天秤座11度「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授」*経験という宝を新世界の礎に
天秤座11度のサビアンは「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授」です。
こちらの教授はお高く止まった風はなく
学生の立場に立って
どうやって説明したら
より理解してもらえるだろうか…
と考えながら
温かい眼差しを送っている
「気持ちの余裕のある」方であるようです。
自分の持っているもの
学んできたものを
相手にわかりやすく伝えるにはどうしたら良いか…
これからは
そういった「相手目線」でものを見てゆくことが必要だよ、
と伝えてきているようです。
さて2020年末、
木星と土星のグレート・コンジャンクションにより
「風の時代」が始まったと言われます。
そして翌2021年の「宇宙元旦」
=春分おホロスコープでは
アセンダントが
【風のエレメント】である天秤座。
いよいよ「風の時代」へのシフトが加速し
私たちの集合意識は
天秤座のように
調和を持って人々に関わり
自分が持っている知識やスキルを
分かち合おうとする中で
新しいストーリーを始めてゆくようです。
アセンダントの
サビアン・シンボルは
天秤座の11度
「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授」
でした。
乙女座までのサインを通過する間に
この「教授」は既に
自分の内部の葛藤を消化して
他のひとへ「貢献」したいという気持ちを
手に入れたのだと思います。
この度数を太陽に持つ方が
故・日野原重明さん
105歳で亡くなる数か月前まで
医師として現役で働き
それぞれの患者さんが
健やかに生きれるよう
アドバイスされていたと言われます。
晩年になってなお
ミュージカルや絵本にまで挑戦されて
ご自分の「持っているビジョン」を
後世の人々に残そうと
ご尽力されておられました。
”日野原氏は、
とにかく人生は貢献だと信じていました。
そのため、他者を助けることや、
早起きして他の人のために何か素晴らしいことをしたいという、
ものすごい意欲がありました。
これこそが、日野原氏を突き動かし、
生かしていたものでした”
BBCニュースサイトさん 2017年7月19日
まさにこちらのサビアンに
ぴったりの方ですね。
このサビアンの教授の
メガネの向こうから
生徒を見つめる
優しい視線のようなものが
感じられます。
あなたも
こちらの度数に関わりがあられるなら
サビアンのように
人に誰かを教えたり、
伝えたり、
導いたりすることに
意識を向けてみられてみるのは
いかがでしょうか?
ホロスコープは
「ひとの意識の成長段階」
を表すとも言われます。
牡羊座0度で
第1ハウスよりスタートした
「個」の意識が
第6ハウスのナチュラル・サイン
「奉仕と労働」の乙女座に
集約され…
第7ハウスの
ナチュラル・サイン
天秤座ではいよいよ
「他者との交流」が
始まってゆきます。
「風の時代」
SNSブームの中で
自己発信を行う人は
一層増えてゆきそうですね。
どうぞあなたは
あなたが生きてきた
「道のり」の中で培ってきた
「伝えられること」を
自分なりに整理して
目の前のひと
あるいは
SNSの向こう側のひとびとへ
お届けになってゆかれてくださいね。
温かいまなざしと共に…。
また
あなたの持つスキルを
誰かに教えて差し上げることを
始めてみるのも良さそうですね。
あなたの経験が磨いてきた
宝もの。
その宝ものを差し出して
広めてゆくことが
ほかの誰かにとっての
宝となってゆく…。
それがきっと
牡羊座0度で始まった
あなたの「個の意識」
「魂の喜び」と
なってゆくのでしょう。
牡羊座から始まった物語はやがて
「魚座」へと集結してゆきます。
誰かへの貢献が
清らかな波動となって
魚座の象徴する集合無意識へと
影響を残してゆきます。
大きな大きな「全体」(ワンネス)へと
わたしたち
ひとりひとりの
「経験」という「宝もの」が
溶け合って
パワーが注がれてゆく…。
そうした「循環」の環の中で
「天秤座」はちょうど
折り返し地点。
ここからの
「他者との繋がり」「継承」の物語が
「循環」のクライマックスへと
わたしたちを運んでゆきます。
そうここから始まってゆく
遠い遠い「風の時代」の
物語の礎(いしずえ)を
創ってゆくのです…。