乙女座12度「ベールを外された花嫁」*明晰さを発揮して隠されたものを明らかに
9月3日乙女座新月の太陽と月のサビアンです。毎年9月4日前後の太陽のサビアン。「真実の解明」への「探求心」を表すシンボルです。私たちはいつも自分を律する「ルール」の元に生きています。けれども時にその「ルール」を「新しい真実」という「ルール」で刷新しなければならない時があるのではないでしょうか。
結婚式で花嫁の身に着けるベールには
お母さんの
「娘のための最後の身支度」
の意味もあるそうです。
一つ前のサビアンは
乙女座11度「母親の期待の鋳型にはまる少年」
でした。
嫁いでゆく花嫁は
そんな「母親」やら
じぶんをここまで育んできた
さまざまな「環境」を離れ
花婿と共に
「新しい人生」へと飛び出してゆきます。
「母親」や
これまでの「環境」が
自分に課していた
「今までのルール」から
新しい一歩を踏み出して
新郎とふたり
「新しいルール」を
築いていかなければなりません。
「育ってきた家庭」など
「今までの環境」によって
無意識のうちに
呑み込まれていた法則…
そこから出ていくために
何をすべきなのか?
それを知るために
ベールに「隠されていたルール」
を掴み取ろうとする。
それを可能とするのは
「花婿」と言う言葉に象徴された
私たちの内なる「男性性」の働き
=能動的な「知性」
ではないでしょうか。
「こころ」の根底に流れている
見えない「根っこ」の部分の法則。
それは母親の
そのまた母親の
そのまた母親が
「根っこ」の部分に持っていて
生み育てた娘たちに
無意識に渡してきた「ルール」。
私たちを突き動かしている
その
得体のしれない「ルール」に
ベールをはがして向き合おうとする時
私たちが
無意識に
あおられて発している言動の
奥に在る感情に
秘められているものに
「能動的な知性」で
「意識的に」なる必要が
あるのかも…。
すると
「育ってきた環境」に課されていた
「ルール」から逸脱しようとする時
の「怖れ」とは
「他人からの視線」へのそれではなく
ほんとうは
自分が自分にかけているリミッター
であると気付けるのだと思います。
さらにその「怖れ」という
リミッターが
どこから来ているかというと
母から子へと渡されてきた
「安全装置」という見えないベール。
新しい世界へ飛び出してゆく
花嫁のように
「自分を律する」という
テーマの乙女座の旅路の中で
ここからの「ルール」は
じぶんでつくっても良い
と気付いていくのではないでしょうか?
そうすれば乙女座が目指している
「理想のじぶん」という未来像も
より明確になってくるのではないでしょうか…。
そしてこちらのシンボル
「ベールを外された花嫁」には
古来
未知なる「自然界の法則」を
解き明かそうとする
探究心を象徴する言葉ともされます。
現代では
「量子力学」の研究が
古典的なニュートン物理学の法則を
次々に刷新しています。
そのように
「従来の常識」であったものは
その奥の「真実」を解明しようとするとき
私たちが固く
「これが真実であり、それ以外にはない」
といった「信念(ビリーフ)」の
「ベールをはがして」
その先にある「真実」に向き合おうとする
姿勢が大切になって来ると思います。
「これ以外には、ない」
という「母親の鋳型」の
その先を
自分の「意識」を明晰にして
しっかりと「見る」
そのような態度で臨む時
私たちは「真実」を
覆い隠す「ベール」をはがし
「私たち自身の真実」と対面することが
できるのではないでしょうか?