1月7日蟹座での満月です。蟹座は月の「本拠地」なのでムーン・パワーも全開!何故なら月が蟹座のルーラー(支配星)だから。この月のパワーは私たちに何を語りかけているのでしょうか…?ホロスコープとサビアン・シンボルから見ていきたいと思います。
プライベート vs オフィシャルな私
さてほっと一息ついたお正月休みも終わり
今週からお仕事に戻った方も
多かったことと思います。
お休み中の「プライベートな自分」に
「お仕事の自分」という
「制服」を着直して
職場に戻ったところで3連休…。
気持ちを切り替えも大変です
「プライベートの顔」と
「公的な顔」のギャップや
切り替えというのは
現代に生きる私たちにとって
誰もが持っている
テーマではないでしょうか
西洋占星術では
そうした
「プライベートvsオフィシャル」といった
テーマを司るのが、実は
現在太陽のある山羊座と
今回の満月の起こる蟹座なんです。
12星座では対向にある、
つまり180度向こうに在るサインは
「裏表」のような
関係になっているんですね。
蟹座は言わば
「お母さん」のサイン。
プライベートな
「家庭」を表すところ。
山羊座は言わば
「お父さん」のサイン。
オフィシャルなお仕事や
社会性を表すところです。
そんな蟹座―山羊座軸なのですが
今回の蟹座満月では
そうした
「プライベートvsオフィシャル」のテーマが
特に色濃く表されているようです。
何故なら
天体の位置する度数にあてがわれている
サビアン・シンボルで
今回の度数は
対向のサインの影響が入り込む
「第4グループ」の17度で起こる
満月だから。
サビアン・シンボルとは
ホロスコープの360度
1度数ごとに割り当てられた
イメージの曼陀羅。
生涯を車いすで過ごした
エリス・フィラーが
アカシック次元から
チャネリングしたとも言われ
それを占星術研究家の
マーク・エドモンド・ジョーンズが
短い詩文にまとめました。
蟹座満月の太陽のサビアン
今回の蟹座満月の
太陽のサビアン・シンボルは
山羊座17度
「密かに裸で入浴する少女」
です。
例えば金曜の夜などに
あ~今日も1日頑張った~と
カチッと決めた
スーツとハイヒールを脱いで
あったか~いお風呂に
ざぶんと入るひとときは
どなたにとっても
「まっさらなじぶん」に還る
かけがえのない時間ではと思います。
そんな時頭に浮かぶのは
今週あった
あれやこれやの出来事…
「あの人にあんなこと言われちゃったな」
「ほんとはこう思っていたのに
ちゃんと伝えられなかったな」
現在水星も火星も逆行中であるため
こんな思いをリフレインしてしまう方も
多いのではないでしょうか?
そんな時こちらのサビアン・シンボルは
自分を縛っている「社会性」や
いろんな「制約」から
ひととき
あなたを解き放って
まっさらな「少女」のような
純粋なこころに戻る時間をつくるようにと
ススメてくれているようです。
月は幼い頃のじぶんを
蟹座は
ウソ偽りのないアナタのこころを
映し出しすパワー。
そう、蟹座の月は私たちに
じぶんの「本当のこころや感情」を
しっかりと見つめ直すことを
促しているようです。
社会の中でうまくやっていくには
心に蓋をして
感情に仮面をつけて
「あるべき姿」を
演じなければならない場面も
多いですよね。
けれども同時にその
「蓋をしたこころ」を解放する
時間や場所を確保することも
本当に大切です。
何故なら2020年末に
木星と土星のグレート・コンジャンクションから
「水瓶座の時代」が
始まっています。
このように水瓶座は
「波」の形のマークです。
「内面」に抱えているものが
「波動」となって
次の出来事を引寄せていく可能性が
強まっていく時代だから。
詳しくはこちら…
だから知らず知らずに私たちが抱えている
「こころ」や「感情」が
荒れた海のように乱れていると
そのような出来事を引寄せる可能性も
高まってしまいます
だからと言って
「蓋」をしたままにしておくことも
得策ではありません。
圧力釜のように
中でフツフツと煮えたぎっては
それがご自身の
「波動」となってしまうから…
大切なのは
「こころ」や「感情」に
「向き合って」
「見て」あげることなんです。
「そこにいたんだね」と
その存在を「認めて」あげることで
そうした「こころ」や「感情」は
浄化され、解放されていきます。
こちらのサビアン・シンボルは
そうした「自分の裸のこころ」と
折り合いをつけ
仲直りすることを
促してくれているのだと思います。
蟹座満月の水星のサビアン
そして今回の蟹座満月では
太陽の隣にほぼピッタリに
水星が位置しています。
水星のサビアンは
山羊座18度
「イギリスの国旗」
というシンボルです。
19世紀に世界の海をまたにかけた
大英帝国の戦艦を彷彿とさせるシンボル。
サビアン・シンボルで「海」=「潜在意識」ですから
それを「コントロール」できるようになる
そんなイメージです。
また「第4グループ」で山羊座に入り込んだ
蟹座のエレメントとしての
【水】も象徴しています。
つまり17度で
じぶんの素直な心に
いったん向き合うことができた上で
再び「しっかりした」自分を取り戻し
「でもやっぱり社会の中で生きていくには
自分をコントロールすることも必要だよね」と
思い直すようなサビアン。
でもそれは
「外からの制約」で
自分を縛るのとは少し違います。
自分の「こころ」や「感情」に向き合い
その存在を「認めた」からこそ
荒だった感情の海…または「荒馬」?を
乗りこなしていこうと
決意し直し
またしっかりとした足取りで
「社会」へ戻っていくような…。
こちらのサビアンを
太陽にお持ちの有名人が多いのも
うなずけます。
(角川春樹氏、小泉純一郎氏、森英恵氏…
そして今日のカウンセリング手法の
基礎を築いたとされるカール・ロジャーズ氏など)
今回の蟹座満月の太陽と水星は
このように
自分の素直な心や感情をいったん受け止め
それと折り合いをつけて
あらためて
また「頑張っていこう」と
元気を奮い立たせる
そんな雰囲気が感じられます。
特に今回
太陽と水星は12ハウス。
魚座のナチュラルハウスです。
他の人からは見えないところ
一人の時間
一人の部屋などで
潜在意識や無意識の領域から
自分のためのメッセージを受け取る…
そしてひっそりとした
幸福感を得る…
そんなイメージが
蟹座の満月の月のサビアン
次に月のサビアンを見てみましょう。
月のサビアンは
蟹座17度
「知識と生命に成長する微生物」
というシンボルです。
ここで「微生物」とは
「これから成長していくものの元型」
つまり
植物の「種」
のようなイメージです。
「種」というのは
その中に
いろいろな「可能性」と「リソース」を
含んでいますね。
そう。もちろん私たちは
「プライベートな自分」を
大切にしたい…
じぶん一人の時間や
素直な欲求
また家族や愛する人との時間も
とても大切です。
けれども同時に
「私が持っている可能性を花開かせたい」
社会や他の人々の役に立ちたい…
経済的な成功や
そしてステイタスも手に入れていきたい…
そうした「集団の中のわたし」も
大切ですよね。
蟹座17度とは
「家庭」や「プライベートな自分」
そしてその「こころ」や「感情」を表す
蟹座のサインが
「でもワタシ、社会の中でも
自分を活躍させたいんだよー」と
叫び始めるのが
蟹座「第4グループ」のサビアンなんです。
因みに次のサビアンは
蟹座18度
「ヒヨコのために土をほじくる雌鳥」
というシンボル。
まさに「専業主婦」だったお母さんが
「子どもに良い教育を与えたいから、
私も社会で働いてみよう」っと
…と外に出て
みずからエサを探しに行くところなんです。
蟹座17度の「種」は
そんなお母さんの
「才能」「スキル」「パワー」を
たくさん「内包」して
いまにも弾けそうな「可能性」で
いっぱいなんです
これから「お母さん」は
「家」から「社会」に出て
自分の可能性に
次々チャレンジしていこうとしています
積極的に行動し
行動しながら
たとえ転んだり
失敗したりしても
そこから学んで
新たな自分の「可能性」に
気がついて行くんです。
この時期の経験は
すぐに目に見える
成果とならなくても
種から発芽した小さな芽が
やがて茎を伸ばし
葉をつけ
どんどんと大きくなり
やがて花を咲かせるように…
「種」に内包されたエネルギーは
未来の「糧(かて)」と
なっていくのです。
特に今回の蟹座満月で
月は6ハウス。
「労働」や「奉仕」のハウスです。
自分のあるべき場所で
「役割」をきちんと果たしていくことに
喜びを見いだしていくような。
そして月はじぶん本来の場所である
蟹座のエネルギーをいっぱいに浴びて
人情深く情緒豊かで
周囲の人々を包み込むような
あったかい包容力で
「みんなの役に立って行こう」と
頑張っていくんです。
太陽と月への「調停」アスペクト
さて「満月」とは空の上で
太陽と月が180度向かい合って
見つめ合っているような状態です。
そのちょっとした緊張関係に対し
今回この牡牛座の天王星が
「調停」という
アスペクトをつくっています。
太陽・水星―天王星はトライン(120度)
月―天王星はセクスタイル(60度)という
調和角です。
山羊座の太陽は
「プライベートな私」が
本当に心から求めているもの
を見つめ直そうとしている。
その隣の山羊座の水星はそんな
「プライベートな私」のこころを
社会に活かせるように
調整しようとしている。
対向の蟹座の月は
「社会」の中に
自分の可能性の萌芽を
大きく開かせようと試みている…。
そこへ、天王星の登場です
今回の満月で
アセンダントは水瓶座。
その支配星である天王星は
今回の蟹座満月の
「チャートルーラー」
言わば影の主役…
「プライベートvsオフィシャル」
そんな「2人のわたし」のGAPを
「調停」してくれるのが
今回の蟹座満月の天王星
…とにわかに期待がかかる…
蟹座満月の天王星のサビアン
天王星のサビアンは
牡牛座16度
「神秘を暴露するために
空しい努力をする年取った男」
です。
牡牛座16度から始まる
牡牛座「第4グループ」も
牡牛座の対向の
蠍座の影響が入るシンボルです。
牡牛座は
手に取ることのできるモノを
喜びで受け止め
慈しむサイン。
そこに対向の蠍座が入ることで
「今ここにはない、
手に取ることもできない
目に見えないもの」
を意識し始めるのが
この16度。
目に見えないけれど
なにか
確かに価値あるものと
感じられるもの…
それを静かに見つめ続けられる
蠍座の影響を受け取ったこの男は
これまでの人生で
確かに手にしてきたものに
物足りなさを感じてしまうのです。
「もっと」「なにか」
違うものを求めてしまう…。
それで何だか
モヤモヤしてしまうんです。
でも彼の中の
これまでの人生経験は
「価値あるもの」は
きっとこんなカンジのものなんだよ…と
漠然としたイメージは抱いていて
それに近いものを探し求めています。
そう、それはもしかしたら今
「現存するもの」ではないのかもしれません。
彼がこれから自分の手で
「創り出して」いかなければならない
ものなのかもしれません。
ノーアスペクトの土星
そんな「年取った男」の
気持ちを象徴するかのように
「老成」の意味のある土星が
今回ノーアスペクト
(他の天体と角度を結ばない状態)です。
土星は時間や空間の中に
目的地を定め、そこに
「杭(くい)」を降ろすような働きです。
それがノーアスペクトに
なっていることで
「一体ここから、
どこへ行ったらいいのかわからない」
そんな足元のおぼつかないような
漠然とした不安を感じてしまう方も
おられるかもしれません。
まるで足先の見えない
沼の中を歩くかのように
一歩一歩慎重に
歩いているつもりなのに
「本当にこの方向で
合っているんだっけ?」
と心配になってしまうような。
ではそんな「心配」から抜け出すヒントは
どこにあるのでしょうか…
天王星は3ハウス
今回の蟹座満月で
天王星は3ハウス。
3ハウスは
双子座のナチュラルハウスで
「なにかを学び、
貪欲に吸収し、
自分を成長させたい」
と願っています。
そこに天王星が来ているので
個性的で
オリジナリティ溢れる知性を
育んで行きたいと
願っているようです。
また天王星は
「未来」を志向する天体です。
そして「IT」とも関連が深いです。
私にとって「理想的な未来」とは…
そこに意識の焦点を合わせながら
ネットやYOUTUBEを廻ってみると
「目からウロコ」の情報が
流れて来るかも…
またオンラインサロンで
たまたま出会った誰かが
あなたの心に響くひと言を
残してくれるかもしれません。
今まで自分の頭には無かった
「こんな考え方、あったんだ」
そんな新鮮な驚きが
ヒントを与えてくれるかもしれません。
そうすれば
月のサビアンの
微生物=様々な可能性をはらんだ種
が隠し持っている「リソース」をも
天王星のサビアンの「男」が
自分の中に抱いている「価値観」に
合うものへと
育て上げることが
できるかもしれません。
逆に「もう今の自分の価値観には合わないもの」が
ハッキリと見えて来て
手放すべきものが
わかってくるかもしれません。
逆行の水星が教えてくれるもの
そして太陽の隣にある水星は
3ハウスのルーラーでもあります。
水星は現在逆行中ですから
「可能性の芽」を育むために必要とされる
「知識」「情報」
「コミュニケーション」は
「過去」から
やってくるのかもしれません。
そうお正月休みで帰省中に
久々に再会した友人や
久しぶりに連絡を取った
あの人の言葉が…
妙に心に残った…
そんな経験は
ありませんでしたか?
もしくは今では年賀状でしか
やり取りの無い旧知の友人が
年賀状に書いてくれた
短いひとことが
あなたの心の奥深くの
「なにか」を
思い出させてはくれなかったでしょうか
そのようにして
表立ってではない
隠れた(=12ハウス)「メッセージ」から
自分のこころの「真実」に
気が付くのかもしれません。
あなたの可能性を開く「種」
12ハウスは
魚座のナチュラルハウス。
この魚座も
牡牛座の対向の蠍座も
そして
山羊座の太陽のサビアンに
入り込んできている蟹座も
みんな【水のエレメント】の
サイン(星座)です。
【水のエレメント】は
感情。そして心。
そう山羊座の太陽のサビアンの
「裸で入浴する少女」のように
まっさらで正直な気持ち
に向き合ってこそ
なんだかこのところ
ずーーと「モヤモヤ」していた
でもきっとその中にあった
新しい年には
こんな風に社会に貢献できる
「わたし」になりたい…
そんな、あなたの心のうちの
「可能性」と「創造性」の種に
新鮮な「水」を与えることになるのでは
ないでしょうか。
土星のはまっている
不安の泥沼から
あたかも蓮の花のように
芽を出し
少しずつ大きくなって
あなたの中の
「目には見えていなかった」けれども
確かに
「心」で「感じて」いた
「わたしにとって大切なもの」を
この現実の世界へ
カタチにしていく…
そんな2023年が
始まってゆくのです。
この蟹座満月から。
〇 。● ○. 。 〇 。● ○. 。 〇 。● ○.
本日も最後までお読みいただき
本当にありがとうございました
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