蠍座20度「2つの暗いカーテンを引いている女性」*潜在意識界への扉を自在に行き来する
11月12日前後の太陽のサビアン。こちらのシンボルの「カーテン」とは「意識」と「無意識」の間を隔てるもの。その「カーテン」の秘密を手にする時、私たちはこの三次元世界の二元的意識の向こうにある世界を垣間見ることが出来るのかもしれません。ではそのためにまずしなければならないことは?
蠍座20度を太陽のサビアンシンボルに持つ可能性のある方:
グレース・ケリー氏(女優からモナコ公国皇妃へ)
デミ・ムーア氏(女優「ゴースト・ニューヨークの幻」「サブスタンス」)
アン・ハサウェイ氏(女優「プリティ・プリンセス」「プラダを着た悪魔」「インターステラー」)
「じぶんの判断」のありか
一つ前のサビアン蠍座19度では
「チャネリング」について
「頭を空っぽに」
「自身の思考をいったんストップし」
情報を受け取ろうとする対象の
「波動」の「波長」に
チューニング(同調)する
大切さをお伝えしました。
それは「こころを透明に」
「(情報の内容については)判断を入れない」ことが
精度を左右するもの…
しかし場合によっては
「その受け取った情報」に
「自身なりの解釈」を加えたり
また「適切な表現方法に変えて」
相手に伝わりやすく伝えていくことが
必要になることもありますね
つまり「受信した情報」をどう捉え
どう活用していくのか…
自身の経験や知性・知識から
「意味づけていく」必要がある場合も
「自身の見解」を取り入れる
その場合「メッセージをどう受け止めたのか」
を自分自身で精査・検討してみることが必要です
例えばチャネリング内容を録音し
メッセージとしたあと、今度は
自分自身の顕在意識から
「感想」や「意味づけ」をしてみる…
このように「意識」の深い部分で
受け取ったものを、いったん
顕在意識で捉え直してみることで
「新たな発見」が出てくることもありますね
このように、深層意識と顕在意識のバランスを
取ってみることで、受け取った情報に
さらに「深み」を加えることができます
「受信」と「解釈」のバランス
例えば、Youtubeで
「ライトランゲージ」の翻訳をされている
あまね梨華さんも
動画の中で
ライトランゲージを話して
翻訳し動画を収録し後は
その話の内容を覚えていない…と
お話しされていました
うっかり何かのトラブルで
録画した内容が消えてしまうと
その時にチャネリングした内容は
殆ど思い出せないそうです
それだけチャネリングは
こころを「無の状態」
「空白の状態」にすることが
必要なのではないでしょうか
ただあまねさんも
チャネリングの合い間に
メッセージから連想される
ご自身のご感想や
コメントを挟まれることが
あります
その際はチャネリングで
受け取っている波長と
ご自身の経験・知識からの
思考や感想を伝えて下さる波長とを
行ったり来たりなさっている
ことになるでしょう
それはまさに
今回の度数
蠍座20度
「二つの暗いカーテンを引いている女」のように
空白の意識の在りか(無意識の世界)と
現実の意識の在りか(顕在意識の世界)とを
瞬間瞬間で行ったり来たりされている
ということになるではないでしょうか
カーテンの向こうとこちらの世界
そしてチャネリングに限らず、私達は
自身に深く向き合うことで
「意識の深い領域」の前にかかっている
暗い重いカーテンを

そっと左右に開いて
「向こうの意識」を
垣間見ることが
できるのではないでしょうか
そしてまた
元の現実の世界に戻る時には
そっと
その「じぶんだけの」
「外からは見えない」ところにある
意識との境に
暗い重いカーテンを引いて
帰って来るのではないでしょうか
カーテンの内側にあるものは
それでは
その暗い重いカーテンの
内側にある世界とは
どのようなものでしょうか
かのイチロー選手は
自分が無意識で感じているものを
意識化していくことが大切
といった発言をされていました
私達はとかく
「何も考えないで」
「無意識に」行動していることが
多いものです
例えば心臓が鼓動し
全身に血液を運んでくれる…
そういった「無意識」の活動は
なくてはならないものですが
日常生活で同じように
「習慣」的ルーティンで
行っていることの中には
ほんとうは「やらなくてもいいこと」
も多いのではないでしょうか?
けれどもいちいちそれを
意識化することはないので
習慣として自然とやってしまう…
また人から何か言われた時など
「言われたから」とただ無意識に
言われた通りにやってしまい
「あとでよく考えたら…」ということも
ありがちではないでしょうか
そのような状況では
もっとじぶんの「暗闇の意識」に
光を当ててみることで
適切な思考
適切な行動を選択することが
可能であるかも知れないのです
陰と陽
ルディア氏の訳では、こちらは
「一人の女性が聖なる道への入口を閉ざしていた
二つの黒っぽいカーテンをひいて開ける」
となっています
そうそこは
「聖なる道」なのだと思います
そしてまた
カーテンの向こうの世界を
「陰」としますと
カーテンのこちらの世界は
「陽」となるでしょう
陰と陽
または
女性性と男性性
暗闇の向こうとは
あなたの「女性性」
柔らかく
暖かく
優しさに溢れたところ
とも言えそうです
「暗闇」の中にあるもの
但し意志を持って
未来へと進んでいこうとする
「陽」の心に対して
「陰」の心では
少し不安を感じ
前に進むことに
ブレーキをかけてしまうことも
あるかもしれません
それはもしかすると
これまでの経験とか
幼い頃に誰かに言われた言葉など
傷ついてしまったこころや
それを見たくないがために
思い出さないようにしている記憶が
「カーテンの奥」の
「暗闇」に
詰まっているためかもしれません

そうしたものは
決して「消え去る」ものではなく
「暗闇」の中でそっと
なりをひそめ
もし同じような状況が
起きそうなものなら
突然目覚めたように
私達の行動を
妨害してくることもありえるのです
でもそれは
彼らの「優しさ」
あなたがもう二度と
同じ思いをすることのないように
傷つくことの無いように
「守って」くれているのです
暗闇に、光を
ですので私たちは
ときどき優しく「カーテンを開き」
向こうの暗闇を
「点検して」やる必要が
あるのではないでしょうか?
そこに
「光を当てて」あげる必要が
あるのではないでしょうか?
ですので
この度数が強調されるシーズンや
出生チャートにこの度数のある方は
もしも心の中に何か
スッキリとしない
「モヤモヤ」感を感じるとき…
是非「カーテンの向こう」の
「無意識の領域」に
「意識」を向けてみてください
光をあててみてください
すると闇夜を照らす
キャンドルのように
「カーテンの向こう」に
一筋の光が差してゆく…

そしてカーテンに
手を伸ばし押し広げて
向こうの世界を垣間見てみる…
するとそこから
「聖なる道」も見えてくる
のではないでしょうか?
「聖なる道」とは
「聖なるあなた」
「真実のあなた」へ続く道です
あなたが
「ほんとうのあなた」であるために
ここから「進むべき道」も
きっと見えてくる…
そのように、「自分自身」について
理解を深めたなら
また「現実世界」に戻って来る…
そうした体験を繰り返す中で
「暗闇」にある「わたし」とも
仲良くなれる…
それは「暗闇」を受容し
「じぶん自身」を許し
受け入れること
するとそこから私たちは少しずつ
「自分の軸」というものも
強くしていけるのではないでしょうか
そうすれば
必要な時には「カーテン」を開け
不要な時には閉めておく…
そんな「判断」も
可能となってゆくのではないでしょうか
ですので、どうか
時にはあなたの内にある
「暗くて重いカーテン」を開き
その奥にあるものを
しっかりと見つめてみてください
するとあなたの
「潜在意識」と「顕在意識」との
チューニングが合い
やがて気付くのです
「真っ暗」と思っていた
重いカーテンの向こうは
澄んだ雲の浮かぶ
青空のような
世界であることを

その時あなたは
今までの「常識」で知り得なかった世界への
「認知の扉」を自在に開閉する力を
手にしているのです。