山羊座6度「暗いアーチのある小道と…」＊未来への希望に繋ぐ温かな自己犠牲
山羊座6度「暗いアーチのある小道と底に敷かれた十本の丸太」。12月28日前後の太陽のサビアン。先行きが不透明な状況や環境の中で、未来を見据えた確かな土台や基盤を築くことに焦点を当てた度数です。集団や未来のために自己を捧げる、強い責任感と自己犠牲の精神が特徴です。
山羊座6度を太陽のサビアンシンボルに持つ可能性のある方：
マレーネ・ディートリッヒ氏（女優）
デンゼル・ワシントン氏（俳優・映画監督）
状況認識と行動原理
山羊座6度は、先行きが暗い
森へ続く入り口の足元に10本の丸太がある…
という象徴から
先が見えない中でも確かなものを求めます。
未来の彼方の逃げ道を探すのではなく
今引き受けていることを終わらせる
必要性が強調されています。
＜確かなもの＞とは
安心や信用・信頼を寄せられるものであり
過去の実績、前例、経歴、経験といった
先へ進む際の導きや道標となるものを指します。
それを土台、基礎、基盤、構造として
考える、作る、生み出そうとすることに
注力します。
集団・社会への貢献と自己犠牲
従ってこちらのシンボルを
ネイタルチャートにお持ちの方
また強調されるシーズンには
（個よりも）
自分が属する集団や組織全体
（今よりも）
将来や少し先の未来を見ての
行動を促されることが多くなるでしょう。
大勢の未来のために尽力し
必要または助けとなる
確かな土台や基盤を作る
生み出す、考える、または
自らそれになろうとする
強い自己犠牲の精神を
お持ちなのではないでしょうか。
ドテカテモリーでは、この度数に
魚座の影響が見られます。
魚座の象意には
「献身」や「自己犠牲」があり
「無私の精神」が象徴されています。
会社や組織のために
自分を犠牲にしても
共同体や集団の結束を高めること
人をまとめたり結束させるために
自分が泥をかぶることを厭いません。
この精神は、
社会を支える歴史的・集団的な土台となり
民族的な神、土地の神、地域の精神といった
集合的な意識に根差すもので
あることも多いでしょう。
姿勢と決意、目標達成
このシンボルに関わる方は
堅実さ、計画性、責任をもって
土台や基盤作りを行うために
尽力することになりそうです。
「骨をうずめる覚悟」が
集団の統率力（まとめる力と自信）に
繋がるでしょう。
「ここからどうするかを考えて決め」
「やることが決まったら取り掛かろう」
という行動力があります。
立てた目標は何が何でもやり抜く
そんな強い意志を持ち
何かをやり遂げることで
自分の未来の可能性を
探りに行くでしょう。
負担を受け持つことで
周囲の意識へ変化を促す役割を
果たそうとされるでしょう。
自己点検と注意点
そのような活動の中で
自分自身についても
深く顧みていかれるかもしれません。
自分自身を根底から見つめ直し
点検することで
ご自身の更に深い資質に
気づいていかれるでしょう。
ただし、自己犠牲精神が強すぎることから
プライベートを犠牲にし過ぎないよう
意識して注意を払うことも
必要になってきそうです。
10本の丸太が示す道
ここで、10という数字が持つ意味について
考えてみましょう。
それは「山羊座」
（牡羊座から数えて10番目）を
表す数字です。
また、これまで
＜社会の枠組み＞を作ってきた
先人たちの足跡そのもの
であるとも言えます。
山羊座は「社会」や
「団体」を表しますので
過去のある時点の「社会」「団体」が
次の世代に持ち越したもの
という捉え方もできると思います。
例えば
明治の日本社会→→昭和の日本社会
→→平成の日本社会→→令和の日本社会…
であるとか
１９５０年代の世界→→７０年代の世界…
→→２０００年代の世界
→→２０１０年代の…とか
もっと至近なところでは
10年前の企業方針→→
5年前の→→1年前の→→…
といった具合です。
それは、10本の丸太の一つ一つが
「この先の未来のひとのために」という
純粋な思いで遺されてきた
結晶とも言えます。
ペンタクルの10が語る豊かさ
タロット・カードで「豊かさ」を表す
「ペンタクル」のスートの
終わりのカードが
「ペンタクルの10」です。
このカードは、上記のような
「社会のインフラ」的な
「社会基盤や土台」を表しています。
私たちも、そうしたものの上に
安定・安心した生活を
営むことができていますね。
これがまさに今回の
山羊座6度のサビアンの
「10本の丸太」のイメージ
そのものではないでしょうか。
目に見えないけれど
確かに存在する支え。
それは世代を超えて
受け継がれてきた知恵であり
＜未来へと続く希望＞の架け橋です。
あなたの足元を支えるこの丸太は、
決して朽ちることのない絆で
編まれているのです。
それは
「この先の未来のひとのために」と
そんな思いで
「足跡」を遺してきたひとたちの
結晶なのです。
道に迷った時にも
ルディア版では今回のサビアンは
山羊座6度「暗い森へと向かうアーチの道…
その下に敷かれている10本の丸太」です。
時々私も
山の上の神社などにご参拝に行き
周辺の山道を散策するときなど
周囲にアーチのように樹々が繁っていて
不安に思うことがあります。
本当にこの道で良いのかな？大丈夫かな？
…と心細くなりながら
進まなければならないことがあります。
けれどもそんな時、足元に
（一部腐食して割れていたりするけれど）
丸太を横にして
土の中に埋めたような、人口の
「にわか道」が出来ていることがあります。
そうすると
あ、こっちで大丈夫…って安心するし
何より凸凹の山道は足を取られて
歩きにくいですから
丸太があるだけでも本当に歩きやすい
誰が作ってくれたのかわからないけれど
こんな山の上まで
ほんと有難いな～ご苦労様です！
…と心の中で、御礼を言ったりします。
「見知らぬ誰か」のために
きっと、この丸太を埋めてくれた方
それを計画してくれた方は
「誰がこの道を通るかは
わからないけれど
きっと、このままでは
歩きにくいだろうな。
もし丸太でも敷いてあったら
歩きやすいかもしれない。
道に迷わず
安心して進めるかもしれない。」
そう思って
敷いてくれたのですよね。
有難いことです。
…けれども、そう言えば…
私達がＰＴＡで
名前もわからない誰かのために、と
時間を割いているのも
いまあなたが、仮に
来年度のプロジェクトの
引き継ぎ先のために
いろいろ準備しておられるのも…
みんなこんな「気持ち」が
後ろにあるからなんですよね。
それは、たとえば役職が代わったり
退職するときなど
名前もわからない次の誰かのために
引き継ぎ資料を整えたり
もっと大きな括りでは
公共事業で道路や施設がつくられたり…
そんな時、その背景には
「未来の人たちへの思い」や
「未来の理想」と「いま現在」との
GAPを埋める…といった
「心遣い」がありますよね
暗いアーチの下で聞こえる優しい声
さあ、夜明け前のアーチをくぐり、
いままさにここから
旅立とうとしているあなた。
でも少しお待ちなさい。
ここまで尽力してこれらたあなた。
きっとお疲れでしょう。
まずはいったん重荷を下ろし、
ここで安らいでおいきなさい。
大丈夫…ほら私たちが、
あなたの足元をささえているから。
10本の丸太は、あなたに
こんな風に
話しかけているのかもしれません。
そうあなたにも…
人生の中で
もうこれ以上は進めない、
と思ったことが
一度や二度はあった筈…。
けれどそんな時にも
真っ暗に見える茂みの先には
必ず道が続いていて
その道は、「10本の丸太」で出来ています。
あなたが「足元が見えない」と
思っていたとしても
その「10本の丸太」は
あなたが歩く暗いアーチの足元を
しっかりと支えてくれているのです。
だから、大丈夫…どうぞ安心して
お進みください。
あなたが迷いなく進んでいける
道しるべとして
導いてくれているのです。
「10本の丸太」の一つ一つが
アーチの向こうまで、ずっと、ずっと…。
山羊座6度～まとめ～
暗い森へと向かうアーチの道。
その下に敷かれている10本の丸太。
このシンボルは
見えない未来への不安の中にも
「確かな支え」があることを
教えてくれています。
あなたが迷いなく進んでいける
「道しるべ」として
そうした丸太たちが静かに
けれども確かに
導いてくれています。
それは先人たちの足跡の結晶。
私たちを支える確かな土台―。
そして私たちもまた
周囲の人びとと協力しながら
地域のために
社会のために
「未来の足場」をつくる
そんな一員として
今日も確かに
「丸太」を敷いてゆきましょう。
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サビアン・シンボルは
ホロスコープ
３６０度の１度ずつにあてがわれた
アカシック情報とも言われる詩文です
「新しい時代」に備え
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