蠍座10度「親睦夕食会」*自分自身を受け止めた者どうし真の共感を味わう
11月2日太陽のサビアン。学生時代、「学園祭」の後片付けで、共に出店を出したメンバーと「お疲れさま」と言い合う時、そこに同じ時間を共に過ごし、終えたという「共感」を感じたご経験のある方も多いと思います。こちらはそんな「共感」を描いたシンボルです。
蠍座6度「ゴールドラッシュ」から始まり
こちらの蠍座10度で終わる
蠍座「第2グループ」は
その経験を経てくる中で
「状況」や「流行」といった
「集合無意識」的な「圧力」に対し
無意識に「自動反応」していたあり方を
「一時停止」することを学びました
そして
「自分にとって本当に大切なものは何か」
「この先もずっと残っていく真実は何か」
…そんな自分なりの「答え」を
見つけたのです
そして
それまでの「行動基準」であった
心の声の囁き…
「こうでなければ」
「これが唯一の正解」
「この場に適した
気の利いたことを言わなければ」
といった
集団的な慣習
そうした精神的な支配から
徐々に自立してゆきます。
心理学や脳科学の世界では
私たちの意識は
「7才まで」でほぼ形成される
と言われます
何故なら
その頃までの脳は
言語活動や思考活動は活発でないうえ
脳波がほぼ「シータ波」で
両親など身近な人からの「影響」を受けて
じぶんに「催眠」をかけるような状態で
これから生きていくための「術(すべ)」を
身に着けるから…
けれども
この「影響」が曲者(くせもの)で…
その頃の両親からの影響と言うのは
ほぼ家系や社会の中に受け継がれた
「集合的な無意識」であることが多いもの
つまり意識するとはなしに
社会→→家系→→親→→じぶんと
自動的に刷り込まれていく慣習のようなもの
けれど
蠍座6度「ゴールドラッシュ」で
「故郷をあとにした」ということは
蠍座6度「ゴールドラッシュ」*過去からの囁きを振り切って旅立つ時
「じぶんが本当に欲しいもの」に
向き合ったことで
周囲の人々の思惑や
自分を育んでくれた「環境」からの「影響」からも
自由になっていくということ
蠍座9度までに
多くの人が無意識のうちに守っている
集団的な習慣に寄りかからず
じぶん自身の内側に潜んでいた
集団的支配力からも自由になった人は
自分こそが自分の主人公であるという
レベルに達します
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
そして「ゴールドラッシュ」の人々は
それぞれの故郷を離れ
夢を追い行動を共にする人々となり
「新しい人間関係」をつくってゆきます
同志的な感情は
ただ普通の暮らしをしている仲間のあいだでは
成立しにくく
むしろ
共通の目的に向かって
努力し合った
苦労を分かち合った人々に対して
感じる感情だ
(松村潔先生「神秘のサビアン占星術」)
言わばそうした
「自立を成し遂げた人々」が
晴れて「親睦夕食会」の
テーブルの席に着くのです
つまりこの夕食会に参加しているのは
本当に自分が
価値をおくべきはどこかを
見据えることのできたひとなのです
「精神的な依存」を克服し
「自分軸」を
打ち立てた人たちなのです
それは
これまでに「属していた」
グループである
家庭や親や職場など
…で「価値」とされていたことを
否定する…のではありません
それを「客観的な立場」で確認し
その上で
じぶんはどのような立場を選択するのか
どのような行動を選択するのか
それをじぶんで決めてきたからこそ
同じように「自分で決め、行動した」
「ゴールドラッシュ」を目指した人々のような
その一人として
このテーブルにつくことが
できるようになるのでしょう
だからこそ…
自分のこころの中のどこかに
まだ管理できていない
眠ったままの要素が残っていれば
そのひとの決断はその一部分が
下したにすぎません
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
つまりこれまでに
「頼りにしていた」判断基準に
今も「無意識」に
引きずられていることはないか
いつもそれを
確認し
「ここからの自分」の
「在り方」のようなものを
見つけだして
自分が「いま」
信じられるものであるのか
…そうした「見極め」を行っていく…
それができる者同士
親睦を深めていく
そんな「夕食会」であるのだと思います
そこで他者と調和しながら
自分の軸を再発見していくための
ポイントについて考えてみましょう
<他者と関わりつつ…自分の軸を再発見>
1. 自分の価値観を再確認
人と関わる中では
日々多くの価値観に触れますが
時折、ご自身が大切にしたい価値観を
振り返ってみたいですね
日常忙しいときほど
意識的に自分と向き合い
内省する時間を確保したいもの…
毎日数分でも瞑想やジャーナリングで
周囲の影響を浄化し
内なる声を確認して
「これだけは価値を置きたい」
譲れない価値観を
書き出しておくと良さそうです
2. 自分の目標を明確に
このように定期的に自己対話を行い
今の自分にとっての目標も
明確にしておきたいですね
自分の軸が明確であれば
他人の意見にむやみに揺るがず
けれど必要な人脈を
築いていくこともできるのでは…
こちらについても
「目指す目標」を書き出してみて
また、日々少しずつでも
そこに向け前進し
小さな成功体験を積み重ねることで
自信が深まり
状況にも惑わされずに済みそうです
3. 共感と同調の区別
他者に共感し
理解を示すことは大切です
けれども「共感を示す」ことと
それに「同調する」ことは別…
理解を示しても
必ずしも同調する必要は
ないのですよね
「私はこう感じますが
あなたの気持ちも尊重します」
というスタンスで
互いの違いを明確にしながら
それを認め合う姿勢が
持てると良さそうですよね
4. 安心できる居場所
自分の成長を支えてくれ
安心して本音を話せる場
(4ハウスですねー)を
築いてゆきたいですね
そうした人たちと
自分らしい時間を
過ごせる場があれば
そうでない人間関係に関わる時も
心の余裕を保つことが
できるのでは…
気持ちに余裕があれば
反対意見や
異なる視点にも耳を傾け
柔軟な姿勢で受け止めて
無用な衝突を避けられそう
5. 自分の限界を見極める
自分の時間やエネルギー
(体力も…)は有限なんですよね
そうした自分の「限界」を見極め
テリトリーを守るためには
時には「ノー」を伝えることも
必要かもしれません
これらを意識してみることで
ご自分とお相手双方の
意見や感情を尊重しつつ
影響に無意識に呑み込まれずに
ご自分の目標に向かって
進んでいくことが
できるのではないでしょうか