乙女座17度「噴火している火山」*自分の殻を打ち破るチャンスのとき
9月9日前後の太陽のサビアン。長いあいだあなたの中で、こころの奥底にしまっていて、圧力鍋のようになっていた感情などの「蓋が開く」みたいな出来事が起こる…かもしれません。
乙女座の抑圧
⼄⼥座は、
客観的な基準に基づいて⾃分を律し
完璧な仕事ぶりや⽣活を築こうとする
エネルギーを持っています。
けれどもその背後には
本能的な欲求や感情を
知らず知らずのうちに
抑え込んでしまっているかも…。
一つ前の乙女座16度からは
乙女座の鏡の領域である「魚座」から
影響が流入してくる
「第3グループ」に入りました。
言わば日常的社会生活の中で
「顕在意識」(乙女座)の下に
強く抑え込まれていた
「潜在意識」(魚座)が
何かしらショックな出来事によって
「解放」され「自由」になる…
そんな領域です。
「第3グループ」の始まり
一つ前のシンボル
乙女座16度では
「得体の知れないもの」として
それに直面することになりました。
https://elements-for-fortune.com/sabian/virgo-16/
次のこの乙女座17度では
そんな「抑えていた自分」が
⽇常⽣活での些細な出枈事がきっかけとなり
噴出することになります。
そのとき、その「得体の知れないもの」は
私たちの「外側」にではなく
「内側」に籠っていたことを知るのです。
長い間抑圧されてきたものが
噴き出してくることで
「意識的な管理」の力の及ばない出来事
が起き、生活が混乱するかもしれません。
これまで強く⾃分を
コントロールしようとしてきた⼈ほど
その衝動にショックを受けて
傷つくこともあるかもしれません。
けれど、それによって
無意識の力の大きさ
潜在意識に眠る
無限の力に気付かされる
ということもあるかもしれません。
ホントウの自分へ
ここで⾃分⾃⾝の深層⼼理と向き合い
抑圧された感情を受け⼊れることで、
真の⾃分へと成⻑していくことを
促されているとも言えるでしょう。
つまり「火山の噴火」のような出来事は
一見トラブルやメンドウに思える
ことかもしれませんが
実はそういった「事件」が
「自分の本質にとって一番大切なことは何か」
に気付く機会を
与えてくれているかもしれないのです。
ですのでここで大切となることは
自分の中で長い間
抑圧してきたものが
噴き出してくるような体験から
「これまでの自己イメージ」が壊れ
「自分が自分につくっていた殻(から)」
が打ち破られること、そのもの
と言ってもいいかもしれません。
ここで逃げずに
噴き出してきたものを
「気付き」
「認め」
「受け止める」ことで
それが「手放し」に繋がり
自分の気持ちに正直な生き方へ
の転換点となるかもしれません。
そこから
「今までの価値観」からは
思い浮かばなかった大きな未来や
広い世界観に
視野を拡げてゆくこともできそうです。
「誰かの眼」からの解放
ここで大切となるのが
私たちが陥りがちな
「誰かに言われたから」
と無意識に行動してしまうクセ
なんです…!
乙女座はこれまで
「外側の基準」に自分を合わせ
「やらなければならない」
とされることを
愚直にコツコツとこなしてきました。
私たちも、ともすると
「人の眼」や「世間体」といったもの
が気になって
「やらなければならない」と思うことを
優先してしまいます。
けれどもここで
「誰かに何か言われたそうだから」
と行動してしまう習慣に気付くことで
自分が自分を縛り付けていた
「殻(から)」を破って
もっと「自分の中から」
湧き出るインスピレーションを
信頼してみようと思えるかも…。
そうすることで、いつも陥ってしまう
「パターン」に気が付き
「わたしらしさ」への信頼を取り戻す
チャンスにもなり得るのです。
重要事項を最優先する
そこでヒントとなると思いましたのが
世界的自己啓発本のベストセラー
「7つの習慣」です。
「7つの習慣」では
<3つ目の習慣>として
「最重要事項に優先して取り組む」
ことが推奨されています。
例えば「時間管理のマトリックス」という図で
4つの領域が示されています。
第一領域→→緊急で重要なもの
第二領域→→重要だけれど緊急でないもの
第三領域→→緊急だけれど重要でないもの
第四領域→→緊急でも重要でないもの
このうち第二領域の
「重要だけれど緊急でないもの」
について
ついつい後回しにしがちであるけれど
優先して取り組むべきこと
と説かれています。
それは
短期的には面倒だし、緊急でないけれど
長期的には重要なもの、に時間を割く…
といったことと思います。
そして第一領域や第三領域といった
「向こうから働きかけてくる」
ものに対して
「重要だけれど緊急でない」
第二領域に取り組むためには
第一領域や第三領域の
「一見重要に見える」圧力に耐え
主体的に「ノー」と
言わなければならない、とされています。
考えてもみてください…‼
私たちは日頃
「向こうから絶えず働きかけてくる」
日々のこと…に
追われまくっていますヨネ💦
けれども噴出し始め
「普段の生活」を脅かすかのように見える
「火山の下に眠っていたマグマ」の方が
長期的に見れば
「本当に大切なこと」
「優先されなければならないこと」
であるかもしれないのです‼
例えば「7つの習慣」では、その一例として
ある地域活動の委員長を頼まれた女性が
しぶしぶ引き受けたけれど
自分には本当に時間を割かなければならない
大切なことがあったのに…
「ノー」と言って断れなかったことを悔いている
(抜粋)
といった話が紹介されています。
私自身、「母親の最期に立ち会いたい」という
こころの奥底からの願望に向き合って
それを叶えるために行動する際には
「ノー」と言わなければならない場面が多く
本当に辛かったです。
けれども、自分が
自分にとって「ホントウに大切」と
思える衝動が湧きあがってきた時
時にはそれを優先するために
腹をくくらなければならないことも
あるのではないでしょうか
そして、言うべき場面では
「ノー」と言わなければならない
そんな時もあるのだと思います。
のちのちにまで後悔を残さないためにも
この、「腹をくくる」ということが
非常に大切であると思います。
だから、もしもあなたが
「あなたの内側」から
これまでの「周囲の流れに乗って」
「おとなしく言うことを聞いていたわたし」
でない「わたし」に
思いがけず遭遇してしまった時にも…
そんな「異端児」の自分自身を
どうか恐れずに
しっかりと見つめてあげて下さい。
そして
「のちのちに後悔を残さない」ためには
どんな選択をすべきなのか
しっかりと「自分の中のマグマ」と
冷静に話し合ってみて欲しいのです。