水瓶座19度「消し止められた山火事」*世界と自分を隔てるものは?
2月8日前後の太陽のサビアン。「先入観」を捨て、「ありのまま」にものごと、状況、世界を見ていくことの大切さを伝えるシンボルです。
こちらは松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」では
新たな事件が起きるたびに、
これまでの経験から
決まりきった対応をするという
怠惰に陥ることなく、
その都度直視して
対応するという姿勢が確立されていきます。外界に対し
開かれた態度を取れる人です。
となっています。
山火事と言うのは
その時の風の具合によって
どちらへ火が飛び移るか
予想がつきません。
「予想」のつかないものに対し
対処していくために
何より大切なのは
「予想」を捨てる
という態度ではないでしょうか?
「Aというケースでは
Bのようになって
Cという結果・状況になりがち。
だからDという対処方法を取るべき」
私たちは普段
このような思考方法を
取ることが多いですよね。
それは
「今までの経験則」に従う
というやり方です。
けれど「山火事」のように
「動き」が察知できないもの…
つまり
「状況」がどう転んでいくか
予測のつきにくいものに対しては
そうした「経験則」に基づいて
判断・行動をしようとすると
かえって危険を招く
ことがあるでしょう。
何故なら
「判断・分析」している間に
一時「行動」がおろそかになり
その間に「状況」の方が
先に進んでしまう可能性があるから。
つまり対応が
「後ろ手」になってしまうのです。
更に
「経験どおり」に物事が運んでくれるかと言えば
それも
「そうなる確率」が高いだけで
必ずしもそうなるとは限りません。
そして「山火事」のようなケースの場合
「予想外の展開」になる確率の方が
高くなるわけです。
そうした時に大切になってくること…
それは
「頭を空っぽにすること」
であると
このサビアンは教えてくれていると思います。
「頭を空っぽ」にすることのメリットは
新しくやって来る状況に対し
「集中」することができることです。
頭と心を空っぽにして
目の前に起こる出来事を
まっさらに受け止めようとする時…
私たちは
そこに起こることを
*よく見て
*よく聞いて
*よく感じる
ことができます。
すると
「考える」ことをしなくても
右脳的な「直感」や「身体感覚」や
左脳的に蓄積されている「知性」が
ミックスし総動員されることで
適切な「答え」が
おのずと湧き上がって来るのではないでしょうか?
それは「世界」が私たちに示してくれる「答え」に
同調し、受け取ることとも
言い換えられることができると思います。
「思考」を捨てて
「空白」を選ぶとき
わたしたちは世界に起きている「流れ」に
じぶんの「波長」を同調させることができます。
「内面」のあれこれを手放して
「外の世界」に完全に開かれる時
おのずと「答え」がやってくるのです。
どこに足を運び
どう動けば
「山火事」を消し止められるのか、を
「ひらめき」や「身体の感覚」が
教えてくれるのです。
さてここで少し考えて頂きたいのは
2020年以降「水瓶座の時代」「風の時代」に入り
「予測のつかない展開」の中に
多くの方が
投げ込まれた状況があったと思います。
そこでは
「今まではこうだったから、次もこうなるに違いない。
だから…」
といった「経験則」では応えられない「問い」を
突きつけられたことも多かったのではないでしょうか?
そしてこれからも
そういった状況は
続いていくことがあるでしょう。
「風」がどちらに吹くか…
それを予想するのは
なかなか出来ない事が多いように。
それならば
今どちらに「風」が吹いているのか
それをつぶさに観察し
対応していくチカラが
必要になってくるのではないでしょうか?
そのためには
「風」と「わたし」との間を
見えない窓ガラス=「思い込み」で
分断していないか…
そこに気が付くことが
大切になって来ると思うのです。