乙女座シーズンに入り、獅子座新月で掲げた目標を【土サイン】で具現化するフレーズへ。では具体的にどう行動してゆけば良い？サビアン・シンボルからのメッセージをお届けします。
射手座上弦の月のホロスコープ
こちらが
2020年8月26日射手座上弦の月の
ホロスコープです。
今回のホロスコープで印象的なのは
金星と木星のオポジション（180度）。
「吉星」と呼ばれる二つの惑星が
お互いを鏡として向き合っています。
金星のサビアンは
蟹座18度「ヒヨコのために土をほじくる雌鶏」です。
自分の新しい可能性をもっと成長させるために
自分に合った職業や社会的な活動の場を探します
松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」より
8月8日のライオンズゲート
そして
8月１９日の獅子座新月と
この夏、あなたにとっての「新しい可能性」として
新たな目標設定をされた方も
多かったと思います。
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目標設定の具体的ステップは…
金星のサビアン
蟹座18度では、それは
自分の内面と関係のあるものである必要がある
（同上）
と言われています。
「土」とは耕されるべき
あなたの資質です。
「自分の持っているもの」を
注意深く観察することで
無限の可能性が現れてきます。
それを表していると思われるのが
木星のサビアンです。
山羊座17度
「密かに裸で入浴する少女」
です。
（木星は逆行中なのでそのままの度数で読んでいます）
（表面的な）大人の意識の中に隠された
純粋な心理や個人的な感情（裸の心）を
解放しようとする
（同上）
この夏あなたの中から生まれた
あらたな「理想の自分」…
「新しい可能性」を実現するために
「裸の心」に嘘をつかず
さらに「自分の中身」である土の中を
掘り出してゆこう…
そんな風に言われているようです。
そして太陽のサビアンは
乙女座3度「保護をもたらす二人の天使」。
そんなあなたの目標が
社会的に意義あるものとして
受け入れられる形に具体化してゆくように
二人の天使が見守ってくれています。
けれどもこの太陽に
「何か忘れていることはない？」と
それはね…と
メッセージを投げかけているのが
今回の月のサビアンです。
「射手座」というサインが目指すもの
今回の
射手座上弦の月のサビアンは
射手座3度
「チェスをする二人の男」
です。
射手座というサインの究極の目的は
「広い視野」を手に入れること
…と思います。
射手座の支配星「木星」の象意は
拡散、成長、発展。
例えばあなたが
旅人であったなら
数々の国々を旅して
いろんな人種の人たちに出会って
多くの見聞を広め
たくさんの知識を身に着けて
帰ってくるでしょう。
そして母国に帰ってきたとき
それまで生まれ育った自国に
居続けることでは
決して得られなかった「視点」で
自国の文化や慣習や人々を
「見る」ことができるように
なると思います。
その時あなたは
こちらの記事でお伝えしているような
「一段高いところから見る視点」
すなわち
「俯瞰力＝バーズアイビュー」
を獲得しているのです。
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今回の記事の前提となる考えをお伝えしているので
是非ご一読頂けると嬉しいです
射手座にとって何より大切なのは
この「俯瞰力」…
射手座のキーワードである
「自由」も「冒険」「チャレンジ」「高等教育」
も目指すところはそこではないでしょうか？
量子力学では
私たちの現実は
「それを見る（捉える）意識」によって
創られる…と言われます。
すると
狭い視野で「捉える現実」よりも
広い視野で「捉える現実」の方が
より「真実」「真理」（あるがまま）に
近いものになると思います。
前者は「エゴ」に囚われた意識であり
校舎はより「ワンネス」に近づく意識
と言えると思います。
つまり「視野」を拡げて
「俯瞰力」を身に着けることは
高い「意識レベル」を
獲得してゆくことと思います。
射手座というサインは
そのように
「世界の見方」をより
「高度」にしてゆくための
アプローチではないでしょうか？
射手座上弦の月のサビアンが伝えてくるもの
そのように考える時
今回の「射手座３度」のサビアンが
伝えてくるメッセージは
どのようなものでしょうか？
私は次の３つであると思いました。
それでは順番に見てゆきたいと思います。
その１：「時系列」で全体を俯瞰する
チェスというゲームは
言わば「戦略」ゲームです。
古今東西有名な武将には
必ず「軍師（主将のもとで作戦をめぐらす人）」
の存在があります。
三国志に登場する諸葛孔明。
日本で言うなら
豊臣秀吉にとっての黒田官兵衛。
武田信玄にとっての山本勘助など。
チェスというゲームも
あなたがそんな「軍師」になって
王から歩兵までのひとつの「チーム」を
動かしてゆくゲームです。
このとき
チェスというゲームは
自分のチームの動きも
相手のチームの動きも
それこそ「バーズアイビュー」の視点で
上からゲーム盤を見下ろして
対戦してゆきます。
これが例えば横から
ゲーム盤を見るののだとしたら
迎え撃ってくる敵をかわすのが
精一杯でしょう。
作戦を練るどころではないはずです。
そしてもう一つ大切なのは
ゲーム盤自体には
現代のビデオ・ゲームのような
「動き」はまったくありません。
けれども
このゲームの「成り行き」は
自分と相手の「頭の中」で
めまぐるしく移り変わってゆきます。
だから勝敗を決めるのは
頭の中の
「シミュレーション力」であるとも言えます。
次の番で
ここにポーン（歩兵）を動かせば
相手はこの位置にナイト（騎士）を
送り込んでくるだろう。
そうしたら盤の端で
意識に入りにくいはずの
このビショップ（坊主）を
一気に攻め落とす…
という具合に
相手の動きに対して
２手３手…先を読み
且つ「相手の動き」の「パターン」も
幾つか用意しておく必要があります。
相手のパターンごとに
自分の持ち手の駒を
時系列でシミュレーションしておくことが
勝敗を決してゆきます。
つまり
言わば「時間軸で俯瞰する…」
ということですね。
「上弦の月」は
「新月」で開始したことを
「満月」に向けて
大きく膨らませてゆくタイミング。
願望を実現するには
この先具体的にどう行動するかを
時系列でシミュレーションし
計画しておくことが大切…
と言われているようではないでしょうか。
その２： ゴールへ向けた行動を取る
けれどもチェスのゲームで
よくやってしまいがちなのが
いかに相手の駒を数多く奪うかに
気を取られてしまうこと。
けれども勝敗を決するのはあくまで
いち早く相手のキング（王）を奪うこと。
それに向けての「手」を用意することです。
計画に囚われ過ぎて
ゴールを見落としては
何にもなりませんね。
矢を射ようとする射手座のケンタウロスの目には
必ず射落とさんとする獲物があるはず。
射手座の矢の向こうに
あなたの「理想」を設定しましょう。
そして
そこへ到達するまでの
矢の「軌跡」をイメージしましょう。
次の満月までに
そして５年後１０年後に
達成したい目標に到達するための
最善の「手」
＝「シミュレーション・パターン」
を想定してみましょう。
「時間は未来から流れる」
という言葉があります。
アビダルマ仏教（釈迦の死後、百年から数百年の間に、仏教の原始教団から分裂して成立した諸派の仏教）では、
「時間は未来から現在へ、さらに過去へと流れている」とされています。
（「よみものどっとこむ」さん）
「いままで」の記憶・行動・経験から
未来を想定するのでなく
「結果ありき」
つまり望むゴールに向かうには
今どのように「次の一手」を設定すべきかを
もう一度考えてみて…
そう伝えてくれていると思います。
その３： 「過程」を楽しむ＝「感情」を味わう！
さて、最後にとても大切なこと。
それはチェスが
「ゲーム」であるということです。
つまり…「楽しむ」ためのもの」
最後までクリアすることも
それは充実感があるけれど
ゲームの過程…
「途中」の「瞬間を楽しむ」ことが
何より大切
自分のシミュレートした一手が
予想通りに運んだかもしれない。
けれど相手の方が
一枚上手（うわて）で
あるいは
自分に見落としがあって
上手く運ばなかったかもしれない。
けれども大切なのは
「うまくいった」嬉しい！
「うまくいかなかった」残念！
という「感情」を味わうことです。
「過程」を楽しむことも
ゲームの醍醐味ですよね。
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「道の途中」にも意味がある
「宇宙は経験を必要としている」から
うまくいかなかったときも大切！
また、もし予想通りに運ばなかった時には
なぜうまくいかなかったのか？
次はどこに気を配るべきか？
なにを見落とさないようにすれば
うまくいく可能性が高まるのか？
そんな風に「次に活かす」ことを
考えることも大切ですね。
そうそう丁度今回の
火星のサビアンが
それを強調しています。
今回は
MC（ホロスコープ上のゴール・達成点）に
ぴったりと重なっているのです！
サビアンは牡羊座27度
「想像の中で復活された失われた機会」。
失敗から多くの事を学び
想像力でさまざまなケースを想定して
人生を立て直すことができるひとです。
（松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」）
「喜び」の感情が次の「喜び」を引き寄せる
また逆にやった！予想通り！
…と運んだ時。
小さな「成功体験」の「喜び」は
最終的にキングを手にして
やったー！
という大きな喜びの感情の
疑似体験とも言えます。
目標を達成したときの
「喜び」の感情を
こうして少しずつ前もって
シュミレーションしてゆくことで
最終的な「勝利の気分」を
前倒しに味わうことができます。
この「気分・感情」の「先取り」が
時間を未来から流れさせるための
何よりの「機動力（火星の資質）」
と思います。
やったー！
という興奮した喜びの感情は
未来でも過去でもなく
「いまここ」での紛れもない
「心理的現実」です。
それは
「喜びの周波数」を発し
「喜びの未来」に同調し
それを引き寄せます。
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まとめ
「過去からの記憶・行動・経験」で
未来を想定しないで下さい。
「理想の未来」を
脳内シミュレーションして
そこに向かって
チェス・ゲームのように
「１手、２手、３手…」と
自分なりの「布石（ふせき＝段取り）」を
考えてみましょう。
「布石（段取り）」を設定することは
「今ある現実」と
「理想の未来」との間に
「橋を架けること」です。
そのシミュレーションが
現実味を帯びれば帯びるほど
あなたの「理想の未来」と
「今の現実」を隔てている…
と思われる
「意識上の境界線」が
薄くなってゆきます。
それによって
「現在」と「未来」との間に流れる
時間全体を見渡す
俯瞰力を持つことができます。
それは「時間」を
「バーズアイビュー」で
見下ろす視点です。
そのような
「時系列の俯瞰力」
を意識してみましょう。
するとあなたの中で
時系列が「繋がっている」世界観
が創られます。
A地点（現在）と
B地点（理想の未来）が
「繋がっている世界」を
「見ている」意識があれば
それが現実に起こらない筈はない…
そうは思いませんか？
そしてその「手」を打ち出すたびごとに
「感情」を楽しむこと。
A地点（現在）の「喜びの感情」の周波数は
B地点（理想の未来）の「喜び」に同調します。
「感情」の波動はきっと
時間軸をも超えてゆけるから。
本日も最後までお読みいただき
本当にありがとうございました
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