蟹座5度「列車に破壊された自動車」*「小さな私」を脱する方法
6月26日前後の太陽のサビアン。自分の「思い」だけで果敢に「列車」に向かってみた「じぶん」という「小さな自動車」はあえなく破壊されてしまいます…けれどお話はココで終わりではありません…何故ならこちらのシンボルのテーマは「小さなじぶんを手放して、もっと大きな自分に脱皮する」…であるから。
蟹座5度が伝えてくれるもの
今回のサビアンシンボルは…
自動車が自分の何倍も大きい列車に
「突っ込んでいく」というシンボル…
…え、なんかネガティブな話…といま
ページを閉じたくなったあなた…
ちょっと待って…‼
お気持ちはよーくわかります…が
でももうちょっとだけ
話を聞いてくださいね
これを
実際の自動車や電車ではなく
じぶんの中の「小さな自己」と
それを「取り巻く環境」との
対比で考えて頂きたいのです
「手放し」のタイミング
「蟹座」のシーズンは
「夏至」を過ぎた頃に当たります
つまり「宇宙元旦」
=3月20日「春分」から
約3か月が経過したところです
この間「新しい1年」が
始まった中で、あなたには
どんな変化があったでしょうか
「試行錯誤」の中から
「じぶんの個性」を模索し
その「個性」を活かすための
いろんな可能性が見えてきた方も
多かったのではないかと思います
そんな中で突入するのが
蟹座のシーズン
蟹座のキーワードは
「礎(いしずえ)」です
「いろんな可能性」の中から
一番じぶんにフィットする
「礎(いしずえ)」に「着地」する…
そのためには
そのほかの「可能性」を
手放す必要も出てくるでしょう
これまでの自分の中にあった
「信念」のようなものを
「書き換える」タイミングが
今回のシンボルと言えそうです
「蟹座」が意味するもの
「蟹座」は
ホロスコープの定位置では
一番「底」に当たる部分です
ホロスコープは
「魂の成長物語」ですから
例えて言うなら
これから育っていく
「あなた」という大樹を支える
「土」のようなもの…
「土台」や「基盤」を表します
あなたにとって
あなたを支える
「土台」や「基盤」とは
なんでしょうか
真っ先に思い浮かぶのは
「家」や「住まい」
またそこに集まる「家族」
ではないでしょうか
お一人暮らしの方にとっても
「住まい」は
ご自分の生活の基盤ですよね
けれど
「住まい」や「家族」に限らず
そこにいるとあなたが
「安心できる」
「ほっとできる」
そんな空間や
お気に入りのアイテム
また
一緒にいるとあなたが
「安心できる」
「ほっとできる」
そんな人間関係も
あなたを「支えるもの」と
言えるでしょう
つまり
「わたし」という樹が育つために
栄養を与えてくれるもの…
それが「蟹座」の表す
「土台」「基盤」と
と言えそうです
「居心地」の変化
けれどもそうは言っても
「今までの場所」
「今までの関係」に
なんとなく反発心が芽生える…
ということだって
あるかもしれません
自分の「価値観」や「個性」を
周囲にもっとわかってもらい
親密度を高めたい…
のに…
それが叶わない…
ということもあるかもしれません
そんな時私たちは
それなら、いっそのこと
ここを立ち去りたい…
そんな思いが
湧き出てくることもありますよね
今まではほっと安心できてたはずの
自分の「居場所」なのに…
「いやもしかして
もっと素敵なものがあるかも…」
なーんて…
例えば「住まい」であれば
「もっともっと素敵なおうち」に
夢が膨らみ
お引越ししたくなるように…
「課題」はどこに…
このように
今回のシンボルは
あなたを取り巻き
支えてくれていた
「身近な環境」
「居場所」「人間関係」との
「関係の再構築」を促す
シンボルであると言えそうです
蟹座は「属する」ことが
テーマのサインですから
集団規律に合わせ
その中で共存できる
自分の生き方を
真剣に考え直さなくてはならない
(松村潔先生「神秘のサビアン占星術」)
シーンに出くわしたり
そのためにご自分の意見や考えを
一度折れなくてはならない
(同上)
状況に出くわすこともあるかもしれません
それはこれまで
頑張って育ててきた
「新しい自分の萌芽」を
「見て!
ちょっと新しい「わたし」を…
ここまで育てて来たよ」
と思い切って
表現してみる…のだけれど
「まだまだ小さいね」と
一蹴されてしまう感じ??
もしくは
「今ある環境」が
「少しだけ大きくなった」
じぶんに
そぐわないような気がしてきて…
今までは
「居心地良かった」
わたしの「居場所」が
なんだか窮屈な感じがしてしまって
仕方ない…
そんなことだってあるかもしれません
「個人」vs「集団」
少しずつ変わってきている自分と
周囲の「それを認めてくれない」
あるいは「以前と変わらない」
人びととの間の違和感
…でもでも
そこはやっぱり
わたしの「HOME」
わたしを育み
支えてくれる場所であったはず…
そこへもういちど
適切に「着地」し直すためには
どうすればよいのでしょうか?
この「違和感」と
どう付き合っていけば
いいのでしょうか…?
「摩擦」を乗り越えてゆく
ご自身のお仕事や
社会的な活躍への願望など
「わたし」が目指したい未来
vs
身近な人間関係との間で
折り合いをつけていくこと
そのためには
時に意見をぶつけてみることも
必要になってきますよね
「だからこそ」の
蟹座5度のシンボル…
とも言えるかもしれません
現実に
電車に自動車が突っ込むようなことは
あってはならないことですが
身近な大切なひとに
「じぶんの気持ち」を
伝えてみることは
そのような
「大きなエネルギー」が
必要である…とも
伝えてくれているようです
そしてその結果
多少ショッキングな答えが
返ってくる可能性もありますよね
ちゃんと気持ちを伝えたのに
わかってもらえなかった…
理解してもらえなかった…
でもそこで
この自動車の様に、ただ
「打ちのめされ」てしまっては
意味がありません
開かなかった扉を開く
そこから
今まで前に進みたくても進めず
進路を堰き止めていた「扉」が
開いていくことだって
あるかもしれないのです
ぶつかってみることで初めて
「目からウロコ」的に
今まで気付かなかった
何か大切なことに気付く…
それがこのサビアンの
趣旨なのではないでしょうか
何故自分は
今までうまくいかなかったのか
自分に足りないものは
一体なんだったのか
それがこの「無謀な挑戦」によって
ハッキリと見えて来る
…そんなイメージ
「蟹座」という
「土」に抱かれていた
「種」が芽を出していくためには
「種」の硬い硬い「殻」を破って
出ていかなくてはならないように…
言わば
「自分を守ってくれていたもの」を
蹴飛ばして
外に出る必要があるのです
もっと大きくなるために
もっとスムーズに
折り合いをつけていくために
それは、もしかすると
あなたの属する
「土台」や「基盤」を
もっともっと
大きなものに変えていくための
プロセスであるかもしれません
だからその先にはきっと…
もっと
「大きく」
「新しく」
「貢献できる」
”わたし”がいる筈なんです
「コミュニケーション」を大切に
そのためにはこの
「ちょっとだけ
ショッキングかもしれない結果」
にちゃんと向き合うことが
大切になって来そう
いずれにしろ
このシンボルが促しているように
「思い切って本音で語り合ってみる」
ことが
大切になって来るのではないでしょうか
そこから得られる
「フィードバック」や
「学び」に向き合うことで
もたらされる変化が
何かしらの「成長」を促してくれるのかも…
そのためには
私たちがここまで持ち続けて来た
「こだわり」や
「信念」の中で
これからの「成長」に
不要なものを手放すよう
促されている、とも言えそうです
場合によっては
「もっと新しいじぶん」のために
「もっと新しいHOME」のために
今までとは違う
「新しいルール」を採用していく…
そんなことも可能かもしれません
場合によっては
私たちの中の「何か」を手放すことで
相手もまた
「何か」を手放し
私達に歩み寄ってくれることも
不可能ではないのかも…
あたかも
溶けていくインクのように…
そして
冒頭でお話した
「いろんな可能性」の中から
一番じぶんにフィットする
「礎(いしずえ)」に「着地」する…
そうした
「手放しと着地」は
土の中から幹を伸ばし
成果をあげていくためのもの
「今いる居場所」や
「人間関係」に
「壁」をつくりかけた
あなたの「ほんとの願い」さえ
ここで地に足をつけ
「本音のコミュニケーション」と
「情報収集」を
諦めずに続けるなら
「長期戦」という
長~い目で臨めば
きっとあなたの願いも成し遂げられる
最初のビジョンよりももっと
ずっと高い高い大きな木に育つまで
大きな大きな根を張ることのできる
「土壌」に「礎(いしずえ)」を築くことが
あなたの真の目的であるはずだから