射手座5度「木の高いところにいる老いたフクロウ」*幸運へ羽ばたくためのバーズアイビュー
11月27日前後太陽のサビアン。「不苦労」をも呼ばれ、古来「幸運を招く鳥」をされるフクロウ。幸運を掴むために必要な「見えていないものを意識するチカラ」を教えてくれるシンボルです。時代の転換期と言われる現在、とても重要となってくる「俯瞰力」についてお伝えします。
フクロウが「幸運を招く鳥」とされるわけ
フクロウは古来
ギリシャ神話の智恵の女神、アテナの使い
とされてきました。
霊力を持つ鳥ともされています。
東洋でも
「不苦労」「福来朗」「福籠」
とも記され
「幸福を呼ぶ」とされてきました。
また「財運」や「長寿」
の象徴ともされてきました。
五行では【金の気】に
属する鳥です。
では何故フクロウが
幸運を呼ぶ鳥とされるのか…?
本日はその「理由」について
フクロウの特性から見る
私たちが「幸運を掴むためのヒント」を
考えてみたいと思います。
理由1:ワシやタカと同じく、
人間の約8倍の視力を持っている
理由2:一説によると
首が270度廻って
辺りを見渡すことが出来る
理由3: 夜行性で
闇夜を見通すことのできる
目を持っている
理由4:長寿である
…ここから言えることは
理由1⇒
視力が高い
→つまり遠くまで見渡すことが出来る、
視距離が長いということですね。
車の運転でもスピードが出るほど
近くを見ていては危ないですよね。
ひるがえって、幸運を掴むには
遠くまで見通そうとする
意識を持つこと
自分が目指したい方向を
定めること
などが大切、
と言えるかもしれません。
それによって今自分が
どう行動すべきか
「戦略」を立てることもできますものね。
理由2⇒
全体を見渡すことが出来る能力
このシンボルでは特に
「木の高いところにいる」
となっています。
木の高いところから見るだけでも
森の中の
より広い範囲を見渡すことが
できそうですが…
更に
首の可動範囲が広いということは
一定方向からだけでなく
様々な角度から見ることができる、
ということになりますよネ!
ひるがえって、
幸運を掴むには
広い視野をもって
様々な角度から
物事を見ることが必要…
と考えられると思います。
理由3⇒
夜行性で闇夜を見通すことが出来る
フクロウは
闇夜を飛ぶことのできる鳥
であることから
「潜在意識」を
象徴する鳥とも
言われます。
つまり幸運を掴むためには
まだ具現化していない
「氣」のようなものを
察知できる力
自分の内部からの情報に
注意を払える力
直観のようなものを
信じることのできる力…
といったものも
大切であると言われているようです。
理由4⇒
長寿であると言われるフクロウ
ここで長寿というキーワードから
「得られるメリット」
を考えてみると
「経験値」ということが
あると思います。
今まで実際に体験して
心と身体に蓄積されてきた情報は
次の私たちの行動や思考に
大きく影響します。
「経験値」という情報量が豊富で
それをより良く
活用することができれば
より物事の
正確な判断を行うことができるでしょう。
バーズアイビューとは
以上のようなフクロウの特性から
私たちが
「幸運を掴むためのヒント」を
考えてみますと…
「俯瞰力」
という力が大切である
ということになると思います。
「バーズアイビュー」
と言われるものですね。
「俯瞰力」とは
物事を高い視点で
様々な角度から見ること
それによって
一定方向から見るのではない
新たな発見や気づきが得られる…
ということ。
例えば
遊園地の迷路に
入ったことはありませんか?
同じようなドアが続いて
自分がどっちから来たのか
どこへ行くのか
わからなくなってしまって
いつまでたっても抜け出せない…
けれど
出口から出て
振り返ってみると
ちっぽけな建物の中で
ただ右往左往していただけ
だったことがわかります。
それでは例えば
その迷路の建物を
鳥になって
上から見てみることができたら
どうでしょう?
どの道をどう歩けば良いのか
一目瞭然で
把握することができますよね。
生きてゆく中で
迷い道にはまってしまった時にも
鳥のように高い視点から
見渡すことができれば
進む道をハッキリと
自信を持って
進むことが出来るのに…
とは思いませんか?
スコトーマ(心理的盲点)とは
ここで私は
苫米地英人博士の
「スコトーマ」
という言葉を思い出します。
ご著書
「脳は休ませると10倍速になる!」
の中で
ゴールを達成するためには
人の意識の中にある
コンフォートゾーン(居心地がよく自然に振舞える範囲)」を
「なりたい自分」の方向へ
ずらしいく必要がある
と仰っています。
けれども通常は
この「コンフォートゾーン」に
どっぷりと浸かって
「スコトーマ」(心理的盲点)が生じ
現段階で見える世界しか見えない
とされています。(抜粋)
ここでいう
「スコトーマ」とは「盲点」のこと。
「盲点」とは
ウィキペディアによると
脊椎動物の目の構造上、
生理的に存在する
暗点(見えない部分)の一つ。
となっています。
目という器官の構造上
視点が結んでも
見えない点があるということですね。
これを心理学で捉えた場合に
「過去のある経験から
思い込み(ビリーフ)
を作り出してしまう」
⬇⬇⬇
「その視座(見方)に
意識を固定してしまい
知らず知らず
いつもそこから物事を見ている」
状態が創り出されるとされます。
実際には存在していても
「見えない」(意識にのぼらない)もの
が生じてしまう、ということですね😔
またこうした「ビリーフ」から
だけではなく
知識がないために
気が付くことができない
ということもあると思います。
またもともとの
人間の脳の構造上
あまりにも多くの情報を処理することは
非効率であるため
「自分にとって重要でない」と
無意識に判断したものは
どんどんカットしてしまう
という性質もあります。
いずれにしろ
私たちが意識したり
見えていると思っているものは
実は
「実際にそこに存在」しているもの
そのものではなく
「わたし」という「視座」
が映し出した
「映像」であるということですね。
そして私たちの思考も
そんな少し偏った「視座」から
生み出されているもの…
ということですね。
それは、
ネガティブに捉えれば
ある意味私たちは
自分自身を「牢獄」に
縛っているもの…
ともいえると思います。
ですから
フクロウの示すような
高くて広い視座を持つことで
わたしたちは自分自身を
この「牢獄」から
解放することができる…
のではないでしょうか?
幸運へと羽ばたくためには
広く多様な視座を持つこと…
こちらのサビアンは
そんなメッセージを
伝えてくれているのではないでしょうか
射手座の矢が向かう先は
このように
フクロウが持つとされる
「真実を知って見通すチカラ」を
仏教で言われる
「智慧」であると考えると
この「智慧」の光が無い状態
=「闇」
を指す言葉に
般若心経に出て来る
「無明(むみょう)」
という言葉があります。
光が差しておらず
そのため
見えていないものに
気が付かない状態
…と言えますね。
射手座とは
「真実」を探求するハウス
であると言われますが
フクロウの持つ「智慧」の力で
「真実」(…実際のところ…)を
きちんと
見極めてゆくことができれば
射手座の神話の
ケンタウロスが引く弓矢のように
本当に進むべき道を
見極めることが出来るのではないでしょうか?
ガラスの天井
例えば有名なノミの話。
ネット検索すると
沢山出てきます‼
簡単にまとめさせて頂くと
ノミは通常
体長の数十倍の
ジャンプ力があるのだけれど
ノミをコップに入れ
ガラスで蓋をして
「天井」をつくることで
それ以上の高さを飛ぶチカラを
忘れてしまい
コップから出しても
コップの高さ以上には
ジャンプできなくなるそうです😭
けれども今度はもう一匹
通常に高く飛べるノミを
側に置いておくことで
あ~自分も
本当はこんなに高く飛べるんだった
と思い出して
ジャンプ力を回復するのだそうです✨
「脳に設定」されたものは
「現実」に
見事に反映されるということですね🤣
私たちも
真実の幸運へと羽ばたくためには
このお話ののように
私たちの意識を制限している
「ガラスの蓋」を
つくってしまっていないか
苫米地博士の仰る
「コンフォートゾーン」として
自分で自分に
「ガラスの蓋」を
はめてしまっていないか…
フクロウのような
高く広い視座でもって
もう一度
見直してみると
良いかもしれません!
「ガラスの蓋」の向こうには
あなたがまだ気が付かついていなかった
「あなたの真実のチカラ」が
待っているかもしれませんよ✨