

蠍座2度で一度「自我」の壁が

崩壊していたことで

 

蠍座3度では

自主的に

他者と積極的に関わり

共に何かを創り上げていくことに

協力的になることができたのです

 

 

じぶんに素直になる

 

 

蠍座2度は

「誰かからの目線」から

「護る」ことを手放した…

 

蠍座では

そこから自分を

他者にさらけ出すことを学びます

 

獅子座3度の

「髪をボブにした女」は

誰からからの言葉に揺れることなく

ほんとうにじぶんが

装いたい装いとは何かを

突き詰めていくことを学びます

 

 

ここに共通しているのは

「誰か」からの非難という

「恐怖」を

手放していることではないでしょうか

 

そしてほんとうに

じぶん自身に

じぶんを明け渡したとき

 

そこからもう一度

「誰かと協力し合う」

ことができるのではないでしょうか

 

受動的にただ

「他者」という「波」に

「運ばれる」「流される」

ところから

 

「自分の目指したいもの」を

ハッキリと認識することで

 

誰かと目的を「共有」していく

「共同創造」へと…

 

 

 

金星逆行中の今

 

 

 

先日23日金星が逆行に入りました

 

 

 

今回9月4日までという長丁場

その間にわたしたちは

「自分が価値あると思うもの」が何かを

見つめ直すことになりそう…と

お伝えしました

 

 

まさに「髪をボブにした女」は

誰が何と言っても

じぶんが装いたい

「ファッション」を貫きたい…

 

では「じぶんが装いたい」のは

どのようなものなのか

 

しっかりと

明確にしていく必要があるでしょう

 

量子力学の理論からも

目標を叶えるには

まずは「目標を明確に」することが

大変重要であると言われています

 

詳細はこちら

 

 

 

蠍座上弦の月のホロスコープ

 

 

今回の蠍座上弦の月のホロスコープはこちら

 

 

私には

何だかこの形が

「上棟式」を表しているようにも見えました

 

 

「上棟式」で最後に掲げられる

「棟木（むなぎ）」とは

屋根の一番上に取り付けられる一番重要な木材

 

 

リフォームのLIXILさんのHPよりお借りしました

 

ここで

ご覧いただきたいのですが…

今回のホロスコープ

この「棟木」を掲げる

屋根にちょっと似ていません

 

 

太陽は

神さまがまつられた御幣や

施主などの名前が掲げられた棟札に

見えませんか

 

 

そして太陽―月のスクエアや

太陽ー海王星のトラインが

屋根の形に…

 

そしてそこに掲げられた

「棟木」が

 

 

水星☿―金星♀のコンジャンクションと

天王星♅のスクエアと

 

火星♂ー木星♃のトラインという

 

実に５つの天体で形成された

いかにも頑丈な木材…

 

に見えませんか

 

水星☿―金星♀のコンジャンクション

 

子供のような素直さと

情報やコミュニケーーションへの

社交的な振る舞いの両立

 

水星☿―天王星♅のスクエア

金星♀―天王星♅のスクエア

 

趣味や芸術における独特の感性

個性的で時に突飛な考えや発言

 

火星♂ー木星♃のトライン

 

前向きな行動力とチャレンジ精神

 

以上より、「髪をボブにした女」が

じぶんの「個性」を追求しつつ

素直に前向きにチャレンジしようと

している様子が浮かんできます…

 

けれど一方で

無邪気なままで

他者に心を開いている様子も

感じられます…

 

 

 

【水瓶座時代】を前にした見直し

 

 

 

一方で家の足元

「土台」となる部分では

 

 

月☾ー冥王星♇のスクエア

 

こころの奥深いところにある情動

人生の変遷により、

その深い執着や固執を手放していく

 

月は3ハウスですので

それが他者とのコミュニ―ケーションから

促されるようにも感じます

 

そしてこのところずっと

形成されている

太陽―冥王星のオポジションは

家の中心となる

大黒柱のようにも見えませんか

 

太陽―冥王星のオポジション

 

天の真意とでもいえるものが

現世的な目的意識に流れ込み

限界量を超えて行動を促す

 

 

つまり
太陽―冥王星のオポジションが続いている
ここしばらくは
冥王星が水瓶座入りを前に

【水瓶座時代】へと
持って行きたいもの
置いていくべきものを
取捨選択しておくよう
促してきているとも言えそうです

そのために
今回の蠍座上弦の月では
本当にじぶん自身の「個性」と向き合い
「個性」と向き合うことでこそ

真に他者と共通の目的…
【水瓶座時代】へ持って行くべき目標を掲げ
それを「共同創造」していく流れへと
促されているのではないでしょうか

 

 

蠍座上弦の月のチャート＆MCルーラー

 

 

今回「自分の表向きの顔」である

アセンダントが乙女座

 

その支配星（チャートルーラー）が水星

 

そして「ホロスコープの目標地点」である

MCが牡牛座

 

その支配星（MCルーラー）が金星

 

 

その水星と金星が

アセンダント直前の位置でコンジャンクション

 

まるで夜明け前に

「他者へ見せる顔」と「目的地」を

一致するように促されているようにも感じます

 

 

 

蠍座上弦の月～まとめ～

 

そのために
まず最初にしなければならないことは
「同調圧力」のような
「他者からの視線」は
むしろ幻想であること

その「恐怖」を手放して
「ワガママ」ではない「個性」
「じぶん勝手」ではない

「じぶん軸」を
見定めていくこと

つまり
「ほんとうの（魂の）自分」が
「価値ある」と感じるものを
見定めてゆくこと

そしてその
「ほんとうの自分」が
「価値ある」と思えるものを
分かち合える他者と共に
 

「共に協力し合って創造」してきたい
「未来への目的」を見定めること…
なのではないでしょうか