山羊座28度「鳥の養鶏場」*新たな地平への扉を開くステップ
1月18日前後の太陽のサビアン。今ある場所から更にその先へ…私たちが自分を「次の世界」「次のステップ」へ移行するためには、どんな「意識」が必要でしょうか?サビアンシンボルで「鳥」は「高い霊性」を表します。鳥たちが見ている「次の世界」とはどのようなものか…それがヒントを教えてくれるかも?
より高い視点から
「鳥の養鶏場」の
「鶏」とは
にわとりではなく
動物園の鳥の展示でよくある
とても大きなケージに
何匹もの鳥が
飛び回っているイメージです。
鳥とはサビアン・シンボルでは
スピリチュアル的な意味合いの強い
シンボルです。
ここでは
ひとつ前の
山羊座28度「山の巡礼」で
「山のてっぺん」に昇りつめた人が
見ることのできる景色のように
高い場所を飛ぶ鳥が
より多くの「情報」を
受け取ることができるよう
訓練を受けているイメージでしょうか?
その「情報」とは
「直感」や
「インスピレーション」によって
もたらされると考えられます。
実生活でも
「鳥」は「幸運を運んでくれるもの」
というイメージが強いですね。
「新しいチャンス」や
「繁栄をもたらすシンボル」
とも言われます。
スピリチュアル的には
「宇宙からのメッセンジャー」
と言われたりも…。
「鳥」を表す方角
またこちらの記事でご紹介したように
風水では「四神相応」といって
北に亀
東に青龍
西に白い虎
南に朱雀(または鳳凰)
をイメージさせる土地が
最良とされています。
つまり南では
鳥が羽を拡げ
自由に飛び回れるような
視界の開けた土地
が良いということ。
それは…
自分のテリトリーに
「外部からの新しい影響」
が入ってくるのを
許容する場所と言えるかもしれません。
更に
それが朱雀(すざく)という
神聖な鳥で象徴されているわけです。
鳥は高いところから
見下ろすことができます。
つまり高い場所から下を見下ろすように
「自分」というテリトリーを
「違った視点」から見る
=「外部から見る」
ことのできるようになれる場所、
であるとも言えます。 (上記より)
そのような広く高いところから
「より高い視点で客観的に物事を見る」
よう努めることで
インスピレーションを受け取りやすくなる…
そしてそれは
自分の霊性を高めることにも繋がる
のだと思います。
「俯瞰力」とピラミッド
鳥のような視野、俯瞰力については
こちらのブログでもお伝えしています
特に今回のサビアンでは
「俯瞰力」というと
そこから「ピラミッドの頂点」を
イメージさせられます。
ホロスコープのトップバッター
牡羊座では
牡羊座6度
「一辺が光り輝く三角」
というシンボルが出てきます。
つまりピラミッドで言えば
一方だけを
照らしている視点です。
ホロスコープは「魂の成長段階」を
表しているという説もありますが
牡羊座が表すのは
生れたばかりの赤ちゃんのような
純粋無垢な精神です。
そこから
牡羊座→→火
牡牛座→→土
双子座→→風
蟹座→→水
と初めて4つのエレメントが
一巡するのが
前回登場した「蟹座」です。
「蟹座」とは第4のサイン。
そしてホロスコープで
第4のカスプ(サインをまたぐ線)
が表すのは
ICと言われるホロスコープの天底。
つまり「蟹座」は
「家庭」や「居場所」
を表すと共に
その人の
「人格の土台」となるものも
象徴しています。
するとこの「4」とは
ピラミッド「土台」にあたる
「四辺」にも
置き換えられると思われます。
そこから
いろんな経験を経て
4つのエレメントの学びを積み
ちょうど蟹座の反対側
蟹座と「対」となる山羊座
に到達する時が
蟹座の「土台」に対する
=「ピラミッドの頂上」
であるとも言えそうです。
それが
山羊座27度「山の頂上」
であるとも言えます。
そこまで昇りつめた頂上から
見下ろす視点と
先ほどの牡羊座6度のように
片側から見る視点とでは
見えるものが
まったく違ってくることでしょう…
そんな山羊座28度には
ものごとを見るための
「新しい地平」に達する…
という意味もあります。
つま「新しい地平」への
「転機」がもたらされるような
そんな可能性を示しているようにも
感じます。
そしてそうした
「ピラミッドの頂点」から
見下ろすような視点を持って
自分がこれまで
見えていなかった視点から
ものごとを見てみること
の大切さを問われているようです。
「社会の投影する欲望」からの離脱
そうした「見えていなかった視点」を
示唆するもののひとつに
「現存の社会から見る視点」からの
脱却、と言うことがあると思います。
この度数のひとは
社会の投影する欲望から
少しずつ自由になる可能性を秘めています。
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
私たちは生きていく上で
「社会」から
教育、両親、メディア…などを通して
様々な価値観を受け継ぎ
それを元に生きてきました。
でも現在
「今までの社会は当たり前だった」価値観が
どんどん覆されていく
時代になっています。
それは特に2020年末の
木星と土星のコンジャンクションからの
「水瓶座時代」になって
一層加速してきたと言えそうです。
それは同時に
自分の意志に従い
「自分の中からの思い」を
大切にしていく時代への過渡期…
とも言い換えることはできないでしょうか。
これまでの道のりの振り返り
またもうひとつ
山羊座28度で
育てられている鳥たちが
成長し、やがてはそこを
巣立つ日を待っているように
この度数には
「これまでやってきたことを完成させる」
の意味もあります。
山羊座27度のサビアンに
「努力して険しい山道を登る」
とあったように
あなたがこれまで
今いる場所で
力を注いできた中からこそ
「自分の中からの思い」から進む道を究め
完成させてゆくものを
見つけてゆかれることができるでしょう。
「意識」の囲い
またこのシンボルには
ケージという「大きな囲い」は
あるのだけれど
それが意識にのぼらないくらい
自由に飛び回るのに困らない
スペースはあるのです。
「水瓶座時代」が本格化しつつある現在
ここ2.3年で
私たちの意識も
徐々に「囲い」が拡がって
「え、こんなのも、あり?」
という具合にだんだんに
「意識の枠」が拡がってきたことも
多かったですよね。
それでもまだ
「囲い」は多く残されています。
それは目に見えない
「無意識の囲い」です。
それは私たち自身が
「じぶんにつくっている」
囲いかも…。
鎖に繋がれたゾウは
鎖を解かれても
鎖に繋がれていた時に
歩けた範囲から
出ることはない
…という話がありますね。
もしかすると
このサビアンが
強調されるているときは
そんな「意識の囲い」から
いよいよ飛び立つ時が来ているよ…
と知らされる時なのかもしれません。
それが
次の地平への扉を開くチャンス
と言えるかもしれません。
まとめ~「山羊座28度」からのメッセージ
上記のステップを踏んで
いろんな「しがらみ」を乗り越え
「意識」を「鳥の視点」まで高めることで
私たちの住む場所も
一足飛びに別世界へ運ばれる…
そんな変容の可能性が
伝えられているのではないでしょうか。