12月4日は日食を伴う射手座新月です。日食の影響は半年とも3年半とも言われます。過去を手放し新しい一歩へ踏み出すために今できることは?太陽と月のサビアン・メッセージをお届けします。
射手座新月のサビアンと皆既日食
今回の日食は
日本時間14時29分から
4時間と8分間も続くそう…。
南極近辺では「皆既日食」。
太陽が完全に月の影に隠れます。
昼であるはずの時間に
夜が訪れるのです。
とても大きなエネルギーが
集約されてゆくとき。
日食がもたらすもの…
それは「転機」
ではないでしょうか。
さて今回の日食が起こる
射手座新月の太陽と月のサビアンは
射手座13度
「明るみに出た
夫を亡くした妻の過去」
というシンボルです。
夫というのは
「男性性」の象徴
と言えるのではないでしょうか。
占星術で言えば
月が「女性性」のシンボルなら
太陽は「男性性」のシンボル。
夫→→「男性性」が隠れ(亡くなり)
妻→→「女性性」が彼との過去を振り返る…
という今回のシンボルは
太陽が月に隠されるという
皆既日食に繋がるものを感じませんか?
それは
男性的
物質主義的
世界観から
女性的
精神的
価値観へ移り変わりつつある
現在にもオーバーラップしませんか?
「明るみに出た」過去とは
ではこの女性の
亡くなったご主人とは
どんな男性だったでしょう?
とても素敵なパートナーで
この女性を本当に愛してくれ
共に過ごした
楽しく美しい思い出の数々を振り返り
悲しみにくれているのでしょうか。
けれども…
「明るみに出た」という表現からは
もっと
「ネガティブな過去」の
匂いがしませんか?
もしかしたら
「明るみ出た過去」とは
夫との
壮絶な確執だったかもしれません。
度重なる浮気で
涙が絶えなかったとか。
ろくに仕事もせず
女性のお金を
当てにしていたとか…?
あなたの身近にも
そんな「困った男性」は
いませんでしたか?
夫でなくても
父、兄、叔父など
身近な男性の横暴に
苦しめられた
女性の物語は
古今東西
絶えないjもの。
たとえば
お父様が大酒飲みで
暴力をふるい
子どもらしい子ども時代を
送れなかったとか…。
ご主人のお父様が
頭の固いひとで
「こうでなければ」
という価値観を押し付けられ
どうにも身動きが
取れなかったとか…。
そうした「男性の横暴」は
そのパートナーである
妻、母親、義母にも
大きな影響を与えます。
彼女たちは
そんな
「ネガティブな男性性」
に対し
どんな態度を取るでしょうか?
彼女たちが
いちばん最初に行うこと
それは
「ありのままの自分自身」
を抑えることです。
「ありのままの自分自身」
を表現すると
やって来るのは
罵声や暴力。
力では
彼らに勝つことはできません。
すると
みずからを守るためには
心を隠すしかありません。
そうして疲弊しきった
女性たちのこころの
しわ寄せが行くのは子どもたち。
出せなかった自分自身を
歪んだ形で
ぶつけられたのは
私たち
子どもたちではなかったでしょうか。
ネガティブな男性性
わたし自身も
夫や父、そして
今年亡くなった義父との間にも
いろんな「確執の物語」がありました。
そして
母や義母の在り方も
さんざん見てきました。
一昨年一年間お世話をして
昨年末に亡くなった
親戚の女性からも
いろんな話を
さんざん聞かされて来ました。
あなたにも
そんな
「困った男性」との「物語」が
いくつもあるのではありませんか?
そうこれは
個々人の物語ではなく
わたしも、あなたも、彼女たちも…
この時代を生きてきた女性たちに
共通の物語なのではないでしょうか?
私は泣いて泣いて
そしてある日、気が付いたのです。
「彼ら」の主張する
「こうでなければならない」
という価値観は
ほんとうに
「彼ら」のもの
なのだろうか…?と。
それは
「彼ら」が生きてきた「時代」が
「植え付けた」ものではなかったか、と。
「彼ら」もまた
「ありのまま」の自分を
どこかに置き忘れた
犠牲者だったのではないだろうか
と。
そんな風に
「彼ら」を見る目が変わっていった頃
私に対する態度が
どんどん変わっていきました。
愛情深く接してくれるようになり
とても楽になりました。
「時代」が「思考」を生む
さて、それでは
私たちが今生きている「時代」とは
どのようなものでしょうか?
25920年で一周すると言われる
歳差運動の働きによって
この世界は
その4分割の6480年ごとに
物質が重んじられる世界と
目に見えない精神やこころ
潜在意識といったものが
重んじられる世界とを
行ったり来たりしている
と言われます。
つまり「ネガティブな男性性」とは
過去約6500年の
物質至上主義世界という波に
彼らが知らず知らず
どっぷりと巻き込まれ
生じていたもの。
その間ずっと
「内面」の世界は
抑圧されていました。
例えば父の世代で言えば
「男は涙を見せるな」など
「感情」より
「体面」を重視する価値観。
そのように
男性たちの「内面」は
厳しく管理されることが
美徳とされて来ました。
それが
ストレスとなって
お酒やたばこに流れるよう
仕向けられて?いました。
そして
彼らに育てられた息子たちにも
その価値観が
受け継がれていたのではないでしょうか。
でも今時代は
「転換期」に差し掛かっています。
マヤ暦で言われる
2012年12月を境に
「女性性」や「精神性」の価値が
再び見直される時代に
切り替わりました。
それが今進行している世界。
そう私たちはこの転換期を
選んで生まれてきました。
だからこそ
私たちは
彼らを
許すことができるはず…。
彼らはただ
「時代」を
生きてきたのだと。
そして
そんな「ネガティブな男性性」に
抑圧された女性たち。
「彼女たち」が
そのために
心の余裕が持てず
「ありのまま」のわたし達を
認めてくれなかった…。
それでも
私たちは
それさえも
許すことができるはず…。
そして私たちは
「彼ら」
「彼女ら」の
「苦痛」を教訓に
「未来」へ
向かうことができるのです。
何故なら
私たちの「時代」には
「価値」を選び取る
「選択権」が
与えられているから。
その思考はあなたのもの?
丁度わかりやすい動画が
目の前に現れてくれたので
ご紹介します。
皆さんに知っておいてほしいのは
重く、不安に思う時や
動揺してしまうような考えをしてしまう時は
それは皆さんのせいではないということです。
(中略)
タバコを吸っている部屋/喫煙ルームで
赤ちゃんが生まれたなら
赤ちゃんが受動喫煙/副流煙吸引に
なってしまったからといって
赤ちゃんを責めることはしないでしょう。
思考は頭の中から発生しているものではありません。
(中略)
(このような思考は皆さんが生れたときより存在しており)
自分にとってしっくり来ないものとして
次にその思考を手放したいかどうかを
決めることができます。
そう私たちはいつも
「時代」からの影響を受け取って
無意識に「思考」を
創り上げてきました。
けれどこれからは
じぶん自身で
どの「思考」を選ぶかを
「選択」していける時代なのです。
「水瓶座の時代」は「意識」の時代
昨年末
グレート・コンジャンクション
(木星と土星の重なり)が
水瓶座で起こりました。
そして今後
歳差運動により
春分点も
魚座から水瓶座へ
移行していきます。
歳差運動とは
簡単に言えば
地球が地軸の傾きにより
振り子のようにたわみながら
回転していること。
それによって
春分点の星座も
移り変わってゆきます。
By Lucas Vieira – Own work, Public Domain,
水瓶座への移行時期を
正確に測ることはできません。
数字上では
2160年頃とされるものの
既に移行期に入っている
と言って良いでしょう。
過去の歴史において
歳差運動によって移り変わる
「春分点の星座」は
その時代の特徴に
色濃く現れてきたと言われます。
(詳しく知りたい方はこちら)
そして来たる「水瓶座の時代」は
「波動の時代」です。
それは
「意図」したものが
目の前に映し出されてゆく世界
ということ。
「こころの内面に抱えているもの」
が現実に反映されるスピードが
格段に早まってゆくことでしょう。
「こころの闇」に向き合う
いま
日食を伴う新月が
このサビアンで起こるということ。
それは
このように
太陽の裏側の闇…つまり
「私たちの内面に抱え込んでいるもの」
を見つめてみる時。
それは
「物質主義的価値観」に紐づけられた
「ネガティブな男性性」や
私たち女性の
それに対する「怖れ」かもしれません。
つまり「男性性」と「女性性」の
アンバランスです。
まずはご自身が「内なる感情」を
抑えつけて来なかったかを
確かめてみる必要があります。
このサビアンの婦人のように
見えなくしていた「過去」を
「明るみにする」ことが大切です。
あなたの内側に眠らせてしまった
「隠れた子ども」のようなキモチと
向き合ってみることが
「変化」を起こす第一歩です。
それは誰かに
訴えることではありません。
ただ静かに
ご自身で
見つめてあげるだけで良いのです。
ご参考記事
「クリーニング」の重要性
そしてもし
滞っている感情の記憶が
思い当たったなら
それを手放してゆきましょう。
セルフ・クリーニングの技法で
いちばんのおすすめは
「ホ・オポノポノ」です。
「ホ・オポノポノ」は
正確には
「セルフアイデンティティ スルー ホ・オポノポノ(SITH)」
と呼ばれ
古代のネイティブアメリカンに伝わっていた問題解決法を
ハワイの「人間州宝」シメオナ氏によって
現代の私たちに使いやすく
再構成されたもの。
「ホ・オポノポノ」では
私たちが心に抱え込んでいる
幼い頃(7歳ころまでの)の心の痛み
(インナーチャイルド)や
古今東西の
物質・非物質の「記憶」の貯蔵庫
(アカシック・レコード?)
を含め
私たちの内面世界(潜在意識)を
「ウニヒピリ」と呼びます。
「ホ・オポノポノ」では
目の前に起こる出来事は
この「ウニヒピリ」が
溜め込んでいる「記憶」によって
映し出されているもの
とされています。
そこで
「ウニヒピリ」に
次の4つの言葉を語り掛けることで
その記憶を
「クリーニング」してゆきます。
ごめんなさい
許してください
ありがとう
愛しています
ウニヒピリ
わたしの潜在意識よ…
あなたのことを
無視していてごめんなさい。
許してください。
今目の前に起こっている出来事から
私の中にあった「記憶」を
思い出させてくれてありがとう。
一緒にクリーニングしよう。
あなたのことを
大切に思っているよ。
大まかには
上記のようなニュアンスのようですが
実際は「言葉の意味」を考えなくても
ただ言葉を唱えるだけで良いのだそう。
その際
「記憶を手放します」
と意図することが大切で
すると
「ウニヒピリ」から
「アウマクア」
=自己の高次の意識(ハイヤーセルフ?)
に伝わり
「アウマクア」は
更に高次の意識である
「ディヴィニティー」=神聖なる存在、創造主
にその意志が伝えられて
めでたく記憶が消去されるそう。
(参考サイトはこちら)
私たちは本来、
ディヴィニティー(神聖なる存在)から、
人生に必要な
インスピレーションを与えられていると
ホ・オポノポノは考えます。
(そして「記憶」がクリーニングされ)
インスピレーションを
当たり前のように
受け取れるようになると、
必要なときに
必要な人・モノ・コトが
手に入る(気付ける)ので、
自然に
幸せになっていくのです。
(上記より)
手放すべき「記憶」とは何か
わたし自身
相手に対するモヤモヤを
一歩離れて
見つめてみること。
じぶん自身の内面が
こうした現実を創り上げていると認め
それに気づかせてくれる
「役割」を担ってくれていることに
「感謝」すること。
何か「ドラマ」が起こるたびに
その際に内側にあった
自分自身の内面を
ひとつひとつ丁寧に
「明るみに出して」みることを
繰り返していくうちに…
私の周りの
「ネガティブな男性性」
を持ったひとたちは
実際に変わってゆき
「和解」することができました。
目の前に起こる出来事は
私たちの内面の「写し鏡」。
つまり目の前に
「不調和な出来事」が起こるのは
「囚われている思考」に
気付きなさい
というサインなのではないでしょうか。
自分の内面が変われば
ほんとうに
相手=物質的現実
も変わります。
それでも
心を乱される出来事は
「これでもか」というように
私の前に現れてきます。
けれども以前と確かに変わったことは
どこかにそれを
冷徹な視線で眺めている
もう一人の自分がいること。
「感情」が大きく波立っても
ただ押し流されるままに
なるのではなく
方向性を決める「舵(かじ)」は
自分が握っている
と考えることで
ずっとラクに
生きられるようになりました。
「舵(かじ)」とは
自分の内面と相談すること。
そして手放すべきものを
手放しながら
進みたい方向は
自分で定めることができる…
と自分に許可すること。
射手座新月のサビアン まとめ
いかがでしょう…
できそうなところだけでも
是非やってみてくださいね
「選択」のとき
ここから先は
物質的現実から受け取る
「影響」の中に受け身でいるか
つまりそこから
無意識に受け取って
自身の中に作り上げてきた
「記憶」の中に留まり
心を揺さぶられ続けるか…
それとも
自身の「意識」を
主体的にコントロールして
新しい道を創ってゆくと
心を決めるか。
この2021年の年末は
そんな「分岐点」に
差し掛かりつつあるかもしれません。
だからこそ少しずつでも
いま
「記憶のクリーニング」を
進めてゆくことが
大切なのではないでしょうか。
12月22日 冬至
12月29日 木星の魚座入り
5月には木星が
約12年の12星座一周の旅を終え
トップバッターである
牡羊座に帰還。
2023年には
いよいよ冥王星が
山羊座を去り
約15年にわたる
山羊座冥王星期が終わります。
3月24日
歳差運動の春分点となる
水瓶座へ。
新しい時代の始まり。
その意味で2022年は
「時代」の
ターニング・ポイントに…?
「皆既日食」を伴う今回の新月は
そんな2022年の
あなたの運の運びを左右する
大きな影響力を
持つことになるかもしれません。
だからどうぞ
あなたの「内側」の心に
聞いてみて下さいね。
あなたがこれから
本当に進みたい
未来について。
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