双子座16度「熱弁する女性参政運動家」*思いを伝えるコミュニケーションのコア
6月6日太陽のサビアン。こちらのシンボルには言語表現によって、人びとへの影響力を振るうべく奮闘する「男性性のエネルギー」の象徴のような?とっても強そうな女性が登場しています。彼女が決意して立ち上がった理由、そして歩んでゆくところは?
「自らの主張」を
こちらのシンボルでは
「社会的に立場の弱い」「女性」が
「自分の信条」を
「社会」に向けて「発信」しています
ルディア訳では
「自分の主張を情感的かつ
劇的にスピーチする女性の活動家」
となっています
「現在の社会システム、
ちょっと違うんじゃないですか?」
「あなたも、そう思いませんか?」と
アジテーション(扇動)しているみたい…
でもきっと
ここで自分の意見を述べるまでには
とてつもない「葛藤」があったはず
きっと心が折れそうなことも
何度もあったはず…
双子座12度には
「生意気に自己主張する少女トプシー」
というシンボルが登場しています
「伝統」「組織」「文化」「社会」と
「じぶん」との
「葛藤」を経験した黒人の女の子
その主張は「生意気なヤツ」と
思われるしかなかったけれど
その少女が成長して
その思いを
「大衆へのスピーチ」にまで
育て上げたのかも…❓
これまでずっと
「私は変わらなきゃ
変わっていかなきゃ」と
自分を鼓舞し励ましながら
今やっと壇上に
上がったのかもしれません
そして今度は
「ほら、あなたも
変わっていかなきゃ」…と
自分の見解に
周囲を巻き込んでいこうと
しているのです
そう、これを読んでくださっている
「あなた」もここ数年
ずっと
「変わらなきゃ
変わっていかなきゃ」
そんな思いを抱えて
ここまいらしたのでは
ありませんか❓
「主張」の背景には
彼女は
自分の周囲から何かを学び
それを自分の中で
育んできたからこそ今
自分なりの
主張したい意見・思想が
現れてきたのです
けれどもここで
もしも「無意識」に感情だけが
「アジテーション(扇情)」へ
突き動かされてゆく…としたら…
張り合って
お互い一歩も譲らないような
局面になったら…
それってとっても
危険なことですよね…
熱情に流されてしまうのは
「無意識」に周囲に流されているから…
つまり「自分自身への意識」を
手放してしまっているから
ではないでしょうか
つまりここで大切なのは
その「主張」が
「こころの内側」に
裏打ちされたものを
持っているかどうか
ということです
「コミュニケーション」の芯
サビアン・シンボルで
「16度」からの「第4グループ」は
対向のサインの影響が入り込むところ
ですので「16度」は
方向転換の度数と言われ
”限界を突破する”
”転機となる”
…という意味が…
反対側のサイン
=双子座にとっては
「射手座」の性質を取り入れることで
「新しい視点」を取り入れてゆきます
ここで
双子座と射手座の
「コミュニケ―ション」の違い
について
少し考えてみますとさ
双子座のコミュニ―ケーションと言えば
「言葉のキャッチボール」
オーバーに言えば
言葉の「中身」や
思想の「中身」なんて2の次❓
気軽な気持ちで
「言葉の響き」や
「他者」とのやりとり
を楽しむことが第一‼
だって軽~いノリで
いろんな人とお喋りを楽しむからこそ
幅の広い情報を
手広く集めることができるんです
それに対して、双子座16度の
女性参政運動家は
「自分の信条」という
射手座的な資質を持っています
「私の真実」を
追い求める射手座が
ずっと「自己探求」の末に
辿り着いた
「そうだ、やっぱり○○だ!
これに違いない!」と
私には「これが大切」と思えるもの…
それがあるからこそ
周囲に確固たる自信を持って
語りかけてゆくことが
できるわけです
それがあるからこそ
周囲に流されず
こちらの主張を
訴えることもできます
伝えることにブレが無ければ
変な挑発に乗ることもないでしょう
そんな「射手座的」な
他者との関りが
双子座の16度に流れ込んでくることで
「ちょっとちょっと、ただ
楽しいだけのコミュニケーションって
どうよ??」
「もうちっと話の<中身>も
自分なりに吟味してみてよね…」
そんな風に一石を投じているんです
射手座16度との比較
こちらのサビアンの対向のシンボルは
射手座16度
こちらのカモメも
自己をアピールして
相手の「共感」を得よう
とはしていますが
参政運動家
→→「自分の気持ちをアピールする」
→→射手座の【火のエレメント】の要素
カモメ
→→「相手の気持ちへアピールする」
→→双子座の【風のエレメント】の要素
…と、まるで「鏡」のように
性質の異なるアプローチになっています
「人生とは」
「社会とは」
「わたしとは」
「この世界で大切なことは」…と
いろんなことを学びながら
とことん追求していこうとする射手座…
射手座に双子座の要素が入り込む
射手座16度では
そこへ、カモメが登場しています
「え~でも
もっと楽しむことも大切だよね!?」
「それにまずは
エサをもらう手段を考えないと…」
「それには広く浅く
いろんな知識を集めておかないとね!」
「それには
コミュニケーションが一番でしょ!」
…というわけです
そして
与えられた(目の前に現れた)
「環境」から
良いもの(エサ)を得ようとして
相手に「共感」してもらえる状況を
みずから作り出そうとします
それは単なる「依存」
…と言われてしまうこともあるけれど
もしもカモメが今までに
自らが培った飛行ノウハウ…
(例えるなら「カモメの教養」?)
という原石を磨いて
船員を楽しませたなら
船員も長い船旅のストレスを
ひとときカモメに
癒されたかもしれません
そんな「癒し」に対しての
お礼の対価なら
”ギブ・アンド・テイク”
対等な関係と言えそう
さあどうでしょう?
ここで「鏡」の表と裏が
ピッタリと合わさるみたいに
「射手座」と「双子座」が
お互いの「いいとこどり」ならぬ
「いいとこ」採用しているんです
目の前の相手に真摯に向き合う
けれどそれぞれのやり方で
「社会」や「文化」や「慣習」に
アプローチしようとしているように見える
婦人運動家と
カモメたちですが
よくよく見てゆくと
本当に向き合うべきは
群衆の中のひとり
船員の中のひとり
であることがわかります
「群衆」の中の
「たったひとり」の「相手」に対し
「共感」や「共鳴」を
引き出すことが
真のコミュニケーションの第一歩…
と言えるのではないでしょうか
そしてその「たったひとり」に
「共感」や「共鳴」を引き出すためには
その「おおもと」は結局のところ
ありのままの「じぶん」を
しっかりと「意識」しておくこと…
であったのではないでしょうか
あなたが謙虚に相手を受け入れる姿勢で
他人の様々な考えに耳を傾けると
相手を理解でき
相手との絆を感じることができるでしょう。
あなたが決心すべきことは
あなたが固執している絶対的真実を手放し
ありのままの自分として
他人と接し
他人の話に耳を傾けて
そこから学ぼうという姿勢をもつことです。
(ジャン・スピラーさん「前世ソウルリーディング」
双子座ドラゴンヘッドの章より)
この
固執している絶対的真実こそ
「射手座」の【火のエレメント】の資質
であるのですが
それを本来持っている
双子座の要素と
いかに統合しながら
上手にこなれさせてゆくか…
それがこの16度から始まる
「双子座第4グループ」の
テーマとも言えるのではないでしょうか