蠍座4度「火の灯ったろうそくを運ぶ若者」*こころ打ち解けて思いを共有する喜び
10月27日太陽のサビアンは蠍座4度。「親密さ」「他者との関係を深めていくチャンス」などの意味があるシンボルです。
4とは四角形をイメージさせる数字です。
四角い積み木を連想して頂ければ
おわかりのように
四角いからこそ
その上にまた積み上げていくことができます
ですので
4とは「土台」や「基盤」の意味にも繋がります
またそれによって
ある「共同体」のようなものが
創られていくとも考えられます
そこから「安定」「安心」といった
意味にも繋がります
今回のシンボルは
「火の灯ったろうそくを運ぶ若者」ということで
何かの儀式のために使われるろうそくを
火を灯して
会場まで運ぶ役割をおおせつかった?
若者が登場しています
「火」とは古来より、さまざまな宗教で
信仰の対象となってきました
魔除けや浄化、贖罪の力があると
信じられてきました
古代ギリシア・エジプト
またマヤ文明などでも
ロウソクが使われていたそうです
アンティグア(グアテマラ)には
マヤの伝統が数多く残されています。
「ロウソク屋」の店先に並ぶ
色とりどりのロウソクは、
マヤの時代から儀式で使われてきたもので、
色によってその意味が違うのだそう。
黒は嫉妬除け、
赤は恋愛、
緑は商売、
青は学びごと、
紫は誘惑除けなど、
願い事によってその色のロウソクを燃やすんだとか。
同じく魔除けや浄化の意味があるものに
お香の煙がありますが
乙女座26度では
「香炉を持つ少年」という
サビアンが登場しています
こちらも何かの儀式のために
お香の灯った香炉を運ぶ
「少年」が描かれています
小さな少年にとって
お香の火を絶やさないよう
運ぶのはさぞかし
神経の研ぎ澄まされる大役でしたでしょうが
そして
「火の灯ったろうそく」を
絶やさないよう
部屋から部屋へ運ぶのは
それ以上に大変!
そもそも蜜蝋などから作られる
「ろうそく」自体が
大変貴重なもの!
万が一
落としてしまったりしたら
と思うと…
ほんとうに
緊張を伴うお役目だったことでしょう!
でも「少年」が「若者」に
成長したからこそ
できるようになった
ということですね…
そして「若者」は
「少年」の頃よりも
ここまで
「人と人との深い結びつき」を
学んで
大きくなってきたことでしょう
真っ暗な会場で
ろうそくの灯りだけを頼りに
人びとが集う
神秘的な儀式…
そこでは
「4」の数字に表されるような
あるひとつの「志」に基づくような
「共同体」「グループ」という
まとまりのなかで
一つ前の
蠍座3度「上棟式」で
皆で協力して
つくりあげたような
「家」とも言える
四辺で囲まれ
安心・安定して
「そこにいることができる」
そんな結束力が
イメージされます
そこでは
外部のひとには
通じないような
そこに居るひと達だけが
「共有」できるような
そんな話題も
話すことができるでしょう
「暗黙の了解」
「無言の前提」
のような…
だからこそ
たとえ何も話すことがなくても
なにか
「わたしはここにいていい」
そんな
安心感・連帯感が
生まれてくるのではないでしょうか
そして
そこで交わされる会話からは
蠍座2度のサビアン
「割れた瓶とこぼれた香水」
に象徴されるような
ほんとうに「心から」打ち解けて
まさに「腹を割って」
じぶんをさらけ出し
心と心で繋がるような
深い関係を築いていくことが
できるのでしょう
ですので
こちらの蠍座4度が
強調された日には
是非
身近な方
そして属するグループの方がなど…と
心を開いて
関係を密にする…
そんなことを
意識して
お過ごしになってみてはいかがでしょうか