蠍座新月サビアン②*蠍座24度*影響のチカラを上手に借りてあなたと世界を変える方法

11月15日蠍座にて新月です。水星・火星の逆行期間「じぶん自身」を振り返り逆行が終わるとともに「進みたい方向性」が見え始めた方も多いのではないでしょうか?この新月はその掴みかけた「何か」を、誰かとの関りの中で「定着」し次のステージへ向かう…そんな期間となるようです。

 

 

 

 

 

宝石赤蠍座新月の太陽と月のサビアン宝石赤

 

 

 

今回の蠍座新月の

太陽と月のサビアンは

蠍座24度

「一人の男性の話を聴くために

山から下りてきた群衆」

です。

 

 

今回のサビアン・シンボルには

一人のカリスマ的な男性が登場します。

 

 

彼の話を聴くためにやってくる人びと。

 

 

現在スピリチュアルの世界では

「覚醒」というキーワードが

良く聞かれますね。

 

 

そこからイメージすると

もしかしたらこの男性は

「高次元の意識に目覚めた男」

とウワサされているのかもしれません。

 

 

そんなウワサを聞きつけて

彼の話を聴こうとする人びとが

山から下りてきたのかもしれません。

 

 

それでは何故

彼らは「山」に籠っていたのでしょうか?

 

 

実は

蠍座24度までのサビアンはこんな感じ…。

 

 

蠍座21度「職務を放棄した兵士」

蠍座22度「鴨に向かって進み出るハンター」

蠍座23度「妖精に変容するウサギ」…

となっています。

 

 

これらは

自身の内側にある

抑えきれない衝動がまだ荒々しく

社会の中でそのまま

発揮することができずに

別なところに

はけ口を求めていたようなシンボルなんです。

 

 

 

 

つまり彼らは

社会の裏側=「山」に隠れて

「本当の自分自身のチカラ」を

うまく発揮する機会をうかがい

待っていたのです。

 

 

そこへ「在る一人の男」が覚醒し

自分のチカラを

上手に社会貢献する方法を

公表するらしい…

という噂が聞こえてきたのです。

 

 

 

宝石赤「山」が表すもの…「俯瞰力」宝石赤

 

 

 

「山」とは

「俯瞰力」に通じるもの

ではないかと思います。

 

 

前回の「蠍座新月」の記事では

太陽と月以外の惑星のサビアンを

ご紹介しましたが

 

 

中で土星のサビアンが

山羊座28度「大きな養鶏場」

でした。

 

 

サビアン・シンボルでは

鳥は「霊性」を表わすとされます。

 

 

わたしたちが

魂の存在であるとすれば

「魂(たましい)」の成長のための

経験の場に例えられるかもしれません。

 

 

するとこの

「俯瞰力(バーズアイビュー)」とは

 

 

「養鶏場」の鳥たちが

より高く飛べるように

 

そしてより高い視点から

ものごとを見られるように

 

訓練(たくさんの経験)を受けた後に

得られる視点とも言えると思います。

 

 

「俯瞰力」については

こちらもどうぞ…

 

 

 

蠍座21~23度までは

そうした「俯瞰力」を

徐々に手に入れてゆく中で

社会を斜めから見るように

なったのではないかと思います。

 

 

そして「ん?なんかおかしいぞ…」と

思ったのです。

 

 

けれどもその

「なんかおかしい」と感じたものを

じゃあどうやって

社会に伝えればいいのか?

 

そしてより良く変化ゆくには

どうすれば良いのか?

 

そこまでは辿り着けなかったのです。

 

 

 

宝石赤「山」から下りてくる人びと…新たな挑戦宝石赤

 

 

 

だから自分のやり方は

社会に受け入れられないに違いない…

そう感じ

 

彼らは

いったんはその場を離れました。

 

 

そして山にこもって

遠くから社会を眺めたり

バーチャルなゲームに身を興じて

その「方法」を

シュミレーションしたりしていました。

 

 

そうして何となく

「こうすれば」

 

社会の中に

日常生活の中に

具体的な暮らしの中に

 

その「能力」を

活かしてゆくことが出来るかも…と

糸口を見つけてゆくのです。

 

 

そして遂に

「その時」が

やってきたように思いました。

 

 

それは自分以外にも

「ある男」が

それを成し遂げたらしいと

聞きつけたから…。

 

 

それを聞いてもう一度

自分という存在を

「社会」や「日常生活」へと

役立てていけるのでは…

と思ったのです。

 

 

そのために、まずは

彼の話を聴きにやってきました。

 

 

彼の話、彼という存在に

「コミット」し

「信頼」することで

自分自身への「信頼」

取り戻してゆこうとしているようです。

 

 

いったん「規格」から

外れた人々が

 

新しい自分なりの

自分らしいやり方で

「自分の価値」を

社会に届けてゆけるだろうか、と。

 

 

「もう隠れていることはない。」

「私は私のままでいい。」

 

 

そして

自分にしかできない仕事という

テーマに本気で取り組んでゆくほど

身体の中から

力が湧いてくるのを感じてゆきます。

 

 

「一人の男」の話から

 

試行錯誤しながらでも

チャレンジしてみようと

 

前例のないことにも

果敢に挑戦する

勇気をもらったのです。

 

 

 

宝石赤「集団(グループ)」の形成宝石赤

 

 

 

このサビアンのもう一つの特徴として

「グループの形成」という

側面があると思います。

 

 

ここでは

「彼の話を聴きに集まった人々」という

一つのグループが

形成されていきます。

 

 

新しい共同体やグループの中で

新たな深い絆が

築かれてゆきます。

 

 

彼らはそこに

本当の意味での生きがいや

充足感を見い出すことができ

新しい人生観も形成されてゆきます。

 

 

こうした

「グループ」の中での

「価値感」や「意味」の共有…

それこそが

今回太陽と月が位置する

第8ハウスが求めていたもの。

 

 

第8ハウス

蠍座のナチュラルハウスです。

 

 

「ひとつのストーリー」の元に

人びとが集うことで

新しい集団・グループが形成されました。

 

 

それによって

「蠍座的な目的」が達成されるのです。

 

 

自分には「欠けていたもの」を

グループに一体化することで

補うという目的です。

 

 

 

宝石赤「百匹目の猿」現象宝石赤

 

 

 

その「グループ」はさらに

新しいムーブメントとなってゆく

可能性を秘めています。

 

 

「百匹目の猿」現象というのを

ご存知でしょうか?

 

 

宮崎県串間市の幸島に棲息する

猿の一頭がイモを洗って食べるようになり、

同行動を取る猿の数が

閾値(ワトソンは仮に100匹としている)を超えたとき

その行動が群れ全体に広がり、

さらに場所を隔てた

大分県高崎山の猿の群れでも

突然この行動が見られるようになった

というストーリーであった。

このように「ある行動、考えなどが、

ある一定数を超えると、

これが接触のない同類の仲間にも伝播する」

という、実際には存在しない現象を指す。

引用:ウィキペディア

 

実際には、

幸島や高崎山で

こうした行動が群れ全体に広がった

という事実はないそうです。

 

せいぜい、海水で洗って食べる個体が現れ、

数頭が真似するようになったというくらいで。

 

以上「猿のイモ洗いから生じた「百匹目の猿」現象」さんより

 

 

けれども実際群れの中では

1匹のメス猿がイモを洗って食べ始め

更に海水で洗うと更に美味しく…

それが他の猿にも拡がり…

その後

 

4年間で群れのうち73.4%が

「イモ洗い」を身に着けた。

 

以上「みんなの想いが奇跡を起こす?「百匹目の猿現象」の真相」さんより

 

 

この73.4%という数字は

「8:2の法則=パレートの法則」を思わせ

興味深いと思いました。

 

 

つまり「離れたところ」まで

伝播する実証は得られなかったけれど

実際「群れ」の中には

「一匹」によって

変化が起こされたわけです。

 

 

 

 

更に

こちらの記事でご紹介した

 

 

ユング博士の「集合無意識」説を

重ね合わせれば

その変化の意識が

離れたところでも

同様に起こってくる可能性は

否定できない気がします。

 

想念(本物の)は、

時空間をも超越し、

世の中に革命を起こす。 

 

個人レベルでは小さな一歩でも、

世界に拡がることで

大きな影響力を発揮する。

(船井和夫氏著書「百匹目の猿―思いが世界を変える」)

 

 

つまり誰かの「ある思い」に共感し

それに基づいて

自分の行動を変えるとき

その「行動」がその後

「世の中」のニュースタンダード

になることもあり得る…

ということです。

 

 

 

宝石赤スポーツの世界の「新記録」宝石赤

 

 

 

元陸上競技選手で

現在スポーツコメンテーターの

為末大(ためすえだい)さん

のこちらの動画に

マインドセットというお話が出てきます。

 

 

 

 

「1マイル・レース」という競技で

それまで「4分」を切る選手は

出なかったところを

 

 

ロジャー・バニスターという選手が

生理学的な試みなど試行錯誤してゆく中で

突破したそうです。

 

ここまでだと

スポーツの世界によくある

「限界突破」、すごいねで終わりそうですが

この話の興味深いところは

この先なのです…

と為末さんはお話を進めます。

 

 

実はロジャー選手の後

すぐに一人の選手が

そしてその後2年以内に20名ほどの選手が

次々と記録を破ってしまったそうです。

 

 

「一人」が

それまでの「常識」を覆すことで、

それまで永~い間

「ここまでが限界」

であった記録が

塗り替えられたのです。

 

 

このようにスポーツの世界では

一人が記録を破ると

他の数人の選手が瞬く間に

突破する現象が

起きやすいそうなのです。

 

 

 

 

為末さんは、人は

「他の人が出来ていないことは自分もできない。」

と思ってしまいがちだけれど

「他の人が出来たことは自分もできる。」

と思いやすい…と仰っています。

 

 

そしてその「最初の誰か」が

同じ「意味」を共有する間柄であるほど

その記録は破られやすいそうです。

 

 

例えば

「同じ日本人」「同じ肌の色」「同じetc…」など

「自分は同じグループに属すると考える」ほど

ということです。

 

 

これは先にお伝えした

「グループの中に共通の意味付け」

とも言えると思います。

 

 

ある側面で「意味」が共有される

グループに属することで

パワーを受け取り

影響される…

とても蠍座的な現象ではないでしょうか!?

 

 

「人は独りでは生きられない」

「人は社会的な動物」

…そんな言葉が思い浮かびます。

 

 

お互いに影響を与え

影響を受け取りながら

自分に欠けたものを補い

成長してゆく…

 

 

そのためにはこの

「誰か」や「グループ」にコミットして

刺激を受ける蠍座的な関わりは

大切なものと言えますね。

 

 

 

宝石赤「継承」と「再生」宝石赤

 

 

 

けれども反面

これから

「水瓶座時代」を迎えるに当たっては

忘れてはならない

重要な側面があると思います。

 

 

それは共有されている「意味」に

囚われ過ぎてはいけないということです。

 

 

集まった多くの人々の心の中に在る

それぞれの「意味」×

「一人の男」の説く「意味」…

 

右矢印ここから起こる化学反応から

一人一人の中に生まれる

 

新しい「意味」こそ

大切にされるべきもの…

ではないでしょうか?

 

 

こちらのブログで

何度かお伝えしているように

 

わたしたちの「魂(たましい)」は

「進化・成長」を目的として

生れてくるようです。

 

 

けれども

ここまでお伝えしてきましたように

 

その「進化・成長」の

「行動や気づき」は

私たち一人の魂(たましい)にのみ

影響を与えるのでなく

 

この世の中

この世界の人々の意識

(集合意識)にも

影響を与える可能性が

ありそうですよね。

 

 

そしてその「経験」は

現在の時空のみならず

私たち人類の

「集合無意識」全体にも

影響を遺してゆく…

ようですよね。

 

 

先ほどの

「1マイル・レース」の例で言えば

1マイル=4分までという記録は

「継承」つまり

「受け継がれてきたもの」です。

 

 

第8ハウスには

「継承」という意味もあり

 

先祖や親から受け継いでいる

自身の「才能」や「資質」を大事にし

自身の「生き方」に活かしてゆくことで

人生が開かれてゆく…というもの。

 

 

そこから考えると

「記録」とは

「継承」です。

 

そしてその「記録」を

新しく塗り替えることは

蠍座の支配星

冥王星が示唆してくる

「死と再生」であると言えそうです。

 

 

タロットでは

蠍座のカードは「死」です。

 

 

 

 

恐い絵柄のカードですが

このカードは

単なる「終わり」のみでなく

「再生」も示唆されています。

 

言い換えれば

「死」×「再生」=「変容」

です。

 

 

「1マイル・レース」の

「4分」という記録の限界を突破することは

ひとつの「終わり」であり

「始まり」でもあります。

(記録は更に上書きし塗り替えられてゆきます…)

 

 

それと同じように

こちらのサビアンの

「山の上から降りてきた」人びとの中の

一人一人は

この「一人の男」の覚醒体験を

受け継ぎ

更に進化させて

塗り替えてゆく…

そんな可能性を秘めているとも言えます。

 

 

 

宝石赤「アセンション」=「意識の限界突破」宝石赤

 

 

 

では「一人の男」がもし

「覚醒した者」だったとしたなら…

「覚醒」とは

果たしてどのようなものなのでしょうか?

 

 

今年2020年は

木星・土星・冥王星の

トリプルコンジャンクションによって

何度も

「山羊座23度」というサビアンが

強調されていました。

 

それは「魂の経験」を促す度数と思います。

 

 

 

つまり私たち一人一人が

勝利であろうと

敗北であろうと

「かけがえのない経験」を積むことで

 

 

一つの出来事を見るのでも

様々な角度から「見る」つまり

検証することができるようになるということ。

 

 

つまり「俯瞰力」が付いてゆきます。

 

 

昨日アップされた

こちらの動画では

 

物事を俯瞰して見る=

「ニュートラル」に見ることが

出来るようになること

 

であり

 

「俯瞰力こそは意識の上昇

=つまりアセンションである」

 

と仰っています。

 

 

 

 

このように「多方面」から「見る」

つまり物事を一方向からでなく

様々な局面から「捉える」よう

意識してゆくことが大切になってくる

ということと思います。

 

 

そうした「新しい意識」が

「一般化」=「普遍」となるとき

それが

本当の意味での

「水瓶座時代」へと

繋がってゆくのだと思います。

 

 

今現在2020年は

まさにそんな「過渡期」の真っただ中。

 

 

人と関わり

影響を頂きながらも

そこに「埋没」することなく

 

誰かにコミットする過程で

「受け取ったもの」を

自分の中で消化→→昇華して

 

その「経験」から

「新しい視点」を獲得して

「意識の次元上昇」を達成し

 

今度は誰かに

影響を与えてゆく…

 

そんなサイクルが

求められているのではないでしょうか?

 

 


 

長文を最後までお読みいただき

本当にありがとうございました赤薔薇

 

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