11月30日双子座満月。月食です。前日29日海王星が約半年の逆行を終え天王星以外9惑星順行へ。ここからは「水瓶座時代」へ一心に突き進むかのように。いよいよ「後戻りできない」大きなうねりが動き出してゆきます。
双子座満月の月のサビアン
双子座満月の反対側…いま太陽のある
「射手座」の神話に登場するのは
上半身が人間で
下半身が馬というケンタウロス族。
「射手座」は中でも
優秀な教師であり医師でもあった
ケイローンが弓を引く姿で
天に昇ったもの。
彼は弓の名手であった
月の女神アルテミスから
狩りを習い生徒に教えていました。
こちらの絵には
背中に弓矢をたくさん入れた
「矢筒」をしょって
生徒に弓を教える姿が
描かれています。
今回の
双子座満月のサビアンは
双子座9度
「矢で満たされた矢筒」
です。
180度真向かいの星座は
「ペア」になっていて
それぞれの目的を補い合う関係。
今回のサビアンは
それを象徴しているような度数です。
「射手座」が弓を放つ目的は
「的(まと)を射る」こと。
それは目標に向かって
集中するコト。
満月は「手放し」の時とも言われます。
「大きな転換点」を迎え
様々な「選択」を迫られている方も
多いのではないでしょうか?
一つを選ぶことは
一つを手放すこと。
そして選んだ方に的を絞ること…。
今回の満月のサビアンは
そんな風に伝えてきている気がします。
それでは「的」があなたの目標とすると
それを射る矢は
何を表すと思いますか…?
私は
「知識」「情報」ではないか
と思います。
「知識」「情報」を
「矢筒」をして
背中にしょっているからこそ
最適な選択が
可能になってくるのではないでしょうか?
そしてそれを
最適な腕の角度や
力加減で活用すれば
目標を射抜くことが
出来ると思います。
その「知識」「情報」は
「他のひと」から
もたらされるもの。
人との「コミュニケーション」や
「情報ネットワーク」は
双子座の得意とするところ。
多くの「矢」=「知識」「情報」の
たくさん詰まった矢筒とは
こちらも双子座らしいシンボルです
双子座満月の太陽のサビアン
例えば
「的を射止める」ためには
「矢」をたくさん持っていた方が
有利です。
1本でも多く矢を放てば
それだけ
命中する確率も高まります。
同じように
何か問題が起こった時
良い解決の道を選ぶには
矢をいっぱい持っている=
「知識」「情報」を
たくさん持っているということが
大切になってきます。
それは正解を導き出すための
エビデンスが
たくさんあるということ。
相手を希望の方向に
向かせるためにも
自分の話を裏付けしてくれる
「証拠」が必要ですよね。
つまり話に
「説得力」が加わるということです。
けれどもいざ「矢」を放つとき
「的に当てるぞ」
という
「意志」や「目的意識」は
射手座的な資質です。
今回の双子座満月の
太陽のサビアンは
射手座9度
「階段で子どもたちを連れている母親」
です。
子どもたちが一段一段
階段を上るように
成長してゆくイメージ。
きっとこの階段を昇った先には
素晴らしいものが待っているような気持ちで
小さな身体にはちょっと大変だけど
一心に上っています。
それを母親が
温かい目で見守っています。
「階段」の先に
何があるのかを知っているからです。
つまり子どもたちを「成長」させて
導くべきところがわかっているのです。
それは「俯瞰力」とも
言えると思います。
彼女の心には既に
「矢で満たされた矢筒」が
備わっているのだと思います。
「知識」「情報」が
たくさん身についているから、言わば
「階段の上から見下ろすような視点」
が持てているのです。
「知識」「情報」が
ちゃんと自分の身になっている
つまり「血肉となっている」ということ。
言い換えれば
「知識」「情報」が
「知恵」に変えられている
から…とも言えると思います。
このように
「矢筒の矢」=双子座的視点=「知識」「情報」
「弓矢の的」=射手座的視点=「知恵」
とも見ることが出来ると思います。
このシンボルはそんな風に
大きな視点と愛を持った存在から
サポートを受けることが出来る…
そんな意味も持つシンボルです。
双子座満月は【部分月食】
つまり今
知識・情報を貯えて
それを元に
一つの方向に
的を絞る…
それによって
大きなサポートも得られ
大きな成長の機会が与えられる…
そんな機会が
やってきているということです。
では何故いまそんなに大切な
「タイミング」であるのでしょうか?
今回の双子座満月は「半影月食」。
つまり月が1部
地球の影に隠れる現象が
起こるのです。
それは現在
【ドラゴンヘッド】(ノース・ノード)
つまり(地球から見た)
「月と太陽の通り道の交点」が
双子座にあるため
月食となるのです。
詳しく知りたい方は
わかりやすいです。
逆に【ドラゴンテイル】(サウス・ノード)は
射手座にあるため
次の射手座新月は
部分日食となります。
占星術では
「日食」「月食」は
1年のうちでも
大変パワーの強い期間
とされます。
そう、ターニングポイント。
通常は1年に
日食が2回、月食が2回なんですが
なんと今年は日食が2回、月食が4回。
特に6月20日の日食は
夏至と重なる
大変珍しいものでした。
そして今回の月食です。
「水瓶座時代」へ向けての
最終確認のような
とても重要な意味のある満月です。
土星と木星の【グレート・コンジャンクション】
何故なら双子座は
12月22日から始まる「水瓶座時代」と同じ
【風のサイン】。
12月22日とは
1年ごとにサインを変わる木星と
約29年で12星座を1周する土星とが
約20年に1度重なるタイミング。
占星術の言葉で
「グレート・コンジャンクション」
と呼ばれます。
更に
この「グレート・コンジャンクション」は
過去約240年のあいだ
【地のサイン】の星座
(牡牛座・乙女座・山羊座)
で起こっていましたが
この日以降の約240年は
【風のサイン】の星座
(双子座・天秤座・水瓶座)
で起こってゆきます。
これは占星術の言葉で
「グレート・ミューテーション」
と呼ばれます。
12月22日は
20年に1度の切り替わりと
240年のに1度の切り替わりが重なる
大きな大きな節目の時なのです。
【地の時代】から【風の時代】へ
それは
「目に見えるものが重視されていた時代」
から
「目に見えないものが重視される時代」
への変化のとき、とも言えると思います。
つまり「精神性」も
大切になってくると思います。
水瓶座のマークが表すものは「波」です。
それは電波のような目に見えない波。
そして私たちひとりひとりが出している
「意識の波動」
とも言えると思います。
目に見えない私たちの出す
思念波のようなものが
実際に現実を創ってゆく…
それは本当は
今までにも起こっていたことですが
そのスピードは格段に速くなり
かつ確実に現実化してゆく…
そんな時代が
もうすぐそこまで来ている
と思います。
また
「山羊座」から「水瓶座」への
変化の特徴として
「山羊座」=「空間性」
「水瓶座」=「共時性」
があります。
例えば
「山羊座」が
ひとつの「土地」に集まって話し合う…
イメージなら
「水瓶座」は
ひとつの「時間」を決めて集まる…
そんなイメージ。
現在ZOOMで
日時のみ決定し
オンラインで行われる
ミーティングそのままですね
【自分軸】で決定してゆくことが大事に
オンライン・ミーティングに
集う時には「ある目的」がありますね。
一人一人の見えない思念波…
つまり「意志」があって
そこに集うわけです。
ここで大切になってくるのが
「自分の意志」
つまり「自分軸」です。
「自分軸」とは
「誰かに言われたからでなく、
自分の意志で決定する」
ということです。
水瓶座は
「自由」を象徴する星座
とも言われます。
けれども「自由」というのは
楽ちんなことばかりではありませんね。
「自己責任」で動くということは
その選択を他に誰も
擁護してくれるものがない…
ということもあり得ます。
つまり「行動の結果」まで含めて
「自分の意志で決定する」
ということです。
そして自分で決めるためには
「判断」「選択」のための
「材料」としての「情報」が
ますます重要になってくる
ということです。
例えばあなたが
あるオンライン・サロンに申し込もうかな…
という時、それは
誰かに誘われたのでなければ
どこかでそのサロンの
「情報」を見つけたから。
そして参加するかどうか…は
内容や講師のプロフィールなど
「情報」を集めて「決断」します。
また時間と労力とお金をかけてまで
参加したいと思うのは
自分に有益な「新しい情報」が
得られそうだから。
もちろん楽しそう
新しい人脈が出来そう…というのも
あるでしょうが
「情報」を得るために
というのも大きいでしょう。
どうです
「自分軸で判断しなければならない」
というこれからの時代には
「知識」「情報」という
「矢で満たされた矢筒」こそが「武器」
となりそうですよね。
【風の時代】は「客観性」も大切
そしてもちろん
「矢筒」の中の「矢」が
折れたり曲がったりしたものでは
使い物になりませんね
「精査」された「正しい」情報
である必要があります。
曲がった矢を拾わないためには
「自分の思い込みの世界」から
外に出ているか、が
大切になってくると思います。
「客観性」これも
【風の時代】のキーワードと思います。
同じ【風のサイン】天秤座
の記事をご参照ください。
こちらでお伝えしたように
ある意味私たちはひとりひとり
自分が創り上げた世界の中で
生きているとも言えます。
ある「思い癖(くせ)」に囚われ
その「思い癖(くせ)」に基づいて
世界を見ているということ。
満月という「手放し」の時
「思い込み」を手放し
「思い込みの枠の外」にある真実に
できるだけ近づくために
「知識」「情報」は役に立ってくれると思います。
双子座満月ドラゴンヘッドのサビアン
今回の双子座満月の
ドラゴンヘッドのサビアンは
双子座19度「大きな古典書物」
です。
こちらは俳優ジョニー・ディップさんの
太陽サビアン。
9月に双子座下弦の月となっていました。
「大きな古典書物」とは
日常の先にある
「真実の智慧」が書かれた書物のこと。
「矢で満たされた矢筒」
のように多くの情報があるほど
情報の【客観性】が増して
「大きな古典書物」が示すような
「真実の智慧」へと
近づくことができるように思います。
個人のホロスコープでは
ドラゴンヘッドは
「魂の目的・使命」を表わすとされます。
ですから宇宙は今私たちに
このような
「普遍的で真実に近い情報」
を手に入れるよう
促しているのではないでしょうか
「射手座」とは
「真実」を追求しようとするサインです。
オンライン・サロンの例えで言うなら
参加の目的は
新しくて有益な
「知識」「情報」を得ることでした。
けれどもその
「知識」「情報」の先にあるものは
なんでしょう…
「知識・情報を得ること」の向こう側に
あなたが本当に求めている
「何か」がある筈です。
あなたが心から欲しているもの。
手に入れたいもの…。
それが「射手座」の手にしたい
ホンモノ=「真実」ではないでしょうか
何のために
あなたはその「矢」を
射止めたいのですか?
それを射止めたいのは
生きてゆく中で
本当にやりたいこと。
あなたにとって
一番大切なこと。
そう
いくら「矢で満たされた矢筒」を
持っていても
的を決めて矢を放たなければ
なんにもならないのです。
そして今回の満月は
「それ」を「選択」して
これから「それ」に集中してゆくよう…
そんな風に
伝えてきているのではないでしょうか?
タロット・カード「恋人たち」
タロットで双子座のカードは
「恋人たち」。
そのまま「恋愛」や
「ソウル・メイト」を表わすカード
でもありますが
二者択一の「選択」のカード
でもあるのです。
目の前にY字路があって
さてどちらの道に進むべきか?
…そんな様子を表わしているとも言えます。
一方を選ぶことは
一方を手放すこと。
新しい年
新しい時代を前に
手を放すべきものは
手を放すタイミング。
その際に従うべきは
「誰かの言葉ではなく自分の心に沿うこと」。
道徳的あるいは
倫理的な岐路に立たされ
(中略)決意をするときに
自分自身が置かれた状況を理解し
自分自身の判断を信じることが
必要であることを示しています。
(ラーニング・ザ・タロットより)
ここで
自分自身が置かれた状況を理解し
自分自身の判断をするために必要となる
のがこの双子座のサビアンの
「矢筒」に入った
数々の「知識」「情報」であると思います。
それが「決断」のための
リソースなのです。
思い出すのは約14年前に
他界した母の時のこと。
母が癌になったとき
当時はスマホもなく
ネットにも今ほど
医療情報が溢れておらず
主な判断基準は
「お医者様の意見」
そして「家族の意見」しか
ありませんでした。
近所の内科に入院した母と
付き添っている父は
私ががんセンターの専門医の
セカンドオピニオンを取りたいと言うと
「今のお医者様に失礼だからやめて」
と言いました。
私はそれを説得し
がんセンターの先生に
最新最善の治療法…
と思われる方法を確認し
転院してもらいました。
けれども奔走の甲斐なく
3か月後に亡くなりました。
それでは私のした選択は
無駄だったのでしょうか?
そうは思いません。
がんセンターの担当だった看護師さんは
ホスピスに移ってからも
お見舞いに来て下さって
母はとても喜んでいました。
そしてモルヒネなど使い
できるだけ苦痛なく
旅立ってもらえたと思います。
Y字路に立った時
「今までどおり」から
進路を変えるのは
その向こうに
たとえ光がありそうでも
目の前の道は
「今まで」よりも面倒な
暗く険しく厳しい道に
見えることがあります。
バシャールの言う
「心がわくわくする選択」とは
必ずしも
イージーで楽ちんな道…
ではないことだって
あるのではないでしょうか。
スティーブ・ジョブズの「点と点」
そして今わたしたちは
来たる新しい時代に備え
階段を上りながら
自分の「矢筒」に1本1本
「矢」を集めているところなんです。
それがいつかきっと
「点と点が繋がって」
意味を成してくるのだと思います。
この言葉は
スティーブ・ジョブズ氏が
生前に語った名言として有名です。
ジョブス氏は言っています。
先を見越して
点をつなぐことはできません。
振り返って
繋ぐことしかできません。
だから将来
何らかの形で点が繋がることを
信じなければなりません。
人生の道のどこかで
その点が繋がると信じるなら
あなたが今やりたいことをする
自信となるでしょう。
(上記動画より)
今はまだ階段の上にある
景色を見ることができなくても。
そこに確実に光があるのかが
わからなくても。
それでも
「心に従おうとする選択」
を行おうとするのが
射手座が矢で射抜こうとしている
「的(まと)への意志」
なんだと思います。
「選択的集中」とは
母が亡くなった当時に比べ
現在ネット上には
あらゆる情報があって
いつでもどこでも
ずっと簡単に手に入れることができます。
1説によると
現代人が【1日に】触れる情報量は、
10年前と比べ
530倍とも言われます。
江戸時代の1年分
平安時代の1生分…とも…。
けれどもその大量の「情報」を
扱えるのは結局
先が見えなくても
階段の上の光を信じて
上り続ける「意志」や
「内面から湧き上がる心」
であると思います。
例えば脳の機能として
「選択的集中」
というものがあります。
自分にとって「重要」と
認識された情報のみを
無意識に脳が選び取り
目の前に差し出してくるというもの。
例えば私も妊婦の時は
街にはこんなに
お腹の大きい方がいたのだと
驚きました。
またベビーカーを片手に
もう一方で子どもを抱き上げ
階段を上らなければならない
体験をして初めて
その後そういった人に
目がいくようになりました。
それまでは
たとえ目の前に居ても
「気が付かなかった」んです。
同じことが
ネット上の情報にも
起こっているんです。
あなたが階段の上に
どんな光を見たいかによって
ばらまかれているうちから
「矢筒」に集められてくる「矢」が
変わってくるのです。
そしてその「光」に
意識を集中することで
大きな「サポート」も
得られやすいときであると
言えると思います。
つまり必要な情報も
自然と与えられるときと思います。
さあ未来に点と点を繋げるべき
シーンがめぐってきたとき…
あなたの「矢筒」には
どんな「矢」を入れておきたいか…
もしかすると今この時が
「選択の時」
かもしれません。
【風の時代】の240年後
そして…
例えばその「答え」は
階段を昇ってゆく子どもたちを見つめる
「母親の視線」の先にこそ
あるかもしれません。
その視線とは
「誰かを想うこころ」
です。
水瓶座には
「友愛」「博愛」という象意もあります。
「ひとりひとり」が
尊重されること。
ひいては、それによって
「全体」にとって
良きものがもたらされること。
つまり
「ひとりひとりを大切に思う」
先にあるのが
古代から続く「真実」としての
「大きな古典書物」
ではないでしょうか?
これから約240年にわたって続く…
と言われる【風の時代】。
けれども今
ここに生きている私たちの中に
240年後を見る人はいません。
けれども
私たちの子どもの世代の
またその子どもの世代の…
そうやって
「子どもたち」は
今わたしたちがスタートさせる
この水瓶座時代を「礎(いしずえ)」に
新しい階段を上ってゆくのです。
そこに私たちは
何を遺してゆけば
よいのでしょうか?
長文を最後までお読みいただき
本当にありがとうございました
関連記事
「マニュアル」通りにしていれば…
もうすぐ終わる2020年を振り返る…
本日の記事が気に入って頂けましたら
フォロー頂けましたら嬉しいです
*陰陽五行開運セラピスト* 宮代 彩也乃(みやしろあやの)
*セッション・メニューはこちら*
誰も知らない「新しい時代」を前に
生き抜くヒントは「自分を知る」こと。
*メール講座*
あなたも「一つの価値観」に縛られて
「運氣の流れ」を妨げていませんか?
コメント