魚座28度「満月の下の肥沃な庭」*意図した「実り」を受け取る時
3月18日前後の太陽のサビアン。そして2024年3月8日から4月3日まで海王星はここに滞在します。満月に照らされた肥沃な大地に豊かな作物が実っていく…そんなシンボルとなっています。
今の暮らしは過去の「願望」の現われ⁉
例えばあなたが
今生きている生活も…
一歩離れて見つめてみると
「そう言えば昔
こんな風に暮らしたいと
思っていたなあ」と
思うことはありませんか?
不思議なもので
こころの奥深くに
思い描いていたものは
遅かれ早かれ
現実世界にも現れてきます
そしてその現実を
育て、実らせていくことで
また次の願望が生れ
それに向けて収束し
また引き寄せていく…
長い長い目で
人生を俯瞰すると
そんな風に
私たちは
生きているのではないでしょうか…
そうした意味で
こちらのシンボルは
ある意味「完成まじか」であり
次のサイクルの「基盤」にも
なり得るような気がします
言わばこれまでの
「努力の成果」を受け取るとき…
とも言えそうです。
「満月」が意味するもの
満月とは
「成就」の象徴とも
「手放し」の象徴とも
言われます
「陰極まれば、陽に転ず」
と言われますが
「出発」の「新月」に向けて
「満月」で「完成」させ
そして「手放して」ゆく…
それはホロスコープの循環も
思わせます
ホロスコープは
牡羊座1度から始まって
360度の一周が
魂の成長物語である
と言われるけれど
仮に牡羊座1度を
「始まりの新月」と仮定するなら
この魚座の28度は
その360度の円環サイクルの
「満月」=「成就」
のような位置づけ…?
だから同時に
次のサイクルに
「持って行くべきもの」と
「おいてゆくもの」を
選別するようにとも
言われているのかもしれません
それでは
私たちが
牡羊座1度=「春分点」に
持ってゆくべきものは?
エピローグ~月3部作
そのヒントとなるのが
魚座28度の直前のサビアン
魚座26度と
魚座27度です
実は魚座の終わりに近い
これらの度数は3つとも
「月のサビアン」なのです
更にその一つ前の
魚座25度では
「身辺整理」して
居住まいを正すようなシンボルでした
そして魚座26度で「手放し」
魚座27度で「引き寄せ」
魚座28度では
そこで目の前に現れたものを
急速に「実らせていく」…
こちらのサビアンは
そんな「生産力」を表す
シンボルと言えそうです
まず魚座26度は
「影響を分断する新月」
でした
「新しい始まり」を
受け入れるために
まずは今ある環境の
全ての「影響」から
「切り離される」
体験をします
魚座27度は
「ハーベスト・ムーン」
=「収穫の月」
秋の実りを思わせるような…
私たちにとって
「実り」
とはなんでしょう?
この度数の人は
自分の本当の資質が引き起こした
運命的な出来事に遭遇し
それに呑み込まれることを
拒否できません。
しかし現実を直視すれば
この運命的な出来事とは
自分に対する自覚と喜びを
もたらすものであることを知ります。
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
ここで伝えられている
抗いようのない
「本当の資質」を「自覚」すること
それこそが
「持ってゆくべきもの」であり
それ以外のものは
「置いてゆくべきもの」
と言われている気がします
それは「こうありたい」と願う
私たちの理想の姿
とも言い換えられるかも…
そんな「こうありたい」自分の姿を
しっかりと意図しイメージして
飛び込んでゆくのが
魚座28度、です
自分を守ろうとする怖れを超えて
自分が心から望むことに
思い切り飛び込んでみることで
必要なものや状況が与えられ
期待以上の結果も
もたらされるとき
それが今回のシンボルの
表しているもの
であると言えそうです
母なる大地
ルディア版では
魚座28度
「満月のもとで土地のよく肥えた菜園が
よく成長した豊富な野菜を見せている」
となっています
作物を実らせる大地
それは「母なるもの」にも
例えられます
27度では意志をイメージ化する
月の力に遭遇しましたが
(中略)
28度では
その「月」の力のおおもとにある
すべての母原理の根底に存在する
根元の母の力にたとえられるものに
触れるのです。
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
そうした創造的根源的な力が
大地には宿っているのです
そして「満月に照らされた肥沃な庭」という
豊かな生産力の根底
には
宇宙的な形象化原理
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
があるということ…
そしてその万物の創造原理とは
「循環」であるとも思います
冬に撒かれた種が
春に芽吹き
夏に育ち
秋に実る…
そうした一連の「流れ」
そうした「流れ」の
宇宙的な構造は
「トーラス」
に表されています
宇宙の元型 トーラス構造
リンゴのような形の
芯を通ってはまた出てゆく
磁力的なパワーの流れ
宇宙のすべてに
フラクタルに存在するこの原型
その全ての流れが通過するのが
「中心」です
この「中心」こそが
創造の源であると思います
銀河の中心にも
地球の中心にも
リンゴの中心にも
私たちの中心にも…
そしてそこにあるのは
透明な光のエネルギー
ではないでしょうか
バイオフォトン(生体光子)
最近の科学では
「生体光子(せいたいこうし)」
=「バイオフォトン」というものが
発見されています
それは私たち一人ひとりが
感知できないほどの微細な
「光」を放っているというもの
「バイオフォトン」は
ミトコンドリアにおける細胞呼吸で行われる
酸化還元反応に付随して生じる
化学発光であるとのこと。
1933年、ロシアの物理学者、
アレキサンダー・グルヴィッツ博士は
「すべての生物は光を放出している」
との仮説を立てたという。
(中略)
その後、1960年代になって
光電子倍増管という装置の開発によって
細胞が光を放出する事実が確認された。
この発光は人に限らず、
呼吸活動を行う生命すべてで見られるという。
何だかスピ系の
怪しいお話しに聞こえますが…
何と現在あの花王さんさえ
化粧品開発に
利用されているようですヨ★
微弱な生体発光現象バイオフォトンにより、
紫外線による目に見えない肌ダメージをはかる
新しい評価法を開発(花王株式会社さん)
そして紫外線や酸化ストレスなど
物質的要因だけでなく
私たちの「感情」や
潜在下の「意識」も
このバイオフォトンの生成に
影響を及ぼすとのこと
「肉体のみならず精神的な要因も光を放出する」
また最近の研究によると、
非常に暗いところで光を強くイメージした人は
超微弱光子放出を
著しく増加させることがわかっています。
つまり、バイオフォトンは単に
細胞の代謝による副産物として
放出されるのではないのです。
更に…
同時に、
太陽と月の重力による影響が
バイオフォトンの放出に
影響していることも
わかってきているそう
最近ドイツとブラジルで行われた研究によって、
小麦の種から放出されるバイオフォトンが
日月合成日周潮に従ったリズムで、
大陸をまたいで
同期していることがわかりました。
小麦に限らず、
日月合成日周潮の影響は
地球上の植物の成長に
多大な影響を及ぼしているのです。(同上)
とのこと
つまり「月の満ち欠け」のような
太陽や月の回転運動といった
自然界の周期的リズムの
循環エネルギー(トーラス)と
バイオフォトンが
連動しているということです
言い換えれば
私たちは
みずからがが放出している
「バイオ・フォトン」
=生体放出光物質(生体光子)
によって
「循環」=「トーラス構造」という
「宇宙の根本的生成原理」に
同期しているかもしれないということ…
そう、「シンクロ」しているのです
そして
この「バイオフォトン」は
私たちの「意識や感情」が
素粒子レベルの大きさになって
放出されるもの…
という説もありますので
私たちが知らず知らずに
「宇宙」という空間に
放っている「意識」が
「宇宙の循環サイクル」にも
吸収され
そして
「放ったもの」に相応しい現実を
また返される…とも
考えられるのではないでしょうか
魚座28度~まとめ~
この魚座28度までに歩んできた
ホロスコープの360度の
一周を巡る道のりとは
まるで玉ねぎの皮のように
何層にも重ねられたベールを
1枚ずつ剥ぎ取りながら
奥にある自分の「本質」に
だんだんと近づいてゆくもの…
であるとするならば
今回の魚座28度は
私たちが360度のプロセスを
ひとめぐり歩んできたところの
「成就」であると
言えるかもしれません
そしてここまで
この道のりを歩んできたのは
「宇宙的生成原理」
=トーラスの中心である
光のエネルギーと
私たちが
「バイオフォトン」に乗せて放つ
個々人の「真の意図」を
この「満月」において
シンクロさせるため…
と言えるかもしれません
そして「真の意図」とは
ここに於いて
「満月に照らされた肥沃な庭」に
何を生み出したいのか
「この世界に何を生み出したいのか」
それをクリア―にするために
いらないものをドンドンとそぎ落とし
明確にしてきた…
それがこの
「360度の円環」を歩んできた意味
だったとも言えるかもしれません
そして逆の見方をするなら
私たちは「意図」によって
「この世界(宇宙の循環、トーラス)に
何を与えてゆくことができるか」
を問われているとも
言い換えられるかもしれないのです
魚座28度からのおすすめアクション
そこでこのシンボルを
ネイタルチャートにお持ちの方
また強調されるシーズンには
(つまり海王星が運行している今、など)
おすすめアクションは
次の3つ…
その1: 「徹底断捨離」にトライしてみる
間もなくやって来る「宇宙元旦」=「春分」までに
モノはもちろん
PCのメールボックスのメルマガや
LINE、アドレス帳などで
人間関係の整理も含め
「断捨離」を決行していみる
その過程で
「自分が本当に望んでいること」
を明確にしていく
その2: 自然界のリズムに同調
季節の花を見に行く
海を見に行く
有機野菜を食べる
化学調味料や添加物を避ける
その3: 人に親切を
身近なひと
偶然出会った目の前の人に
小さな親切を行うなど
「自分からの循環サイクル」を意識する
以上、できることから
実行してまいりましょう…!!
するとこちらのサビアンは
「予想外の大きなチャンス」
をもたらすシンボルとも言われます
「より大きな達成」を
叶えることも
夢ではありません
そのために必要なのが
あなたの「意図」を
「循環」という宇宙の意志に沿わせること…
そうでないもの…つまりあなたの
「魂の願い」にそぐわないものは
後ろにおいてゆきましょう…
そんな風に伝えられている
シンボルであるとも言えそうです