天秤座21度「海岸の群衆」*人間関係のトラブル回避!対応力を高める7つの態度
10月14日前後の太陽のサビアン。夏の日曜日のような、海水浴場の人だかりをイメージさせるシンボルです。そのような大勢の人の中にあっても、一人ひとりに真摯で公平な対応ができる包容力あるひとを表しています。私たちが人間関係につまずいた時にもチェックしてみたい関係構築の基本を振り返らせてくれます。
天秤座21度を太陽のサビアンシンボルに持つ可能性のある方:
堺雅人氏(俳優)
永作博美氏(女優)
ラルフ・ローレン氏(デザイナー)
イヴ・モンタン氏(俳優・シャンソン歌手。「枯葉」「恐怖の報酬」)
デイヴィッド・D・アイゼンハワー(第34代米国大統領)
母なる海の癒しの力
私たちは、母なる海に触れるとき
生命の基本的な共感の喜びを体験できます。
海の波のリズムは
私たちの心臓の鼓動と共鳴し
自然界からの豊かな生命力が補われます。
健康の回復、癒し、そして深いリラックス…
海岸という場所は
身体と精神の両方に働きかける
特別な治癒の空間なのです。
人に休息と楽しみを与える
人が多く集まる場所には
何かしらワクワクと心が躍るような
楽しさや期待感が感じられますよね。
海岸は自然界の力を借りることで
そこで同じ時を過ごすひとと
仲間意識が自然と育まれますよね。
こちらのシンボルを
ネイタルチャートにお持ちの方も
そうした海岸の持つエネルギー
開放感や満足感を
周囲の人に与える
存在となる可能性があります。
多数&多様な要望への対応力
また、こちらのシンボルを
ネイタルチャートにお持ちの方
また強調されるシーズンには
海岸に集まる大勢のひとを
イメージさせるような
大勢の人と関わるお仕事を任されたり
状況に遭遇したり
そうした状況のまとめ役として
抜擢されたりすることが
あるかもしれません。
そして、集まる方の一人一人の個性を
大切にしながら
全体を調整するような役どころを
見事にこなすことができそうです。
またそうした時にも
相手のタイプに左右されない
対人面での対応力が発揮できそう。
いろいろな頼まれごとにも
柔軟に対応できる適応力を
お持ちでしょう。
ですので、様々な状況で
必要とされる存在となりそうです。
注意してみたいこと
但し、対応できるチカラがあるからと言って
あれもこれも引き受け
ご自身の日常を
犠牲にしないよう注意が必要です。
他者への奉仕と
自己のバランスを保つことが
このシンボルのエネルギーを
健全に活かす鍵となります。
自己犠牲に陥らず
ご自身の時間と空間も大切にしながら
他者との豊かな関係性を
築いていきましょう。
天秤座第4グループ
では何故このシンボルには
そのような
多様な対応力があるのでしょうか。
このサビアンは「天秤座第5グループ」の
最初の度数となっています。
一つ前の「天秤座第4グループ」では
天秤座16度からは
180度対向の「牡羊座」の侵入があるところ。
サビアン・シンボルでは
どのサイン(星座)も
「第4グループ」で
対向のサイン(星座)の侵入があるのです。
(サインの性質をより「強く」するためなんです)
「天秤座」は誰とでも満遍なく
そつなく社交しようとするエネルギー。
それに対し「牡羊座」は
生まれたばかりの元気な赤ちゃんのように
ワイルドで自分らしい生き方を
貫こうとするエネルギー。
「人生のスタート」を象徴するので
時にやんちゃな子どものように
「ボクはこれがやりたいんだー」と
主張して譲りません。
なんたって「新しい世界」に打って出るためには
牡羊座の支配星=火星のような
強烈なエネルギーが必要なんです★
漂流する天秤座
そんな自分と全くタイプの違う
「牡羊座」の態度に
「天秤座」はびっくり仰天。
「ガーン★なんてワガママなヒトなの~」
「もっと他の人のことも考えて~」と思いつつ…
「どんな人とも、公平につきあわなくちゃ」と
頑張って<全体の調和>を目指したのですが…⁉
しまいには
あちらの人も尊重しなくっちゃ
こちらの人も尊重しなくっちゃ…と
いったい何が正しい言い分なのか
自分でも、わからなくなってしまうのです。
それは言わば「船着き場」を失った船のよう…
どうにも判断のつかない局面で
何一つ解決策がわからなくなった
この船の「船長(天秤座)」は
荒れる海のような混沌から
いったん撤退することを決意します。
状況を冷静に振り返ることで
「船長(天秤座)」が辿り着いた答えとは❓
信念に従って行動する
紆余曲折の末…「天秤座」のヒトは
たとえ多くの人の通念に反していても
賛同者がいなくても
「自分が価値ある」と感じる
「信念」をもって行動することが
大切であると考えるに至ります。
但しその信念は<古来からの知恵>に
基づくものであること。
そしてそれを毎日繰り返すことで
鉄のような意志を持つ人に
変貌できることを知るのです。
このように…天秤座21度の人が
「どんな人とも分け隔てなく」
「楽しくニコニコと付き合える」のは
実は背景に、こんなに大きな
苦労の経験があったからなんです…‼
つまり<対応力のレンジ>を
高めて来られた…というわけ☆彡
だからこそ、「海岸」で目の前に
どんなタイプの人が行ったり来たりしても
心の中ではどこか一歩離れたところで
「わたしはわたし」と客観的に
眺めていられるのではないでしょうか?
選択理論心理学
つまり、人間関係に関わるうえで
大切となるのはやはり
「自分自身」の立ち位置であると言えそうです。
何かトラブルが起こった時も
常に自分に立ちかえって
振り返ってみることの大切さを
「天秤座第4グループ」が
教えてくれていると思います。
そこで、ここからは
<様々な人・状況に対処できる対応力>
を培うヒントとして
「ウィリアム・グラッサー博士」の
「選択理論心理学」をご紹介したいと思います。
「過去と他人は変えられないが
未来と自分は変えることができる」
と考えることで
「過去や環境に振り回されず、
人生を望む方向に進める選択ができる」
グラッサー博士は
過去・他者・環境・状況のせい(他責)を選ばず
自らがベストと思う行動を選択すること(自責)が
大切であると伝えられています。
「にっちもさっちもいかない」と感じる状況でも
実はどこかに
「自分で選択できる余地」は残されているもの…
「いま、ここ」も自分自身が選択した結果
と考えることで
「ここから先」の未来も
「私」が自分で「選択」することが出来ます。
7つの致命的習慣
「選択理論心理学」では
「7つの致命的習慣」と
「7つの身に着けたい習慣」が
提唱されています。
私も両親に、夫に、子どもに…
実際こんな感じで接していたこと多数…大汗💦。
そしてここからは私の考えなのですが
これらの背景にあるのは
「コントロール」ではないかと思います。
つまり、「自分の考え」で「支配しようとする」こと。
1.批判する→→「ワタシの考え」とは違うよ。
2,責める→→「ワタシの考え」に同調してくれないのね。
3.罰する→→「ワタシの考え」と違うことをした。
4.脅す→→「ワタシの考え」に従うべき。
5.文句を言う→→「ワタシの考え」に従ってくれない。
6.ガミガミ言う→→「ワタシの考え」に従えって言ってるでしょ!
7.目先の褒美で釣る→→「ワタシの考え」に従えば良いことがあるよ!
こんな時に必要なのは
まずは<右側のこころの声>が
自分の中に潜んでいないか
耳を傾けてみることではないでしょうか。
すると…「ワタシ」は
*「自分の考え」に
耳を傾けてくれるひとが欲しいのかな。
*「自分の考え」に自信が持てなくて
誰かに賛同してほしいのかな。
*「自分の考え」に、誰かに同じように文句を言われ
ストレスが溜まっているのかな。
*最近ゆっくり誰かに話を聞いてもらっていなくて
淋しいかったのかしら…
と「ワタシ」に自分が
寄り添ってあげることが
大切なのだと思います。
すると天秤座20度のような
それを補うために<必要な「知恵」>も
どこからかやってくるでしょう。
7つの身に着けたい習慣
そして「選択理論心理学」では
「7つの致命的習慣」の代わりに
「7つの身に着けたい習慣」が
提唱されています。
「天秤座第4グループ」で様々な体験を積んだ
「天秤座21度」のひとはきっと
このような
「7つの身に着けたい習慣」
に基づく態度を身に着けているからこそ…
大勢のひとに接しながら
各々の個性を尊重できる対応が
出来ているのではないでしょうか。
私たちも、このような「7つの習慣」で
人と関われたら素敵ですよね💕
でももしも身近な方々との関わりで
悩んでしまったときは
「7つの致命的習慣」に陥って
「ワタシの考え」に
囚われてしまっていなかったか
点検してみてくださいね★
そしてさらにその奥の「見えない心の声」に
向き合ってあげてくださいね★
そうすれば、あなたの「こころ」は
「コントロール」から自由になって
「じぶん自身で選べること」を
思い出していけるのではないでしょうか。
「ワタシ」が変われば
相手も状況も必ず変化してゆきます。
するときっとそこには
「海岸の群衆」の中で
人びとと関わりながら
ゆったりと楽しんでいる
「ワタシ」がいるでしょう。