16日17日は多くの大学受験生の皆さんにとって最初の関門の「共通テスト」だったそうですね。これまでの数年間の学習の成果が目に見える形で表に出る日でしたね。さて今回の満月はそんな受験生さんに限らず私たちにとってもこの数年の成果を問われているような…そんなサビアン・シンボルとなっている気がします。
蟹座満月の冥王星のサビアン
前回の記事でお伝えしましたように
今回の蟹座満月では
太陽と冥王星がコンジャンクション。
冥王星は「死と再生」とも言われ
「変容」をもたらす星
とされているとお話ししました。
そして冥王星のサビアンは
山羊座27度
「山の巡礼」
です。
ルディア訳では
「山の聖堂へと連なる
急な階段を上る巡礼者」
となっています。
長い険しい階段を上り続けることに似た
厳しい努力によって
自分の意識の可能性の
頂点的な領域に到達する
(松村潔先生「神秘のサビアン占星術」)
「山羊座」とは
「社会性」や「」ステイタス」を表すサイン。
「山羊」が高く険しい山を
細い足を一歩一歩崖っぷちに慎重にかけながら
一歩一歩登っていくように
社会の中の
「成功」を目指していくサインでもあります。
このシンボルは
そんな山羊がやっと
山の頂上に辿り着いたように
ひとつの努力のピークを迎えたことを
イメージさせられるシンボルです。
冥王星が山羊座に入ったのは
2008年1月26日。
今月でちょうど14年前のこと。
(「社会」を表す山羊座に
「変容」を表す冥王星が入った年に
リーマン・ショックが起こり
話題になりましたね。)
そこから1年に約2度という
大変ゆっくりしたスピードで
やっとこの度数まで
進んできたのです。
あなたにもこの間
いろいろなことがあって
努力を続けて来られた結果
「いま」の場所に
立っておられるのではないでしょうか。
蟹座満月の太陽のサビアン
そして続く太陽のサビアンは
山羊座28度
「鳥の養鶏場」
です。
「鶏」とありますが
にわとりではなく
動物園の鳥の展示でよくある
とても大きなケージに
何匹もの鳥が
飛び回っているイメージです。
ちょうど1月10日の
牡羊座上弦の月が
牡羊座20度
「鳥にエサをやる少女」
というサビアンでしたのも
今回の伏線となっているようで
興味深いですよね
鳥とはサビアン・シンボルでは
スピリチュアル的な意味合いの強い
シンボルです。
ここでは
ひとつ前の
冥王星の度数で
「山のてっぺん」に昇りつめた人が
見ることのできる景色のように
高い場所を飛ぶ鳥が
より多くの「情報」を
受け取ることができるよう
訓練を受けているイメージでしょうか?
その「情報」とは
「直感」や
「インスピレーション」によって
もたらされると考えられます。
実生活でも
「鳥」は「幸運を運んでくれるもの」
というイメージが強いです。
「新しいチャンス」や
「繁栄をもたらすシンボル」
とも言われます。
スピリチュアル的には
「宇宙からのメッセンジャー」
と言われたりも…。
「鳥」を表す方角
またこちらの記事でご紹介したように
風水では「四神相応」といって
北に亀
東に青龍
西に白い虎
南に朱雀(または鳳凰)
をイメージさせる土地が
最良とされます。
つまり南では
鳥が羽を拡げ
自由に飛び回れるような
視界の開けた土地
が良いということ。
それは…
自分のテリトリーに
「外部からの新しい影響」
が入ってくるのを
許容する場所と言えるかもしれません。
更に
それが朱雀(すざく)という
神聖な鳥で象徴されているわけです。
鳥は高いところから見下ろすことができます。
つまり高い場所から下を見下ろすように
「自分」というテリトリーを
「違った視点」から見る=「外部から見る」
ことのできるようになれる場所、
であるとも言えます。 (上記より)
そのような広く高いところから
「より高い視点で客観的に物事を見る」
よう努めることで
インスピレーションを受け取りやすくなる…
そして
自分の霊性を高めることにも繋がる
のだと思います。
「俯瞰力」とピラミッド
鳥のような視野、俯瞰力については
何度かこちらのブログでも
お話ししてきました。
特にお伝えしたいのは
今回山羊座の度数で
「俯瞰力」というとき
そこから「ピラミッドの頂点」を
イメージさせられるということです。
ホロスコープのトップバッター
牡羊座では
牡羊座6度
「一辺が光り輝く三角」
というシンボルが出てきます。
つまりピラミッドで言えば
一方だけを
照らしている視点です。
ホロスコープは「魂の成長段階」を
表しているという説もありますが
牡羊座が表すのは
生れたばかりの赤ちゃんのような
純粋無垢な精神です。
そこから
牡羊座→→火
牡牛座→→土
双子座→→風
蟹座→→水
と初めて4つのエレメントが
一巡するのが
前回登場した「蟹座」です。
「蟹座」とは第4のサイン。
そしてホロスコープで
第4のカスプ(サインをまたぐ線)が表すのは
ICと言われる
ホロスコープの天底。
つまり「蟹座」は
「家庭」や「居場所」
を表すと共に
その人の
「人格の土台」となるものも象徴しています。
そうしたことから
私はこの「4」の数字が
ピラミッドの4辺の「土台」にも
置き換えられるような気がしています。
そこから
いろんな経験を経て
4つのエレメントの学びを積み
山羊座に到達する時が
「ピラミッドの頂上」…
それが冥王星の度数
山羊座27度で示される
「山の頂上」ではないかと思います。
そこまで昇りつめた
頂上から4辺を見下ろす視点と
先ほどの牡羊座6度のように
片側から見る視点とでは
見えるものが
まったく違ってくることでしょう。
11ハウスがあらわすもの
さてそんな山羊座が
今回のホロスコープでは第11ハウス。
第11ハウスとは
「水瓶座」のナチュラルハウスです。
そして前回お伝えした
蟹座28度が
「蟹座から獅子座へ」
の移行の度数であったように
山羊座28度は
「山羊座から水瓶座へ」
の移行の度数となっています。
そして第11ハウスが意味するのは
「自由な主張を認め合う交流」
や、そうした交流をベースにした
「人的ネットワーク」
そしてそこから生まれる
「未来への展望」
です。
山羊座28度の「養鶏場」にも
たくさんの鳥たちが
集っていますよね。
そんな第11ハウスに
「変容」の冥王星と
「目的意識」の太陽と
更に「喜び」の金星が
位置しています。
そして
太陽の度数
山羊座28度には
ものごとを見るための
「新しい地平」に達する…
という意味も。
つまり冥王星によって
「突然の出会いやご縁」がもたらされ
「人とのネットワーク」が拡がる…
それが「新しい地平」への
「大きな転機」をもたらす…
そんな可能性を示しているようにも
感じます。
そして
冥王星のサビアンからは
その「ご縁」とは
「ピラミッドの頂点」から
見下ろすような視点を持った人物…
自分がこれまで
持っていなかった
見えていなかった視点から
ものごとを見ているひと…
と言えそうです。
ただし
冥王星は「死と再生」の星
とも言われるように
何かを
「手放し、再構築させる」
作用も持っています。
ですからそこから
それまでの「価値観」が覆されたり
手放させられるような流れ…
も浮かびます。
けれど
近くには金星もありますから
それが結果的には
「喜び」に変わってゆく…
となるのではないでしょうか。
蟹座満月の木星のサビアン
また昨年末には
木星が魚座に入りました。
今回の蟹座満月での
木星のサビアンは
魚座5度
「教会のバザー」
となっています。
こちらは
今まで手元に持っていたものを
手放し
教会に提供することで
教会の持つ
「慈愛や施し」といった
「付加価値」を与えられる
…というシンボル。
今まで持っていた
「価値観」を手放し
もっと大きな「人との縁」の中に
投げ出すことで
「新しい価値」がつけ加えられる…
とも言い換えられるかもしれません。
つまり
そこに紐づけられていた
「価値の基準」が
付け替えられる、ということです。
「社会の投影する欲望」からの離脱
ここで考えてみたいのは
山羊座28度の
もうひとつの意義について。
この度数のひとは
社会の投影する欲望から
少しずつ自由になる可能性を秘めています。
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
私たちは生きていく上で
「社会」から
教育、両親、メディア…などを通して
様々な価値観を受け継ぎ
それを元に生きてきました。
でも現在
「今までの社会は当たり前だった」価値観が
どんどん覆されていく
時代になっています。
それは特に2020年末の
木星と土星のコンジャンクションからの
「水瓶座時代」になって
一層加速してきたと言えそうです。
それは同時に
蟹座28度のポカポンタスが
自分の意志に従ったように
「自分の中からの思い」を
大切にしていく時代への過渡期…
とも言い換えることはできないでしょうか。
山羊座28度で
育てられている鳥たちには
「これまでやってきたことを完成させる」
の意味もあります。
山羊座27度のサビアンに
「努力して険しい山道を登る」
とあったように
あなたがこれまで
今いる場所で
力を注いできた中からこそ
「自分の中からの思い」が生じ
完成してゆくのでしょう。
現在木星の滞在する
魚座の支配星は海王星。
その海王星のサビアンは
魚座22度
「シナイ山から新しい法則を持ち
降りてくる男」
です。
新しい理論や
新しい法則を編み出すことに興味を持つ
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
「自分の中からの思い」が育ち
やがて
新しい未来を築いていくための
「新しい法則」に繋がってゆく…
ということかもしれません。
「意識」の囲い
そしてこのシンボルでは
「囲い」はあるのだけれど
それが意識にのぼらないくらいの
自由に飛び回るのに困らないくらいの
スペースはあるのです。
「水瓶座時代」に入り
私たちの意識も
徐々に囲いが拡がって
「え、こんなのも、ありなの?」という風に
だんだんに
「意識の枠」が拡がってきたことにも
重なります。
でもまだ「囲い」はある。
それは目に見えない
「無意識の囲い」です。
それは私たち自身が
「じぶんにつくっている」
囲いかも…。
鎖に繋がれたゾウは
鎖を解かれても
鎖に繋がれていた時に
歩ける範囲だったところから
出ようとしない
…という逸話がありますよね。
もしかすると
そんな「意識の囲い」から
いよいよ飛び立つ時が来ているよ…
と知らされる機会がもたらされる
ということでしょうか。
それが
次の地平への扉を開くチャンス
となるのかもしれません。
丁度東洋の暦では
今日から「土用」に入りました。
「土用」とは季節と季節の調整期です。
今回の「土用」は「立春」まで。
東洋の暦ではここからが春の始まり。
一方西洋占星術では
「春分」が1年の始まりです。
この満月は
「やって来る新しい季節」を展望に入れた
「調整期」と言えるかもしれません。
蟹座満月のまとめ
現在は水星逆行中でもあり
この逆行が終わるのも
「立春」となります。
その意味でもこの期間は
「過去を振り返り」
今まで頑張ってきたことの意義や
「自分が今持っている」価値観
そしてその中で
手放すべきものは…?など
見直しておくのに
良い期間となりそうです。
水星のサビアンについてはこちらの記事に…
そして今回
この逆行中の水星と
山羊座の支配星である土星も
コンジャンクション。
土星は現在
水瓶座を運行中です。
土星のサビアンは
水瓶座14度
「トンネルに入る列車」。
こちらは言わば
「ワープの度数」。
山のふもとを迂回して進むのではなく
山の中腹にトンネル=新しい道を創ることで
誰よりも早く
一気に目的地まで到達する様子が
描かれています。
「パラレルワールド」という言葉もありますが
上記のステップを踏んで
いろんな「しがらみ」を乗り越え
「意識」を「鳥の視点」まで高めることで
私たちの住む場所も
一足飛びに別世界へ運ばれる…
そんな変容の可能性が
伝えられているのではないでしょうか。
~開運*美ライフ*コーディネイター~
宮代 彩也乃(みやしろあやの)
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました
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