魚座9度「騎手」*「理想の自分」へ全身で飛び込む
2月28日前後の太陽のサビアン。こちらのシンボルは「理想のビジョン」を叶えるために集中し ”弾丸のように”そのイメージにまるごと飛び込んでいくことの大切さを伝えてくれています。
「理想の自分」へシフトする3STEP
今回のサビアンシンボルは
あなたが「理想の自分」へシフトするために
必要なステップを伝えてくれているようです
そのステップとは…
「理想のビジョン」へ
STEP1:「創る」
STEP2:「なりきる」
STEP3:「期限を切る」
です‼
順番にみてゆきましょう
「人間の意識の4階層」
今回のサビアンは
魚座9度「騎手」
荒馬にまたがって
颯爽と華麗に
馬上で馬を操ることのできる
「騎手」
そんな「騎手」のように
ここからは
「あなたの理想のビジョン」
を乗りこなし
真っ直ぐに進んでゆきなさい…
そんな風に言われているよう
この「騎手」とは
松村先生の仰る
「人間の意識の4階層」の
「御者」にも
当てはまるような気がしました
昔の哲学
すなわちカバラ、神道、スーフィー、ヨガなど
世界中に存在していた
古代の宇宙体系では
人間の意識を
4つの階層に分類することが
多いのです。
スーフィーの言い方では
肉体としての「馬車」
(目に見える物理的なもの)
生命力としての「馬」
(感情、情感、情動、感じる力)
知性としての「御者」
(知性や思考)
そして
根本的な生きる「意志」を持つ「主人」
にたとえられます
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
私の印象では
こちらはそれぞれ
ホロスコープで言う
「四大元素」
タロットで言う
「4つの」スートにも
当てはまるように思います
つまり
馬車→→【土のエレメント】
馬→→【水のエレメント】
御者→→【風のエレメント】
主人→→【火のエレメント】
です
以下同書よりまとめさせて頂きます
「御者」=「知性」は
「馬車」=「物質現象」の
「定義づけ」に使われて来ました
これは物質的な生き方を
豊かにしたので
非常にメリットは
大きかったのですが
人間は物質的な
機械装置の一つのようにしか
見られなくなったのです。
「馬」=「感情」が働きすぎると
冷静さも公平さも失われ
気ままな人生になってしまうと
心配に思ったのでしょう。
しかし実はこれは
「馬」=「感情」に
問題があるのではなく
その扱い方とか
教育法を知らなかったからなのです
(同上)
「馬」=「感情体験」を
もっと高度なレベルに発達させる
ことで、それは
「主人」のほんとうの
「根本的な生きる意志・目的」
に気付く受け皿になる
ことも可能になってくるでしょう
「感情の取り扱い方」
さてここで少し水瓶座を思い出すために
こちらのシンボルを見てみましょう
水瓶座24度
「情熱に背を向けて
自分の経験により教えている男」
です
こちらは
「感情の取り扱い方」を
習得したので
他のひとにそれを
教えられるようになった…
というもの
つまり
【風の力】=「知性」によって
【水の力】=「感情」を
コントロールできるようになりましょうよ
そんな風に言われていました
それを踏まえて考えると
今回のサビアンは
「御者(騎手)」が
「知性」という
【風の力】を使うことで
「馬」という「感情」=【水の力】を
上手にコントロールすることができ
それによって
「主人」の「意志」=【火の力】を
明確にしてゆくことができる
つまり「目的地」を
明確にすることができる
と言えるでしょう
それを
【水瓶座】で既に学んだ私たちは
それができる段階に来ていますよ…
と言われているよう
つまり
「肉体」「感情」「知性」
のバランスが取れれば
「御者」(騎手)は
「馬」をコントロールして
「馬車」を
「主人」の意のままに
目的地へと
運ばせることができる…
そんなイメージです
「理想の自分」とは
さてここで
以上の「四元素の協働」により
「主人」=「魂の意志」が
進みたいと願う
「目的地(理想)」とは
魚座的な「目に見えない世界」
(スピリチュアル領域の集合無意識)と
「現実的・物質的な社会」が
結びつき
統合された
そんな「世界」と言えそうです
そんな「より大きな枠組み」の世界の
「一員」として
「今まで」とは異なる「役割」を
果たそうとするのが
「主人」の「意志」であるとすれば
まずはその「役割」を担うために
何を「大事にするか」
を決めなければなりません
例えば
魚座4度「化石化された森」では
本当に価値のあるものはこれだ
と感じるものを見つけ出し
それが風化するのを防ごうと
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」魚座4度)
していました
未来へ向けて
本当に残してゆくべき
価値とは何か?…と
一人一人が
時代の先を読んで
その答えを見いだすよう
促されているように
「魚座」の持つ
「より大きな枠組み」
に基づく価値観は
個人的な欲望を
満たすためでなく
周囲や地域の人々
地球や自然環境
そして未来に生きる人びとのために
「自分は今ここに
どんな一石を投じられるか?」と
願っているのだと思います
STEP1:「理想のビジョン」=「意志」を明確にする
以上のように
「理想の未来」を叶えるためには
「主人」の「意志」を明確にすること
そしてそのためには
「理想のイメージ」
「未来のビジョン」を
クッキリと鮮明に
創り上げておくことが
大事になってくるでしょう
そしてひとたび
「意志」が固まれば
みずから
先陣を切るような勢いで
その「イメージ」へ
躊躇なく飛び込んでゆくことが必要です
STEP2:「理想の自分」になり切る
魚座は
「境界線を溶かすサイン」
と言われます
目的の対象に波動を合わせ
「同調」「同化」してゆくためには
「境界線」は邪魔なもの
「境界線」を取り払うほどに
「同調力」も増してゆき
みずからが創ったイメージにさえ
全身全霊で
飛び込んでみることが
可能となるのです
「騎手」は
そんな「大きな信念」に基づいた
理想のビジョンが実現する未来へと
走り出します
ですから
まずやってみて頂きたいことは
よく言われることですが
「もう既に理想の未来が
叶っている自分として振舞う」
こと
「振舞う」ことで
周囲の環境もそれなりに整えよう
…となり
するとまた
周囲の環境からも影響を受けて
あなたの波動も
そのように変わってゆきます
「騎手」は
ひとたび走り出したなら
もう後ろを振り返ることはしません
中途半端ほど危険なものはなく
思い切って全身をかけて
対象に飛び込んだ方が
はるかに安全かもしれません。
高い集中力があるので
壁を突破することができるでしょう。
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」魚座9度)
しっかりと「理想ビジョン」を描いたなら
そのイメージへと
自分を投入させてゆきましょう
STEP3:「期限を切る」
パワフルなシンボルのチカラを借りて
意識を自分が
「成し遂げよう」とする
「未来」に設定し
「理想のビジョン」へと
ご自身を飛び込ませたなら
それに対して
時間的心理的に
影響してくるものから
一線を引きつつ
脇目を振らずに行動し
寄り道をしない
…そんな「集中」が
大切になって来るのでは
ないでしょうか
そのためには
ある程度「自分を追い込む」ために
「期限を切る」ことも
大切と言えそうです
何故ならこちらのシンボルに
太陽が来る日よりひと月足らずで
ホロスコープの上の一年の始まりの日である
「宇宙元旦」がやってきます
「宇宙元旦」までには
次の1年を過ごす「理想の自分像」を
明確にして
そこへと全身全霊で
飛び込んでいただくのが
おすすめです!
魚座7度~まとめ~
というわけで
「宇宙元旦」から
「あたらしい理想のわたし」
になり切って進んでゆく
ために
こちらのシンボルに倣い
“躊躇なく未来ビジョンへ飛び込み”
脇目もふらず着々と
準備を進めてまいりましょう
そのためにも
新しい未来に不要なもの
心や時間を割かれるものは
ここで思い切って手離して
スッキリしてゆきましょう