蠍座25度「エックス線」*一歩離れて本質を見通すチカラ
11月17日前後の太陽のサビアン。「エックス線」とは私たちの瞳が捉えることのできる「可視光線」の外側にある波長を持つ光…そこから「一歩離れた」新たなものの見方を教えてくれるシンボルとなっています。
サビアンの25度とは
そのサイン(星座)の「学び」が
ここで完成する度数と言われます
蠍座は
「他者と一体化することで
自分を変容させる」がテーマで
人と人とが
窮屈なくらい
密接に関わることを選び
そこから「自分にない視野」を
獲得しようと努めてきました
そしてこのシンボルで
ようやく
「自分が見えていなかったもの」
に気が付いた…と
言ってもいいでしょう
つまり25度で
「一歩離れたところから」
「他者」に関わっていく姿勢を
獲得したと言えそうです
こちらの図をご覧ください
(Cafe timeさん「色についての基本のきほん」よりお借りしました)
「可視光線」となっている部分が
人の目が感知できる部分です
この領域からさらに波長が長くなると
赤外線域になり
逆に波長が短くなっていくと
紫外線域になりますが
この領域は人間の目には見えません
そしてご覧の通り
「紫外線域」のさらに外側にある
短い波長が「X線」です
(赤線は私がプラス)
通常私たちは眼球の網膜で
色の光の反射を捉えて
色を感知します
白色光にはいろいろな色が含まれています
「赤い面」に白色光(太陽光など)があたると
いろいろな色の中の「赤」以外は吸収してしまい
「赤」だけを反射します
それを見て私達は「赤」と感じ取るのです
けれど「X線」は
「可視光線」や
「紫外線」より
更に短い波長のため
物質を通り抜け
更に向こうに在るもの
に反射して
像を映し出します
「レントゲン写真」などに
使われていますね
それによって
私たちが普段見えないもの…
「可視光線」の外側にあるものを
目にできるわけです
物事の表面だけを見るのでない
鋭い洞察力を発揮して
周囲や人間関係を
精妙に観察しながらも
周りに流されることはない
意志や信念の強さを表すシンボル
となっています
まるで
「古くからの信念体系」
をよくよく認知しながらも
それに縛られるのでなく
みずから立ち回りを
選んでいくような
雰囲気が感じられます
そうできるのは
X線が
「可視光線」からは
一歩離れたところで
「全体を見通すチカラ」を
持ち合わせているからでは
なのではないでしょうか
ですので
こちらのサビアンが強調されるシーズンや
ネイタルチャートにお持ちの方は
洞察力を働かせ
物事の本質(エッセンス)を見抜く…。
そんな力を意識して
過ごされてみてください
また
これまでに
手放してきたもの
また手にしてきたもの
を振り返り
その中からいま
あなたの手の中に
残っている
「本質=エッセンス」を
感じ取ってみてください
ここまで
あなたの周りに起きてきたことは
あなたの心の中が
鏡に投影していた世界です
エックス線で
心の中を覗き見るように
そこに映しだされてきた
あなたの心の中からの声に
耳を傾けてみてくださいね
そしてここからは
そこに光をあてて
そのカラーを
輝かせていかれてくださいね