獅子座22度「伝書鳩」*あなたに託された役割とメッセージ
8月14日前後の太陽のサビアン。獅子座22度の伝書鳩は、私たちの内なる奉仕の精神と使命の発見を象徴しています。自分の能力を他者のために活かすことで、「本当の自分」を発見し「本来の自己」へと還る獅子座のテーマが完成に近づいてゆくのです。獅子座22度が象徴する「伝書鳩」の精神性、奉仕の本質、そして自己実現への道筋を辿り、他者への奉仕が自己の発見へと繋がる過程を明らかにしてゆきましょう。
奉仕の精神とスピリチュアルな成長
獅子座22度「伝書鳩」は
自分の能力を
人のために役立てようとする
純粋な親切心を表しています。
私たちの力を誰かのために使うことは
巡り巡って
自分自身へと恩恵となって還ってくる…
それはある意味
宇宙の神秘的な循環の法則です。
サビアン・シンボルにおいて
「鳥」が登場するとき
それは常に
霊的に高い存在を象徴します。
特に伝書鳩は
獅子座20度で獲得した
霊的なチカラを
必要な時に
必要な人のために使う
そんな存在として描かれています。
伝書鳩は
単なる鳥ではなく
目的となった人のところへ
「着地する能力」が
訓練された特別な存在なのです。
本能としての「帰巣能力」を訓練され
それをコントロールする術を
会得したものだけが
重要なメッセージを運べる役割を
全うできます。
これは私たち
人間にも当てはまります。
自分の能力を認識し
それを意識的にコントロールして
他者のために用いることで
私たちは霊的な伝書鳩となるのです。
「誰かのために力を尽くすことで、
充実感と心の落ち着きが取り戻されてくる」
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
獅子座21度では
獲得した霊的なチカラは
興奮的な活力として
使われていました。
それとは対照的に、22度では
その力を使うべき
「目的」がしっかりと定まったことで
それを使う適切な「方法」も
見えてきたと言えます。
それは
「人類全体のための奉仕」への
トレーニングであり
私たちを「使命を果たせる」
コンディションへと
導いてくれるのです。
また、過去の無謀な体験
(獅子座21度)を教訓として
それを人に教えることも
できるようになります。
このように
自分の経験から学んだことを
他者と分かち合うことも
重要な奉仕の形です。
私たちの人生の試練や困難は
単なる障害ではなく
他者を助けるための
「知恵」となり得るのです。
「本来の自己」そして「魂の使命」の発見
獅子座22度が
私たちに教えてくれる
最も深い叡智は
誰かのために力を尽くすことが
自分自身の魂の目的を
発見する道
でもあるということです。
私たちが他者のために行動するとき
その過程で
「本来の自分」
「本当の自分」が
明らかになってくるのです。
奉仕を通じて、私たちは
自分の中に眠っていた
能力や才能に
気づいてゆくことがあります。
それまで気づかなかった
「強み」や「パワー」を理解し
自分が何をしたらよいのかが
明確に見えてくるのです。
自己の力の認識
他者のために行動することで
自分が持つ能力や才能に気づきます。
日常では見えない自分の力が
奉仕の場面で明らかになります。
魂の目的の発見
奉仕の行為を通じて
自分が何のために生まれてきたのか
どのような使命を持っているのかが
次第に明らかになります。
霊的な成長
他者への奉仕は自己満足ではなく
魂の成長のための道です。
与えることで
私たちの内なる霊性は
さらに高められていきます。
伝書鳩は目的地に
確実にメッセージを届けることができます。
でもそれは
長い訓練の結果です。
同様に、私たちも
「自分の使命を果たす」ためには
「日々の奉仕」という訓練を通じ
能力を磨いていく必要があります。
獅子座22度は
「目的を持った行動」の
重要性を強調しています。
単に活動的であることや
無目的に力を使うことではなく
明確な意図を持って
他者のために尽くすことが
求められるのです。
そのような
目的意識を持った行動こそ
私たちを
「本来の自己」へと導く道標となります。
こちらのシンボルを
ネイタルチャートにお持ちの方
また強調されるシーズンには
私たちに「自分自身の能力を信じ」
「それを世界のために使う」よう促されています。
あなたの中にある
特別な才能や能力は
誰かの人生を変える
可能性を秘めています。
その力を認識し
意識的に使うことで
あなた自身も
深い充実感と
心の平和を
得ることができるでしょう。
奉仕の道は
時に困難かもしれませんが
それは同時に
自分自身への還帰の道でもあるのです。