山羊座2度*迷いの防壁に風穴を開けてゆけ
山羊座2度「3つのステンドグラスの窓、1つは爆撃で損傷している」。12月24日前後の太陽のサビアン。…ガシャン!とガラスの割れる音がしました。そして部屋には、強い風が吹き込んできて…部屋の中のものがどんどんと吹き飛ばされてゆきます。割れてしまった「ステンドグラス」とは、いったい何を意味していたのでしょうか…?
山羊座2度を太陽のサビアンシンボルに持つ可能性のある方:
宮部みゆき氏(小説家)
亀井絵里氏(元アイドル)
ノストラダムス氏(予言者、占星術師)
ジャン・フランソワ・シャンポリオン氏(エジプト学考古学者)
再度の見直し
こちらの山羊座2度のサビアンは
「山羊座」に入ったばかりで
「射手座」という
「精神性重視の世界」から
「山羊座」という
「実質性重視の世界」への切り替わりを
表わしているシンボル
このシンボルが強調されるシーズンには
真っ直ぐに進むつもりであったのに
急に曲がり角を曲がる羽目になった…
そんな出来事が起こる可能性も?
2019年12月8日
太陽系外から飛来した恒星間天体の2番目
2I/ボリソフが太陽に最接近したこの日
木星が丁度このサビアンにありました。
この日地上は
中国の武漢であのウィルスの初症例が
確認されました。
他にも土星と冥王星が
ちょうど「社会」を表す山羊座を通過中で
2020年から数年は
「社会」そのものの「在り方」に
メスを入れられるような日々が続きました。
現在は、嵐のような時も過ぎ去りましたが
2024年11月20日
冥王星が水瓶座に入り
<新しい時代>が
本格化しようとしています
そんな中こちらのシンボルが
強調される際には
「個人」と「社会」の在り方の
「変化」に対し
「それで本当に大丈夫?」
「もう一度見直してみて」
と念を押してくるような
シンボルとなっています
射手座から山羊座へ
山羊座の一つ前のサイン
「射手座」は「精神性」を
高めようとするサイン
詳しくはこちら
この射手座の「精神性」は
「射手座」最終度数で
「山羊座」へ向かうためのそれに
集約されていきます
射手座30度「法王」です
「法王」とは言わば精神世界のキング
知識を培って、理解を深め
より深い意味を探究してきた方
タロットカードの「法王」には
新参の教徒を
教会の教えへ導こうとする
参入の儀式を行っている姿が
描かれています

ここでは
「教会」のようなある一定の
精神的なつながりのグループの中での
「決まり」「慣習」「文化」といった
精神的なルールが象徴されていますが
射手座という自由な旅路の中で
「広く」「高く」
と培われてきた思いが
「一番大切なものはコレ!」
と定められた、と
言えるかもしれません。
けれど「私にとって大切なルール」は
山羊座入りを目前に
「グループの中のルール」という形に
集約されていく…
それがこの
射手座30度「法王」のシンボルと
言えるかもしれません。
それは個々人の
「夢」「希望」「理想」も
「グループ」の中に
収束されていったのです。
どこまでも
解放感に満ちていた
精神的探究のシーズンが
終わりを迎えたのです。
射手座は皮肉なことに
死に体になったときに
「権威」になるのです。
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
「山羊座」の始まり…山羊座1度
そして山羊座の1度では
「認識を求める部族の酋長」
というサビアンに…
(詳細は→→こちら)
「これこそ1番大事!」という
「精神的なルール」を引っ提げ
グループのメンバーに
その「認識」の元
結束を固めることを
主張しています
そこから
山羊座という「社会性」が
培われてゆきます
そして…山羊座2度では
ところが…
こうしたグループが
いくつも出来上がったところで
それぞれの「部族」は
「主張」を押し付け合い…
そこに起こるのは
「戦い」です
いろんな「考え」や「主張」が
「枠」を超えて生にぶつかり合う…
そしてある部族が
「私たちにとってはコレが1番大事よね」
と掲げていた
精神的な「拠り所」
それが
教会のステンドグラス
でした

それが爆撃で
割られてしまうのです。

「黒船」の来航?
けれども
「別の見方」をするならば…
「精神性の支柱」であった
ステンドグラスが
<割れた>ということは
「新しい思想を受け入れる素地ができた」
ということであるとも
言えるのではないでしょうか
それはあたかも…
「自国の文化や思想」に閉じこもっていた
鎖国の国に
海の向こうから突如
でっかい「黒船」がやってきて
無理やりに
「新たな文化や思想」がある世界へ
開かれた…とも解釈できます
明治の時代しかり
そこには当然
「痛み」も免れません
けれども
さらにもっと
「大きな視点」で見れば
閉じこもっていた
「我々ルール」という
「ガラス窓」(ステンドグラスと言う色メガネ)
越しに見ていた世界観に
「風穴」が開けられた…
と見ることもできます
これまで大切に守ってきた
信念や理想
「わたしの世界」という聖域…
サンクチュアリに
「外へ通じる回路が開かれた」
とも取れるのです
私たちは時に
そうした
「閉じこもっていた自分の世界」
から
出ていかなければならない時と言うのも
あるのではないでしょうか
さあ、出発…! でも、大丈夫!?
「山羊座」というサイン(星座)について
考えてみれば…
山羊座の支配星である
「土星」という「長老監督」がやってきて
おいおいいつまで
射手座の木星の口車で
「夢」だの「理想」だのと
口先ばっかりで語っているつもりかね?
さっさとここへ出てきて
実際に手足を動かして働いて
結果を出してくれなくちゃ…
社会は回っていかないだろう!
なーんて感じ!?(-_-;)
意気揚々と
理想社会への改革を
夢見てやってきた新参者たちには
文字通り「心の傷つく」
体験かもしれません
けれどそれは今まで
「学校の中だけ」で
学んできた知識や
その知識から得られた
「これが大事でしょ」という理想を
実際に「社会」の中へ持ち込んで
試してみるチャンス到来…
とも言えるのです
「火」の精神論から「土」の現実世界へ
射手座は【火のエレメント】のサイン
山羊座は【土のエレメント】のサインです
そして山羊座に対応するのは10ハウス
10ハウスのカスプ(境界線)と言えば
MC=「社会的な到達点」です
山羊座の門戸を通り抜けてひとは
個人の枠組みをホントウに脱して
本当の大人になるということ…
割られたステンドグラスの「窓」は
そんな「脱出」への
ドアでもあるのです

あなたはもう十分に
「力」を蓄えてきたはず…
だから既に「新世界へのワープ船」に
搭乗しているんです!
あとはしっかりと
シートベルトを点検し
ワープG(重力圧力)に
耐えうる仕様で出発しているか
新世界の人々に
通用する手立てを
搭載しているかを
「外からの目線」で見直して!と…
「風穴」がもたらすもの
そんな「脱出」に向けて
最初に始めなければならないのは
「他者」に「心を開く」こと
…かもしれません
例えばこれまで
自分一人で頑張っていたこと
ここでちょっと
「限界」を感じていませんか?
あ~もう無理!
もうこれ以上やっても
無駄かも…(T_T)
そんな風に
思ってしまうことがあるなら
それは実は
自分一人で
すべてをこなそうとしているから
かもしれません
「今まで」の流れが
滞っているなら
上から見下ろし
検証してみる時が
来ているのかも知れません
ならば「今まで」という
ガラスの天井を突き抜ける
「風穴」を意識してみて…

こちらのサビアンからは
そんな風に
言われているのかも…
あなたが「本来の役割」を果たす道へと
まだ「迷い」の防壁を
越えられないでいるのなら
ガラスを割って
「風穴」を開けてみる
段階かもしれません
だってガラスの向こうには
あなたを必要としている
「誰か」がいるから
そして次のサイン
「水瓶座」が強調される
「水瓶座の時代」とは
「役割」を果たす者同士が
分け隔てなく
繋がってゆく世界
だから今は
ぎゅっと握っていた何かを
どうぞ手放して…
風がさらってゆくままに…
そうすれば
どこからか
また新しい風がやってきて
新しいものを
運び入れてくれるから