山羊座29度「お茶の葉占いをしている女性」*直観が伝える情報に敏感になる
1月19日前後の太陽のサビアン。水瓶座へ向かう最後の5度は「形のないところ」から情報を得るサビアンが続きます。【水瓶座時代】が始まったばかりの現在に大切なシンボルとなっています。中でもこちらは「透視」や「予見」に関する能力についての示唆を与えてくれています。
山羊座から水瓶座へ
山羊座から水瓶座へ
【土のエレメント】から
【風のエレメント】へ…
それは特定の場に縛られない
「流動的な視点」への
価値感の転換
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
つまり「いまここ」という
目の前の現実にフォーカスする山羊座から
空間的な束縛から自由になって
「意識の共鳴」によって「共感」することで
「いま」という「時間」を「共にする」
「水瓶座的なありかた」へ…
まさに現代の「オンラインで人と繋がる」ことで
空間(住んでいる場所)に囚われないつながり
を実現できる社会に通じていますよね!
この様な水瓶座の生き方を準備するため
山羊座の第6グループ(最後の5度)は
自分が属している共同体や社会にこだわらないようにする
試みを始めます
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
山羊座「第6グループ」の5元素
そして、こちらのシンボルです。
紅茶占いというのは、
ティーカップに落とした
紅茶のしずくの形を見て
将来を占う方法
(松村潔先生「神秘のサビアン占星術」)
松村先生は上記の書籍で
山羊座の最終5度は
「五元素」について言及されている
と指摘しておられます。
この様に山羊座最後の5度は
「地上の五元素」とも言えるものから
「見えないものから情報を得るチカラ」
シリーズと言えるのではないでしょうか
「直感」と「直観」の違い
そしてこの山羊座29度は
「ティーカップに残ったお茶の葉のカタチ」という
目に入った「イメージ」や「ビジョン」から
想起される情報を受け取る…
といったシンボルになっています
そしてこれは私の推測ですが
「直感」よりも
「直観」が特に働いているように思えます
因みに
「直感」と「直観」の違いは
「直感」とは、感覚的なもの、
考えずにピンとくる、
なんだかこんな気がする……
というような説明がつかない
ひらめきのことを指します。
いわゆる『勘』のことです。
一方で「直観」は
ひらめきはひらめきでも、
自分の経験や思考などから
ピンとくるひらめきです。
感覚のみで湧いてきたものが「直感」、
思考や経験を基盤として
根拠があるものを「直観」
と覚えておくと良いでしょう。
(Native camp.blogさん)
つまり「お茶の葉」を「読み取る」
となっていますので
将棋や囲碁のような
イメージではないでしょうか
長年の経験や
いろんな盤上の打ち手が
知識として入っているからこそ
実戦で一瞬でいまどんな状況で
どんな手を打つべきかが見えて来る…
そんな風な「直観」に基づくからこそ
お茶の葉のカタチから
必要な情報を
瞬間的に受け取ることが
できるのではないでしょうか
「予知」するチカラ
またそこから
未来を予見し
将来に必要なもの
そうでないものを
言い当てられる…
そんな「予知力」にも繋がります
山羊座27度で
「頂点(山の頂上)」に立ったことで
山羊座28度ではそこからの
「大きな視野」から
全体を見渡し
次の世界が見えて来る…
そうした
「経験値」を踏まえ
この山羊座29度では
【土の元素】という
もう一度「山羊座」的な
地に足をつけたところで
自分が属する社会や文化の中に
「客観的」なメッセージを
もたらそうとしているのではないでしょうか
社会や起業
政治や経済についても
予見的なセンスで
アドバイスできる…
そんな「評価能力」を
発揮できるシンボルとされます
因みに
ジブリの「魔女の宅急便」の主題歌で有名な
「やさしさに包まれたなら」
の作者が松任谷由実さんの太陽が
このシンボルである可能性が高いです
「やさしさに包まれたなら」は
自然の中の
何気ない小さな変化からも
メッセージを受け取ろうとする
女性が登場していますよね
そんな風にこちらのシンボルの女性も
「いつも飲んでいる紅茶」の
カップに残った残り葉といった
微妙な違いから
受け取ったインスピレーションを
ないがしろにせず
そこから
未来に必要なメッセージを
掴み取っているのです
リモート・ヴューイング~「心の空白」
透視力と言えば
アメリカのスタンフォード研究所で始まり
アメリカ陸軍やCIAでも使われていたという
「透視力開発」
リモート・ヴューイングが有名です
遠隔で受け取った「微妙な差異」から
視力の届かないエネルギー領域にある
波動に感知し
色やカタチ、雰囲気などを掴んで
遠方の状況や
伏せられた絵のイメージを
予測していく技法です
私自身何度か講座に出席しましたが
何度も伝えられたのは
「思考」やそこから派生する
「前提」や「思い込み」をできるだけ手放し
意識や脳を「フラットな状態」に
持っていくことの大切さです
それは「瞑想」の時に湧いてくる
「雑念」を手放していくことに似ています
どんなに追い払おうとしても
「雑念」はどんどん湧いてきてしまうし
「フラットな状態」であろうとしても
セッション前に一瞬目に入ったものや
耳にした言葉も
知らず知らず意識の中で
微妙な「ノイズ」となって
判断に狂いを生じさせます
いかに日ごろ我々が
多くの「雑念」や「ノイズ」に
取り囲まれて生活しているか…
この女性のように
「お茶の葉の微妙な動き」から
未来を予見するには
心にできる限りの「空白」を創ることが
大切になって来ると言えそうです
逆にこうした「心(意識)の空白」を
創り出すことができれば
「ノイズ」に妨げられずに
「直観力」が正確に起動し
ほんとうに多くの
必要な情報を得てゆくことが
できるのではないでしょうか
「固定」からの解放
さて冒頭で
山羊座の象徴する【土のエレメント】が
「目の前の現実」という
「空間的な場」に束縛されるのに対し
水瓶座への移行は
そうした「特定の場」から解放された
「流動的な視点」が必要になってくる
とお伝えしました
先ほどの松任谷由実さんの
初期のアルバムにも関わっている
YMOさんは
約45年前に
水瓶座の象徴する「コンピュータ」を
音楽製作に持込み
一世を風靡しました
その代表作と言える
「ライディーン」
(水瓶座の支配星:天王星の象意が「雷」)
が収録されたアルバムのタイトルが
「SOLID STATE SURVIVOR」でした
勝手な解釈ですが
この
「SOLID STATE SURVIVOR」
を直訳すると
「固まった状態の中での生き残りを賭けるひと」
という意味になると思います
山羊座という【土のエレメント】は
まさに
「SOLID STATE」
「固まった状態」を
表していると思います
固まっているからこその
安心・安定・発展がありました
けれども
「特定の場」から解放された
「流動的な視点」
を獲得するには
その「カタマリ」を繋ぎとめている
いろんな「鎖(くさり)」を
解いていかなければなりません
【水瓶座時代】へ向かう私たちは
「固まった状態の中での生き残りを賭けるひと」
ではなく
「固まった状態」そのものを解き放ち
「流動的」な意識へと移行することが
「直観力」を高めるための
「空白」という
スキマを作り出すことに
繋がるのではないでしょうか
囲碁も盤上で
刻一刻と形を変えるように
お茶の葉がカップの中で
それを飲み干した人のエネルギーによって
残り葉の形を変えるように
ガチっと固められたところではない
一瞬一瞬の「状態」から
心を空白にして
情報を読み取っていく…
それがこれからの時代の
スタンダードになるかもしれません