天秤座9度「アートギャラリーに掛けられた3人の巨匠」*自分らしい生き方を見つめ直す
天秤座9度のサビアン・シンボル「アートギャラリーに掛けられた3人の巨匠」についてご紹介していきます。
突然ですが、あなたは何故この世界に生まれてきたと思いますか?
あなたにとっての「自己実現」とは
どのようなことですか?
古今東西、様々なひとびとが
「偉人」として歴史にその名を残していますね。
「偉人」と呼ばれる方々は
この世に
誰でもが分かるような形で
「自己実現」を果たして死んでいったのです。
私たちも
「偉人」とまではいかなくても
自分自身が生れてきた目的を果たして
この世界に何か少しでも
「貢献」できることを遺して
去っていきたいものですよね。
今回のサビアン・シンボルは
天秤座9度
「アートギャラリーに掛けられた3人の巨匠」
というもの。
あなたは「アートギャラリー」
もしくは美術館の
「特別室」にいます。
そこには
「巨匠」と呼ばれるような有名な画家
もしくは
歴史に名を遺した偉大な人たちの
肖像画が飾られています。
あなたはその三人の肖像画を眺めながら
それぞれの辿った「人生」に
思いを馳せています。
天秤座というサインでは
人と人との関係の中から
いろいろなことを学び取ろうとするとされます。
特に天秤座が大切にしたいのが
公平で調和的で節度のあるやり方。
どこかに偏った見方になるのは
「公平」であるとは言えませんね。
ですから
肖像画も一人ではなく
三人となっています。
そうすれば
人生を生きるヒントとして
それぞれの生き方から
自分が学ぶべき情報を
より客観的に受け取ることができます。
彼らはそれぞれ
どんな風に生き、
どんな風に死んでいったのでしょう?
そしてこの世界に「何を遺した」のでしょう?
彼らが「巨匠」と呼ばれるのは
この世界にそれぞれが
「果たすべき役割」と信じたことを
責任を持って成し遂げたからに違いありません。
自分らしくあること
自分らしく生きること
ありのままの自分で
自分らしく生きることを求めてゆくこと…
そしてこの人生で自分が果たすべき役割に
目覚めたいと。
それではそんな「自己実現」を果たされた方
としてお一人の例を挙げてみたいと思います。
それは「インド建国の父」と言われる
故・マハトマ・ガンジー氏。
「マハトマ」とは
「偉大なる魂」という意味で贈られた
尊称だそうです。
実は今回の天秤座の月の度数を
太陽に持つ方。
祖国インドの独立のために
「非暴力・非服従」を掲げ
断食など非暴力的な手段で人々を説得し
独立へと導きました。
若い頃は不良青年だったそうです。
凶弾に倒れた時
打った本人に向かって
「あなたを許します」というジェスチャーを送りつつ
亡くなったそうです。
凶弾に倒れた原因は
ヒンズー教信者とイスラム教信者の間に立って
そのバランスを模索していたからだったよう。
(参考にさせていただいたのは
こちら「歴史上の人物com」さんの記事)
「バランス」を重視する
天秤座生まれの方の資質が
現れているようですね。
天秤座には
2つの相反するものを
仲介し調和させるような性質が
ありますよね。
そうちょうど「天秤」のように。
ところで
今回の月のサビアンは
天秤座9度ですが
こちらの9度という数字には
そんな「調和」を実現して
次の世界へ導かれる…
といった意味合いがあるように思います。
ホロスコープで第9ハウスと言えば
射手座のナチュラルハウス。
「哲学」「思想」「高等教育」などが
キーワードとして挙げられます。
九星気学でも
九紫火星は「紫色」がカラーとなり
高貴さが漂うイメージ。
更に【火の気】の性質ですから
ホロスコープの四大元素の【火のエレメント】にも通じる
「上昇」→→「高次な存在」に近づこうとする
またその「高次な存在」からのインスピレーションを受け取る…
そんな象意を持ちます。
つまり「9」の次は
2桁の数字になっていきますから
1~8までに学んだことを総合的にまとめて
次の段階=より高次な段階へ進める…
そんなエネルギーを持つ数字と思います。
数秘でも似たような意味があるようです。
「9」は、
「1」から「8」までを
進化の過程として見たとき、すべての過程を体験してきている
と言われています。
何度も転生を繰り返した古い魂。
たくさんの体験を統合し、再び、すべてある
パーフェクトな世界へ戻る
準備をしているかのように。
このように「9」という数字には
これまでの経験を「統合」し
「まとめ」あげ
(例えば2桁の数字など)ひとつ上の段階=ステージへ
移行しようとするエネルギーがあると思います。
マハトマ・ガンジー氏の生き方を例にするなら
2つの異なる宗教・思想のバランスを取って
手を取り合えるような
「次の段階」の世界へシフトすることを
願っておられたのではないかと思います。
ひとつの段階を終え
もう一つ上の新しい世界への
入り口に立つような。
マハトマ・ガンジーが「過去」を統合して
「新しい理想の世界」への移行を願ったように
わたしたちにも
「今まで」の分離を終わらせ
「新しい理想の世界」へと
「統合」してゆく時代が
やってきているのではないでしょうか?
それでは
最初の質問に戻りたいと思います。
あなたは何故この世界に生まれてきたと思いますか?
あなたにとっての「自己実現」とは
どのようなことですか?
自分らしくあるには
自分らしく生きるには
ありのままの自分を輝かせるには…?
こちらのサビアン・シンボルからは
そんな「問い」が
投げかけられているのかもしれません。