天秤座新月サビアンとホロスコープ【後編】新しい日の夜明け…全て変わりゆくその前に

 

9月26日天秤座新月です。サビアン・シンボルとホロスコープからの星読み情報【後編】をお届けします。

【前編】はこちら　です

 

 

  天秤座新月　海王星のサビアン

 

さて前回の【前編】では

太陽と月が木星とオポジションになっていることを

お話ししました。

 

 

そしてもうひとつ

今回の天秤座新月では

水星と金星が海王星とオポジション

になっています。

 

水星―海王星　オポジション

「空想が豊か過ぎて、地に足が着かない」

そんなアスペクト。

感受性やインスピレ―ションが研ぎ澄まされ

いろんな「夢や理想」が

シャボン玉のように

次々現れては消えていくイメージ…

するとどうなるかと言うと

「そんなこと実現するわけないでしょ」

といった

「いつもの常識的な判断」や

「こうでなければならない」

といった枠組みを

ふわふわと蹴散らしてしまうような…

 

そしてもうひとつ

 

金星―海王星　オポジション

 

「白馬の王子様を夢見る」

ようなアスペクト

現実にはあり得ないような

シチュエーションを妄想して楽しむ

女子高生みたい…

 

「あばたもえくぼ」とばかり

相手を理想化し

勝手に夢想するような…

 

でもね。

「いいじゃないですか」…

私たちはいつから、そんな

「素直に夢見るこころ」を

忘れてしまったのでしょう

 

「現実はこうだよ」

と突きつけられて

「あ、そうですか」と

引き下がってしまったのでしょう

 

そうやって

「自分に制限」を加えることで

「安心」を得て来たのでしょう…

そこで何か

「大切なもの」を

見失ってしまっては

いなかったでしょうか

 

 

 

 

  天秤座新月　冥王星のサビアン

 

 

さてこうした「キャッチボール」を

一歩離れたところから

見守っているかのような天体が一つ…。

 

それが山羊座に滞在中の冥王星。

 

 

水星・金星・海王星に調和角で

「調停」のアスペクト

を取っています。

 

 

冥王星は

そのひと本来の「魂の目的」に沿わせるよう

「変容と再生」をもたらすと言われます…。

 

 

水星―冥王星　トライン

 

 

深い理解力と洞察力で相手を理解する

徹底した集中力で

奥深いところから知識を得る

 

 

 

金星―冥王星　トライン

 

人と徹底的に深く関わり

深い愛情や信頼を得ようとする

 

 

 

 

 

そして冥王星は4ハウスです。

 

 

 

つまりこの時期、

水星や金星のサポートで

誰か、あるいは何かとの

「深い関わり」の体験から

 

「家庭」や「家系」から

受けていた心理的な要素を

解消することができます…

と言われているようにも思えました

 

 

  天秤座新月　火星のサビアン

 

 

さてこの両者のやり取りを

更に離れたところから見つめているのが

海王星とスクエア

にある火星です。

 

火星―海王星　スクエア

 

感情的な不安定さをもたらす

とされるアスペクト。

 

パッと燃え上がる花火

（自分の中の情熱）を

シュッと水をかけられ

消し去られてしまうような。

 

それでイラっときて

お酒など良くないストレス解消法に

走ってしまう場合も…？

 

でもここで良い解消法がひとつあって

海王星的な空想・感性や

インスピレーションを思い切り使える

「自分の趣味」のようなものに

使ってしまうこと。

「12ハウス」が

活かせそうでしょ

 

そしてこの火星の

もうひとつのアスペクトが

土星とのトラインです。

 

火星－土星　トライン

 

火星→→積極性。

土星→→管理・自制ですから

本当に目的が定まれば

それに向かって

コツコツ努力を積み重ねられそう。

 

それをじぶんでやらないと

厳しい目上の存在が現れて

彼に管理される立場に追い込まれそう。

 

でも調和角なので結果的にそれも

良い方向に向かうかも…。

 

 

 

 

 

  土星と天王星のスクエアが再び…‼

 

そして今回の天秤座新月で

とても重要なポイントが

この土星にあります。

 

 

 

土星は6月5日から逆行を開始。

それによって「ある一点」に

じわじわと近づきつつあるのです。

 

「ある一点」とは…

天王星とスクエアになるポイント

です。

 

土星―天王星のスクエアは

2021年から

ずっと形成されてきました。

 

 

特に昨年2月・6月・12月に

「きっかり」が形成されました。

 

 

土星→→

従来のやり方を維持する

天王星→→

従来のやり方を刷新する

ここ数年の状況を

象徴しているようですよね。

 

例えば

仕事はオンラインでもできるんだ

となったのに

え、でもやっぱり会社の椅子でないと…

となって

「在宅ワーク」は一時期より

収束してしまいましたよね。

そんな風に

「伝統」と「革新」が

行ったり来たりする感じです。

 

 

そして土星の逆行によって今回

4度めの「きっかり」

に近づきつつあり…

来月初旬

（実は「きっかり」ではありませんが）

オーブ1度以内で形成されます。

 

そして、これが

ラスト・ヒット

なんです！！

あ～～

何だか、何かが「収束」していく

感じがするのは

私だけでしょうか…

そして今回の

天秤座新月のホロスコープで

スゴイところは

 

先程の木星が

この天王星―土星の

「ちょうど真ん中」

に位置していること

 

 

占星術で「ミッドポイント」

と言われるこの配置。

 

それぞれにセミスクエアを取り

両者間の「緊張関係」を

押し広げるイメージ…

 

そしてまた

ここでも土星が

4ハウスに位置しています。

土星の主張する「すべきこと」とは

もしかすると

厳しい家庭や

厳格な両親からもたらされたもの…

そして天王星は8ハウス。

 

自分のアイデンティティーを

「家」や「家系」の価値を

引き継ぐことに投影してきた…が

そうした影響から

解放されたいと願っている…

 

 

  天秤座新月　ドラゴンヘッドのサビアン

 

 

以上からこの天秤座新月は

この数年の社会や

そこから生まれた

私たち自身の内部の「葛藤」に

「答えを出す」時となるかもしれない…

ということ。

 

 

それは

私たちの内部にくすぶっていた

「したい」と「すべき」

　のあいだの葛藤

と言い換えられはしないでしょうか…

「私はどうしたいのか」vs

「私はこの場、この状況で

どう振る舞い、どう行動すべきか」

 

その葛藤を表しているのが

この土星vs天王星のスクエア

なのではないでしょうか

 

そして間に木星が入り

問題を「拡大」することで、

いよいよここで

「どっちにするのか、ハッキリして」

と言われているような…

 

 

そして意味深なのが

今回の天秤座新月の

「ドラゴンヘッド」のサビアンです。

 

 

例えるなら

海岸で潮干狩りを楽しんでいる子供たちが

「あ、でもここからこっちへ出ると

危ないから、ここまでね」

と自分の「限界」＝ボーダーラインを

見せつけられるような…

 

 

逆に言えば

自分の魂が

本当に活躍できる場はどこか？

それを見極めないと…

と、そんな風に言われている気もします。

 

 

  天秤座新月　アセンダントとMC

 

ここでアセンダントと

MCを見てみましょう。

 

アセンダント（ホロスコープの入り口）の

サビアンは、こちら。

 

 

 

この「内省」とはまさに

冒頭の初日の出のお話しで例えるなら

まさに「雲に隠れたところ」で

これから世に出る（＝天秤座）前の

最後の見直しを行う（＝乙女座）

イメージではありませんか

 

そしてMC（＝目指すべき到達点）はこちら。

 

 

 

つまり「夢と理想」をどうやって

「現実」に融合させるの？

…ってこと

 

蟹座ですから

「ウソ偽りのない自分の感情」

が満たされなければ

満足できないでしょう。

でも18度とは

「蟹座」に

「山羊座」の要素が入る度数で

「現実的な側面」で

そうした本音の部分が満たされるよう

「土」をほじくって模索しているのです。

 

 

  天秤座新月　～まとめ～

 

 

 

ここから数か月で

「思ってもみなかった」世界が

開けてゆく胎動が

もう始まろうとしています。

 

「新しい世界」とは

自分という「個人」と

「環境」の間に「壁」がない

シースルー状態で

思ったこと、感じたことが

そのまま現実となる世界。

 

だからこそ…

「どういう状態」の自分でいるかが

重要なのです。

 

けれどももうそれは

既にここまでで「完成」し

修正は効かないかもしれません。

 

だからどんな状況がやってきても、

それに素直に従うしか

ないかもしれません。

 

けれども…この天秤座のシーズン

次の10月10日牡羊座満月あたりまでは

少し「猶予」があるようです。

 

あなたが本当に安心でき

リラックスできる場で

 

「潜在意識」の中に

「ウソ偽りなく」

あなたが求めていること

を見つめ直しておきましょう。

 

「誰かに与えられる答え」ではなく

「ほんとうのところで

あなたが望んでいる」ことを。

 

 

そして、どうやったらそれを

「現実」にリンクできそうか…？

今までの「反省」も踏まえ、

思案してみましょう。

本当に自分を満足させるためには

何が不足しているのか？

それを埋めるためには

どう行動すればいいのか…？

そのために

「無意識に自分が感じていること」を

しっかりと見つめておいて…

 

それが今

回の天秤座新月シーズンではないか

と思いました。

 

そうすれば

「新しい日の夜明け、

すべてが変わった」と

肌で感じられる日がやってきたとき

「あなたがやってきたこと」を

「信頼」することができるのでは

ないでしょうか。

 

そして「最善のもの」

予期せぬ素晴らしい未来が訪れると

「流れ」を信じて

身を任せることが

できるのではないでしょうか。

　

初日の出のように清々しい、

新しい朝の光の中で。

 

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長文、最後までお読みくださいまして

本当にありがとうございました

いつも、ありがとうございます…

 

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