蠍座5度「大きな岩場の海岸」*動かないものを動かすチカラ
10月28日太陽のサビアンは蠍座5度「大きな岩場の海岸」。ルディア氏訳では「海の荒波に微動だにしない巨岩」です。「動かない岩」とは何を指すのでしょうか?
海の荒波…。
海岸沿いで荒波に打たれ
水しぶきを上げている
大きな岩とは?
それはこの世界の
「動かない現実」を
表すとされます。
この世界では
どんなに心の底から訴えても
感情の高鳴りのまま
情熱的に表現しても
びくともしない
現状が立ちはだかる…
ということはありますよね
その理由は
「個人のパーソナリティー」の
一部はそのひと個人が
つくりあげてきたものであっても
ある部分…そのもっと深層部分に
個人を超えた
歴史的な背景や
集団的な要素といったものが
横たわっているから…
人が長い間に築き上げてきた
習慣や文化・常識なども…
それはユングの言う
「集合無意識」とも
言えるかもしれません
それはまさに
私たちの前に
ガンとして立ちはだかる
「大きな岩」…
けれども
だからこそ
私たちはずっと
そうした
「ガンとして動かないもの」に
ただ問うてきたのでは
ないでしょうか?
「自分の周りに答えを求める」ことに
慣らされてきたのではないでしょうか?
「これで合っていますか?」
「正しい答えはどれ?」
「私間違っていない?」
でもそうやって
「外に答えを求める」かぎり
「欠けた自分のなにかを埋めてくれるもの」
「満たしてくれる」もの
を外に求めている限り
「ほんとうに」
満たされることは
ないのではないでしょうか?
何故なら
私たちの内側に
「足りないもの」をつくっているのも
またじぶん自身なのだから…
「足りないもの」を
つくっているじぶんが
「岩」でもあるのだから…
だから「内側の岩」と
「外側の岩」がぶつかって
そこに「挫折」が
現れることになるのです
ならばここで
何かにすがり
頼ろうとしていた
じぶん自身を認めることで
きっと
打開策が見つかってくるはず
ですのでこのサビアンを
ネイタルチャートにお持ちの方
また強調されるシーズンにはどうぞ
これまで
あなたに訪れた
「荒波の記憶」の中から
あなたの心に
揺るがない岩となって
築かれているものはないか
もう一度
見つめ直してみてはいかがでしょう
そしてあなたの中に
そうした岩をも打ち砕く
「強さ」を
見いだしていきましょう
大丈夫。あなたにはきっと
それができます。