蠍座22度「鴨に向かって進み出るハンター」*「ゲーム」を心から楽しむには
11月14日前後の太陽のサビアン。あなたには「やめた方がいいとわかっているけれどやめられない」そんな娯楽や遊びにお金と時間をつぎ込んではいませんか?それはタロットカードの「悪魔」のカードを思わせます。「悪魔」のカードとは、「遊びや欲望への誘惑」を表すカードです。
蠍座21度の兵士の「敗北」?
一つ前の蠍座21度で
「自分の心の声」
「良心」に従って
「軍の規律」という
「大きな社会規律」に
背いた兵士が登場しました
けれど彼のもくろみは
簡単に達成さるほど
この世界のシステムは
緩いものではなかったでしょう
社会は長年積み重ねた
集団的な力で守られており
個人のあがきによって変化するのは
奇跡に近いことなのです
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
そこでこちらのシンボルでは
蠍座21度の男性が??
みずからの「衝動」を紛らそうと
獲物である「カモ」に
静かにゆっくりと近づいて
狙いを定めて打ち取る…
そんな「狩猟」という「ゲーム」に
興じています
つまり
もっと身近な
カンタンなところで
自身の内側に沸き起こる
イライラや不満感を
解消しようとしているのです
日常の中の「ストレス発散」法
そう私達も
似たような形の「エネルギー発散法」を
イロイロやっていますよね!
だって
そうでもしないと
彼の内にこもった「エネルギー」は
爆発して
「とんでもない事態」を
引きおこしかねませんから…
けれども幸い??
今日の社会では
秩序を守るために
非常に多くの遊びが用意されています
(同上)
それは
私達の日常生活を見回しても
いたるところに見られますよね(;’∀’)
ネットゲーム、暴力的な映画
あるいはスポーツ観戦などで
お気に入りのチームを応援して
スカッとするのも
同じようなものかもしれません
コンビニでポテチを買い込んで
休前日に
たまったビデオを見まくる…
なんてのも
同じようなものかもしれません
タロットカード「悪魔」
それは
タロットカードの
15番「悪魔」のカードを思わせます
「悪魔」のカードには
鎖に繋がれた
2人の男女が描かれています
それは
6番の「恋人たち」が
堕落した姿…とも言われます
彼らは「悪魔」に囚われていますが
実は鎖はユルユルで
逃げようと思えば
いつでも逃げられるのです
そう「逃げようと思えば…」
その「決意」は
蠍座21度の「職務を放棄した兵士」の
「決意」そのものではないでしょうか
けれども
この男女はそこから
立ち去ろうとしません
彼らには
「日常の中の甘い誘惑」に
どっぷりと浸かっていて
その「甘い汁」の味が
忘れられないのでしょう
「ほんとうの願望」は?
それは私達が
スポーツ観戦や
はらはらドキドキする
映画やゲームで
自分の中の「荒ぶるエネルギー」を
発散せずにいられないのと同じように?
イロイロとお金を使って
遊びに走るかもしれません
それは
現代の「経済システムの罠」に
まんまとはまっているとも
言えそうですが…😅
しかしそれは
心の中にある行き場のない怒りや
衝動を発散するために
必要なことでもあるので
無理に抑制しない方がいいでしょう
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
けれども
ほんとうは
自分の中の「欲望」が
ほんとうの
ほんとうには
何を欲しているのか
「悪魔の鎖」に繋がれて
見えなくなっている
その先の
「ほんとの願望」を
見つめてみれば
「鎖」を抜け出すための
「決意」にさえ
一歩近づくことが
できるのではないでしょうか?
そしてそうした「理解」の上で
もう一度「ゲームたち」に向き合えば
もっと違う「楽しみ方」も
生まれてくるのではないでしょうか?
つまりそれは
「ゲームに執着しない」ということ
(「悪魔」のカードは
「執着」を意味することがあります)
ですので
この度数が強調されるシーズンや
この度数を
お生まれのチャートにお持ちの方は
ご自身の中の
「強い願望のエネルギー」に
一度は向き合ってみられることを
おすすめします
そしてそれを「発見」してみること
その上で
あらためて
「それ」を上手に発散していくためには
どのような手段を選んだらいいのか
考えてみられては
いかがでしょうか?
そうすれば
この現実世界さえ
豊かな「遊び」に溢れた
RPG(ロールプレイング・ゲーム)
の舞台のように
ほんとうに心から
楽しんでみることが
できるのではないでしょうか