牡牛座17度「剣とたいまつの間の戦い」*自分の中の「本当の意志」を探して
5月7日前後の太陽のサビアン。「既存の価値観」の中に、本当に自分の価値基準を満たしてくれるものが無いと考えた牡牛座16度の人が次に取る行動は…?「自分の中に」大切と思う価値を見つけていこうとする試行錯誤が始まります
「意志」と「霊性」
こちらのシンボル
「剣とたいまつの戦い」とは
人の内面にある
「意志(剣)」と
「霊性(たいまつ)」との戦い
を象徴しています
「剣」は意志を実行する力を
「たいまつ」は信じるところ
(「信仰・理念・信念」)を
意味していると言われます
「信仰・理念・信念」があって
初めて
「意志」が生まれ
そして「行動」が生じます
このどちらか片方だけでは
生きていけないのです
タロットカードで言えば
「剣」は「ソード」
エレメントでは【風】
「たいまつ」は「ワンド」
エレメントでは【火】
【風】と【火】が
せめぎ合っているような
このサビアン…
「知性」という【風】でもって
不要な【火】は消し去り
本当に燃え立たせるべき
「こころ」の【火】を見つめ直して
それをまた【風】で煽っていく…
「ないものねだり」からの脱却
このシンボルの一つ手前は
牡牛座16度
「神秘を暴露するために
空しい努力をする年をとった男」
でした
自分を満たしてくれるものが
目の前に無いと
不平不満を持ち続けますが
「誰かが創ってくれるものを
待っている」だけでは
自分の価値基準が
満たされることはない
ことに気付きます
今まで何も思わずに
従っていた「通念」は何かが違う…
と思い始めるあなた
「伝統的な教え」が
どんなに「正しく」
「優れて」いても
「自分の内面」との間に
「差異」がある…と感じたなら
あなたは「本当に欲しいもの」を
みずから創り出さねばなりません
そこで
「周囲の情報」や
「他人の意見」や
「世間の価値観」はあてにせずに…
自身の中にある
「本当の意志」を発掘するための
試行錯誤が始まるのです
「自分の中」に「答え」がある
周りに文句を言っているくらいなら
自分が求めているものを
自分で創っていくしかない
求めている「答え」は
自分の内面の中に探し当てよう…
そしてこちらのシンボル
牡牛座17度がスタートします
伝統的な教師から
何も学ぶことができないことを
自覚した魂は
彼自身の方法で戦う準備をする
(松村潔先生「神秘のサビアン占星術」)
試行錯誤の中で
自分の内面から生まれてくる
「正解のない答え」
こそが「たいまつ(霊性)」である
と言えそうです
(西洋占星術で言えば海王星や冥王星の管轄)
「行動」の中で確かめてゆく
でもその確信を深めていくためには
その「おぼろげな答え」=「信念」
に基づいて
実生活の中で
「行動」してみることも必要です
「じゃあこの「信念」が実際どうなのか、
やってみよう…」
それが「実行への意志力」…
つまり「剣」であると言えるでしょう
その「意志」に
合致した人生を
スタートさせるには
実践する勇気も必要です
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
実際に行動に移してみなければ
わからないことが
この世界には多くあるでしょう
何が欠けていて
何が必要か
「行動」してみることで
「思考」でなく
「体感」的にわかってくるのです
たとえ「失敗」に終わっても
「間違い」であったと気付いても
また初めからやり直し…
その繰り返し
けれどもその繰り返しの中で
見えてくるものもあるのです
そこに「完成」はありません
そうして行動しながら
軌道修正していくことで
「自分らしい生き方」
(西洋占星術で言えば太陽の管轄)も
見つかって来るのではないでしょうか
「信念」の見直し
ではあなたが
何かを「行動」に
移そうとするとき…
それを突き動かす
「たいまつ」(信念)は
何でしょうか❓
「誰かに言われたから」
「それが常識だから」
「オーソリティだから」
…でもそれは本当に
「あなたの真実」に
合致していましたか❓
「たいまつ」が
あなたの内側から
燃え立つ焔(ほのお)で
ないならば
それを燃料にして
動いていく「意志」も
生まれてこないでしょう
今までそうした
「他人の焔(ほのお)」を
燃料にしてきたのは
ただ自分を安全圏に
置いておきたかっただけ…
手痛い失敗を
したくなかっただけ…
安心・安全でいることが
「最善」の選択だったから…
ではなかったでしょうか…❓
そして
目の前にいる人にも
それを押し付けては
こなかったでしょうか…
あなたには
「安全な場所」に
いてもらいたいの…と…
「これからの時代」のスタンダードは
「量子力学」に言われるように
これからの時代は
「目に見えない背後の動機」が
自然と現実に現れてしまう
世界となってゆくでしょう
だから
心と行動が一致していない
あり方と言うのは
遅かれ早かれ
もう通用しなくなってゆくでしょう
じぶん自身にも
身近な人にも…
だからこれからは
実生活での習慣や
これまで続いてきた
多くの考え方に対して
自己の本心に問うて
異なる見解を提示
して
他の人が何一つ言えない時にも
勇気を持って
自分の思っていること
(=「今までの通念は違うよ、」)
を語り
そして実行する(同上)
ことも
ますます必要となってくる
のではないでしょうか
牡牛座17度からの3つの提案
ですから牡牛座17度から伝えられている
「ここから指針とすべきこと」とは
次の3つではないでしょうか
⚜その1⚜
あなたの心が伝えている
「やってみたい」というキモチ
(=意志=剣)を潰さない
⚜その2⚜
「やってみたい」は
魂(=霊性=たいまつ)の
経験・向上につながるもの
(たとえ「やってみた結果」が
一般に言われる「失敗」となったとしても…)
⚜その3⚜
「失敗」を恐れ
「安全」な誰かの言葉に依存し続けてはだめ
そしてこちらのシンボルの
次のサビアンは
牡牛座18度
「バッグを窓から外へ出している女」
です
自分が溜め込んだ
こだわりや考え方などを
一気に公開して解放することで
自身の内面をスッキリとさせます
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
「バッグ」の中身
=「自分の信念(たいまつ)」の中で
「もういらなくなったもの」
「不必要なもの」を
選り分け、手放していくために…
通らなければならないステップが
今回のこちらのシンボルなのかもしれません