何ものにも遮られない絶対的な光の世界があるとしたら…あなたはそこで何を受け取ると思いますか?10月20日23時過ぎ牡羊座にて満月です。今回のサビアン・シンボルは心の中に「光」を呼び覚まして…そんな風に伝えられているよう。次の新月までの2週間に意識して過ごしてゆきたいこと。太陽と月のサビアン・シンボルからのメッセージをお届けします。
天秤座の季節から蠍座の季節へ
西洋占星術では
太陽の位置するサイン(星座)が
その月の大きなテーマを表しています。
「秋分」から始まった
天秤座の季節ももうすぐ終わり。
天秤座は
人と人との公平な関係づくりや
その関係の中で
バランスや調和をとっていくことがテーマです。
そんな「社交的」な
天秤座のエネルギーから
今月はいろいろな方との交流を楽しめた方も
多いのではないでしょうか?
そこから
いろんな新しい刺激を受けて
ここに来て
ご自身の今後の方向性を
ちょっと見直してみたい…
そんな風にお考えの方も
中にはおられるのでは。
牡羊座満月は「ハンターズ・ムーン」
今回の満月は
牡羊座の満月。
牡羊座は12星座のトップバッターです。
西洋占星術で
一年の始まりは
牡羊座0度に
太陽が入る「春分」。
ちょうど
「秋分」から始まる
天秤座の季節の真反対。
今宵の月はそんな
牡羊座で起こる満月。
新しい12か月を切り開いてゆく
パワフルな牡羊座に相応しく?
「ハンターズ・ムーン」
とも呼ばれるとか。
(出典:ウェザーニュースさん)
「ハンター」のように
あなたの理想の未来に狙いを定めたら
いま何をしておくことが最良か
サビアン・シンボルからのメッセージに
耳を傾けてみて下さいね。
牡羊座のエネルギーにあやかって
「ブレイクスルー」を招くことも
不可能ではないかも☆彡
牡羊座満月の太陽のサビアン
10月23日には太陽は次のサイン
蠍(さそり)座に入ります。
サビアン・シンボルの最後の5度は
次のサインに向かう準備の度数。
今回の満月は
そんな終わりの方の度数
28度での満月です。
太陽のサビアンは
天秤座28度
「輝く影響(明るくなってくる光)
の最中にいる男」
というシンボル。
このサビアンについて考えるには
一つ前のサビアンを
見て頂きたいと思います。
一つ前のサビアンは
天秤座27度
「頭上を飛んでいる飛行機」
でした。
ここでは
はるか上空から
地上を見下ろす飛行機が登場。
飛行機から見下ろす街の風景は
地上から見るものとは
まったく違って見えますよね。
家もビルも川も
なんて小さいんでしょう!
そんな風に
普段横から見ている景色
あるいは
下から見上げているビルなんかとは
全然違う風景に驚きますね。
そんな風に視点を変えてみることで
物事はいつもと違った側面から
見ることができます。
特に高い視点から見ることは
物事を大局から眺めるようなもの。
今まで天秤座は
一人ひとりの個性を大切にしながら
その個性を
それぞれが活かしていけるように
空気を読んで
気を配り
和やかな場を作れるように
力を尽くしてきました。
それは「秋分のサビアン」で
「突き通す針により完璧にされた蝶」となって
「他者から見られる自分」に
重きをおくようになったから。
「乙女座」から「天秤座」
へのストーリーはこちらの記事で
けれども
シーズンの終わりに近づくにつれ
今まで
樹々の一本一本に目を向ける様に
一人ひとりの個性を尊重していた天秤座ですが
樹々よりも森そのものを見るような視点で
「じぶんがいる環境」といった目で
捉え直していきます。
上空から見下ろす飛行機の視点のように
「グループ」や「集団」について
考え始めるのです。
蠍座の求める「繋がり」
それは次のサインである蠍座が
「人と人との集まり」を
意識するサインだから。
「集まり」の中で
蠍座は一人一人の「違い」よりも
「同じ」ところに目を向けて
深い繋がりを築いていこうとします。
以前参加したあるセミナーでは
初対面の隣席の人と親交を深めるため
初めに
「おなじところ探しゲーム」
が行われました。
一人ひとりに質問し合って
「貴女と私は髪の色が同じね」
「ご実家はどちら?わたしは…」
「海と山ではどちらが好きですか…?」
など聞き合いながら
一定数以上の「同じ」を見つけたひとから
グループになってゆくというもの。
蠍座もそんな風に
「自分と同じ」という価値観で
「共感」や「ラポール」を築きながら
「繋がり」を深めてゆくのです。
その「繋がり」から
蠍座が目指すものは
「自己の成長・変容」
です。
天秤座28度は
そのような蠍座の世界へ
移行途中のサビアンですから
「自己の変容」のための
最初の一歩…
新しい気付きが生れる
度数かも知れません。
「光」に溢れる別世界
一つ前の27度で
遥か上空から
下界を見下ろした飛行機が
さらに高度を上げて
雲を突き抜けたとき
そこには
明るい太陽の光で
いっぱいに満たされた世界が
拡がっています。
そこはきっと
太陽がぐっと
身近に感じられる場所。
そこに溢れる太陽の光とは
地上から仰ぐそれとは別の
もっと
「宇宙に存在する太陽」からの
パワーあふれる光ではないでしょうか?
そんな雲の上の世界は
地上の人間から見れば
ある意味「未知」の別世界。
もし飛行機のない時代の人であれば
見ることも体験することも
できない世界ですよね。
そこでもし
乗っている飛行機から外に出て
雲の上に降り立ち
そんな太陽の光を全身に浴びたなら
どんなことが起こるでしょうか?
雲に遮られることもなく
全てが光に満ちた中で
あたたかな
太陽の光に守られたなら
何だか
自分は何でもできる…
そんな気持ちに
なれるのではないでしょうか?
そして
今まで思いつかなかったような
新たなアイデアが
次々と湧いてくる
のではないでしょうか?
私たちの日頃の悩みも
何だか小さく
見えてくるのではないでしょうか?
「じぶん」という枠組みを手放す
そんな「光の世界」は
宇宙的な「異次元」の世界とも
言えそうです。
蠍座は異質な次元との接触をします。
蠍座の支配星は冥王星で
太陽系外の影響を
太陽系に持ち込む接点となる天体です。
そのため
多様な考え方
ものの見方を重視してきた
太陽系外の影響を受ける受信器として自分を変えていかなくてはならないのです。(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
次の新月までにやっておきたいこと
ですのでこのサビアンに因んで
次の新月までに
私たちができそうなことは
じぶんが自分自身にはめ込んでいる
「枠組み」がないかどうかを
見直していくことではないでしょうか?
敢えて
もっと広い世界に
目を向け
興味の対象を
拡げてみたり…
また
今まで
さんざん頑張って来たけれど
最近
少し停滞を感じ始めていることについては
今までとは
「見る方向(光の当て方)」
をずらしてみたり
「視点」を
もっと大きく拡げて
考え直してみる…
ことが必要かもしれません。
それによって
停滞に
突破口が見つかるかもしれません。
それでもしかすると
方向転換をした方が良い
と感じることは
思い切って
手放してみる方が
良いこともあるかもしれません。
そこから
「新しい人生」への
次のステップが
見えてくるかもしれません。
牡羊座満月の月のサビアン
また今回の牡羊座満月の
月のサビアンは
牡羊座28度
「落胆させられた大観衆」
です。
ちょっとドキッとさせられる
シンボルですよね。
大観衆のつめかけた
コンサート・ホール…
もしくは
ライブ会場
大勢の観客の前で
全力で演奏した出演者…
けれども
観客の反応はいまいち
快く受け入れてもらえなかった
というシンボルです。
けれども
このシンボルの本当の意味は…
実は
「自分に素直になる」
ということのようです。
彼は
本当はわかっていたのです。
「きっとこう演奏すれば
観客は満足して帰るだろう」
という方法を。
そこに合わせれば
一定の評価が得られるだろう
…という
「今まで通り」
の演奏法を。
じぶんが心から演奏したい音楽
けれど恐らく
この演奏家にも
先ほどの
天秤座28度のような
「天啓」(外部からのメッセージ)
があって
じぶんが本当に
演奏してみたかった音楽はこれ
というものを
突き詰めてみたのではないでしょうか?
それで
「観客の期待」を裏切ってでも
「じぶんが演奏してみたい音楽」
を奏でることを選んだんです。
このシンボルから思い出したのが
アニメ「ピアノの森」のワンシーン。
「大人受け」
「審査員受け」するような
品行方正?な演奏を
途中で放棄して
靴を脱ぎ裸足になって
彼の「内側から」出てくる音を
ピアノにぶつけるような演奏に…。
最後は喝采を浴びていますが
「自分の内側から湧き上がる情熱」
のようなものに
自分を預ける覚悟
のようなもの
…「周囲の思惑に左右されない」勇気は
このシンボルと同一のように感じます。
「こころの声」に耳を傾けてみる
けれど私たちは往々にして
周囲の圧力に負けて
自分を明け渡してしまうことが
殆どではないでしょうか?
この社会で生きていく上では
常に
「こうあらねばならない」
という期待の中で生きているようなもの。
そこからはみ出ることは
「ここにはいられなくなる」恐怖
を感じさせます。
けれどもそれに慣れ過ぎて
自分を押し殺すあまり
自分でも
自分を見失って
迷いの森に入り込んでしまうことも
多いのではないでしょうか?
もちろん
社会生活を営む上で
守らなければならないルールや
従わなければならない慣習に
合わせることは
必要と思います。
ただ私が思うのは
本当は
もっと自分の意見を言っても
大丈夫なところや
自分の内側を
表現しても良いところというのも
確かに存在するのではないか
と思うのです。
けれどそのような場でも
多くの方が
「右へならへ」で
話が進んでしまい
一人ひとりの
「心のうちにあるもの」が
見えてこないと
感じることがあります。
もちろん場面によっては
声に出すことが出来ない
状況は致し方ないと思います。
(特に現在は
火星―冥王星のスクエアが生じているので
議論が火に油となりかねない可能性も…
暫くは
主張の無理強いは避けた方が良さそうですが💦)
まだまだ難しいところではありますが
少しずつ
社会が「異なる意見」を受容したり
発表することに
慣れていけると良いですよね。
そして一番大切なのは
実際に声が出せるか出せないか
に関わらず
じぶん自身が
「それについてどう考えるのか」
「本当はどうしたいと思うのか」
についてはスルーせずに
しっかりと心を見つめ
自分の中で確かめておくこと
なのではないかと思います。
ハートから湧きあがるもの
牡羊座は
四大元素の区分では
「火のエレメント」
に属します。
「火の要素」の根源は
自分のハートで
感じること
自分のハートから
湧き上がってくるもの
ではないかと思います。
だから
今回の牡羊座満月の
月のサビアン
牡羊座28度
「落胆させられた大観衆」
からははある意味
「自分の中の火」を
見つめ直してみて
と言われているのかもしれません。
そして
その「自分の中の火」とは
今回の太陽のサビアン
天秤座28度
「輝く影響(明るくなってくる光)
の最中にいる男」
での
ずっと上空にある
太陽の光の溢れる世界
に繋がっているのではないでしょうか?
もしあなたに今何か
停滞していることがあって
いろいろなことに迷い
厚い雲で覆われて
先が見えないように感じてしまう時も
雲の上にはいつも
眩しい太陽の光の溢れる世界が
拡がっていることを
忘れないでくださいね。
そして
その光あふれる世界に
降り立つあなたを
イメージし
その太陽の光の恩恵で
もし何でも
自分の理想が叶えられるなら
「ハートの火」を燃やして
行ってみたいことは何か
じぶん自身に
問いかけてみてください。
そこから
「今あなたが立っている場所」
を見つめ直すことで
踏み出すべき次の一歩が
見えてくるのではないでしょうか?
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました
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