10月18日19:57「ラッキースター」と呼ばれる木星が順行に転じ、前に進み始めます。ここから、木星の恩恵を最大限に受け取るためには?そのヒントをもらうため、逆行期間の振り返り、そして順行時のサビアン・シンボルからのメッセージについて考えてゆきたいと思います。
「幸運・拡大・発展」の星・木星
「ラッキースター」とも称される
木星の滞在するサイン(星座)は
その1年の「幸運のありか」を
示すとも言われます。
また「拡大」「膨張」「発展」を表すことから
その時々の「テーマ」を
映し出すとも言われます。
そんな「木星」がこの4か月あまり
「逆行」を続けていました。
その逆行期間中に
木星から投げかけられていた
「課題」を見直し
今後の「木星順行」期間に
大きく飛躍してゆくためのヒントを
見つけてゆきたいと思います。
今年に入っての「木星」の動きをおさらい
昨年2020年12月19日に
木星は水瓶座に入りました。
そして12月22日には
同じく水瓶座入りした土星と
グレート・コンジャンクション。
「水瓶座時代」
「風の時代」
が始まりました。
そして木星は
そのままドンドン進行し
あっという間に水瓶座を抜け
5月14日には魚座入り。
魚座は「境界線を溶かす」
意味のあるサイン(星座)です。
魚座に入った木星から
あなたちゃんと
分け隔てなく人に接している?
…そんな風に語り掛けられてくる出来事は
なかったでしょうか?
また「マイノリティ」について
考えさせられる出来事は
なかったでしょうか?
(ちょうどこのあたり
グーグルTOPの検索ページで
LGTBさんへの理解を促す
キャンペーン・ビデオが
流れてたような気が
しているのですが…
間違っていたらゴメンナサイ)
*参考記事*
また魚座の象意である
「献身」「奉仕」を促される
出来事はなかったでしょうか?
さらに6月21日
魚座にて逆行を始めた木星は
7月28日に再び水瓶座に。
そこからずっと逆行を続け
現在は
水瓶座の22度まで逆戻り。
それは私たちが
「水瓶座時代」
「風の時代」に
「本当の幸せ」を見出すために
「見落としているもの」はないかを
再確認させられていた期間とも言えそうです。
木星逆行期間を振り返ってみると…
「逆行」期間は特に
「過去のじぶん」
にスポットが当てられることが
多いと思います。
わたし自身、この期間は
本当に大きな出来事がありました。
まさに自分自身の
「過去のやり残し」を拾い上げ
向き合わされ
悔いが残らないほどにやり切るよう
促されていたように思います。
そしてこの数日
木星が順行に転じるための
「留(ステーション)」に伴い
再度
最後の「見直し」
をさせられるような
出来事がありました。
大きなくくりで言えば
水瓶座のキーワードである
「平等」にスポットが当たっていた
ようにも感じています。
自分の「視点」に偏りはないか?
そして物事や人物に対し
心は真に「公平」に
向き合っているか?
こうした2つの出来事からは
「風の時代」は
心に「執着」や「重荷」を
残していてはいけないよ
そんな木星からのメッセージが
込められていたのかもしれません。
木星逆行期間の「ヤマ場」
また特に
8月20日
に起こっていたことにも
「木星逆行」で
あなたが本当に幸福を掴むために
必要なメッセージが
隠されていたかもしれません。
その日は太陽から見て
地球と木星が合していました。
わたし自身この前後は
かなり精神的にキッツ~い
出来事がありました。
ダメじゃない!
あなたが幸せになるためには
○○を忘れているでしょ。
とハッキリ告げられ
自分の方向性に
見直しを迫られました。
あなたにはこの頃
何か印象的な出来事は
ありませんでしたか?
それが
木星逆行に
見直すべきだったことのヒント
になるかもしれません。
「風の時代」はやはり
「人と人との交流」
がメインのテーマとなると思います。
そこへ向けて
あなたが欠けているものは?
あなたの世界への「見方」が
歪んでいるところはない?
そんなことを見せつけられる
木星逆行期間だったのではないでしょうか?
木星が順行に転ずるこの数日
あなたも是非
「木星逆行期間」に
ご自身に起こった
「心の変化」を
振り返ってみてくださいね。
木星順行時のサビアン・シンボル
さてこの日
木星が順行に転ずる度数は
水瓶座22度。
サビアンは
水瓶座23度
「座ってすべての手足を振っている大きな熊」
というシンボルです。
こちらは
今年2月「水瓶座新月」で
太陽と月の重なった度数の一つ前。
こちらの記事より引用いたします。
松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」によると
水瓶座の使命とは
客観的で普遍的な存在になろうとすること。
「山羊座」のような【地のサイン】が
限定的に培ってきた
「その場だけに通用するルール」には
従おうとせず
「どこにでも」通用する自分になりたい
と願うのです。
個人的な「感情」より
「もっと広い世界に通ずる大きな目的」
に自分を捧げたいのです。
水瓶座にとって大切なのは
「完成された理想的な人間」
になろうとすること。
それを妨げるなら
自分の気ままな情動や性質は
邪魔なものなのです。
だから
感情も情念も
自分の意志でコントロールできること
を願います。
それを成し遂げたのが
この水瓶座23度の熊なんです。
「あれが欲しいよ~」と
自然とバタバタ動いてしまう手足を
(想像すると、ちょっと可愛いですがw)
意志の力で
上手にコントロールできる
ようになったのです。
それは言い換えると
「周囲の状況」への「反応」を
コントロールできるようになった
ということ。
何故なら「感情」は
「周囲の状況」への「反応」として
生れてくるものだから。
例えば何かがきっかけで
「不安や怖れ」が湧き上がる…
そして感情的になって流されてしまう。
そんな時でも
水瓶座23度は「理性」を働かせ
「感情の揺らぎ」を克服しました。
「情動」のコントロール
今回の「木星逆行」も
水瓶座の目指す理想像に向け
「周囲の状況」への「反応」を
コントロールできるようになるための
レッスン期間だったかもしれません。
思考と感情と身体が
同一目的のために協調的に働くことが
理想的な状況であり
これが達成されると人間は
著しい推進力を持つことになるのです。
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
「著しい推進力」とは
そのまま
「水瓶座時代」
「風の時代」に
「風に乗っていく」
エネルギーとも言えそうです。
このように
「身体」と「こころ」が
じぶん自身の手の内にあって
コントロールされているということが
木星が今開いてゆく
「風の時代」の幸運の扉の
「鍵」になるとも言えそうですね
内面からの「自発性」が大切
けれども
それがなかなか難しい…
「月の輪ぐま」などの言葉があるように
「熊」は「月」に関係する動物
と言われます。
そして占星術で「月」は
「感情」や「情動」を意味する惑星。
そして「月」は日々形を変え
一定ではありません。
そんなコロコロ形を変える月のように
感情や情動とは
捉えどころのないもの。
情動のおもむくままに行動する
野生のクマを
「調教」するのも
並大抵のことではありませんね。
同じように
私たち人間の情動や感情を
コントロールするのも
並大抵のことではありません
「熊」自身が
「そうしよう」と
自発的な意志を持ってくれるまで
根気強く待ち
辛抱強く優しく接していく
必要がありそうです。
それでは
理性的な行動を妨げる
「本能的な情動」や
「感情やこころ」をなだめ
できるだけ周囲の出来事に
過度に右往左往せずに
平常心を保っていくには
どうしたら良いでしょうか?
まずは「身体」から「調教」してみる
そのひとつには
「すべての手足を振る」
ことができるようになった
このサビアンのクマのように
まずは自身の「身体」を
コントロールしていくこと…
つまり「身体」と
うまく付き合っていくことが
大切となりそうです。
そこで
まずは「スポーツの秋」でもありますので
気功、太極拳、ジム、などで
積極的に身体を動かしてみるのが
良さそうですね。
また
物事に対する「見方」に歪みがないか?
→→身体の歪みを正す
→→「整体」に行ったりするのも有効かも
物事を柔軟に捉えられているか?
→→「ヨガ」や「ストレッチ」で
身体を柔軟にするのも有効かも
いろんなことに
「こだわり」が強くなっていないか?
→→「瞑想」で心を空っぽにして手放し…
他人の「個性」が受け入れられない=
ご自身を受け入れられていないところはないか?
→→香りのよいアロマ・オイルでセルフマッサージ…
…などなど
ご自身の状態に合わせ
身体を整えてみるのも良さそうです
このように
「身体」をコントロールしていく
ことが
「情動」や「感情」をコントロールし
ひいては
冷静な「思考力」にも繋がる
のではないでしょうか。
「五情」と「五臓」
次にご紹介したいのが
古代中国思想より受け継がれた
「五行論」です。
「五行論」では
「こころ」と「身体」とは
深く結びついている…
と考えられています。
陰陽五行では
「怒り・イライラ」
「喜び・興奮」
「思い・考え過ぎ・クヨクヨ」
「憂い・哀しみ・めそめそ」
「恐れ・驚き・怯え」
の5つの感情が
それぞれ
「肝」「心」「脾」「肺」「腎」
の5つの臓にダメージを与える
とされています。
つまり「身体」をコントロールすることが
「こころ」のコントロールに繋がるのと同じように
「こころ」のコントロールは
健やかな身体機能を保つことにも
繋がると言えそうです。
「周囲の状況」に
「過度に反応」し
「感情」の波を高ぶらせ過ぎないこと
アップダウンさせ過ぎないこと
は健康維持にとっても
大切であるということですね。
「五情」と「食材」
また「五行論」では
それぞれの
「感情」や「内臓機能」と結びつく「食べ物」
についてもそれぞれに分類されています。
一例としまして、
例えば10月20日からは
「秋の土用」のシーズン
に入ります。
「土用」のシーズンは
夏土用だけでなく
春と夏、夏と秋、秋と冬、冬と春の
それぞれの「あいだ」におかれています。
それは
季節と季節の「変わり目」を
調整する役割
があると思います。
ですので
例えば
お生まれのお誕生日に
【土の気】を多くお持ちの
お生まれの方は
人と人との間でも
自然と「調整役」的な役回り
を意識する方が多いと言われます。
その分
「あちらを立てればこちらを立てず…」
のようになって
何事にも
「思い煩い、決めかねてしまう」
ことが多いようです。
そして思い悩んだあげく
【土の気】の表す「消化器系」
つまり「胃腸」などを
痛めてしまうケースが多いのです。
そこで
そんな風に「思い患う」ことが
頻繁な場合は
【土の気】の味覚である
「甘味」の食材を減らしてみる
のもおすすめです。
白砂糖の入ったお菓子などはなるべく避け
食べるのでも
カボチャなど自然の甘みを楽しむ
ように試みてみるのが良さそうです。
また
【土の気】を漏らす(もらす)のは
【金の気】
ですので
【金の気】の食材である
玉ねぎや長ネギ、大根、ショウガなど
を積極的に取り入れてみると
【金の気】の刀やナイフのごとく
「わたしはわたし」…と
割り切って考える
ことが出来るようになれそうです。
その他の五行の
「こころ」と「身体」の関連につきましては
こちらの記事にしておりますので
ご興味をお持ち頂けた方は
ご参考になさってくださいませ
まとめ
さて木星の話に戻りまして
ここまでの逆行期間で学んだことは
これからの順行期間に
大きく花開いていく「種」となる…
と言われます。
今回の木星順行のサビアン・シンボルからは
「こころ」と「身体」の結びつきを
整えていくことで
きっと今後その種が
大きく花開いていく「糧」となる…
と伝えられているのではないでしょうか?
折しも明日未明から
天秤座を運行中の
水星も順行に
転じます。
水瓶座も
天秤座も
「風のエレメント」。
きっとその象意である
「公平なコミュニケーション」
を築いてゆくために
爽やかな薫風を
運んでくれるのではないでしょうか。
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました
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