双子座7度「古風な井戸」*「心の物語」を書き直し豊かさを引き込む3ステップ
5月28日前後の太陽のサビアン。こちらは「格差社会」をイメージさせるちょっとオソロシイ…シンボル⁉…いえいえ諦めるのはまだ早い!意識の持ち方を見直すことで「豊かさ」はあなたのもとにも流れ込む…それを伝えてくれているのが、今回のサビアン。そのために必要な3つのアイデアとは⁉ 最新物理学である「量子力学」や脳科学・心理学・スピリチュアルやタロットの神秘学の視点も交え、サビアン・シンボルからのメッセージをお伝えしていきます。
双子座7度からのメッセージ
乙女座上弦の月
太陽のサビアンは
双子座7度「古風な井戸」
というシンボル
古めかしい井戸からも
ちゃんとした「手順」を踏めば
溢れる「豊かさ」を
汲み上げることができる…
サビアンの伝えてくれる
そんな3つのアイデアを
お伝えしてまいります…
STEP1:「差異」を生み出すもの(心の貧しさ)を見直す
STEP2:「金貨」(今ある豊かさ)の使いみちを変える
STEP3:「持続可能性」を意識する…です
それでは順番に見ていきたいと思います
STEP1:「差異」を生み出すものを見直す
サビアン 双子座6度
一つ前のサビアンでは
双子座6度「油田の採掘」
と言うシンボルで
長い間準備をして
油田を掘り当てた者と
掘りあてられなかった者との間に
うまれた「格差」が描かれた
ちょっとオソロシイ
シンボル…(;’∀’)
それは「金銭的な富」
ということでもあるでしょうし
双子座ですので
「知識の優位性」
を象徴していることも言えるでしょう
こちらの双子座7度では
その「富や知識を多く持ちえた者」が
それを独り占めすることなく
「持ち得なかった者」に
「配布・分配」する形になり…
「油田」が
「井戸」に変わった
とされています
タロット「ペンタクルの6」
ここで思い出されるのは
タロット・カードの
「ペンタクルの6」と言うカードです
このカードでは
裕福ないでたちの商人のような男性が
自分の得た富の一部を
他の人々へ公平に分配しようとする姿が
描かれています。
彼の前にひざまづいて
富を受け取っている人びとは
このカードの一つ手前
ペンタクルの5のカードの人々が
姿を変えたようにも思えます。
ペンタクルの5のカードは
一般に「貧しさ」を表すカード
松葉杖をついた男と
年老いた女性が
寒々とした雪の中を
足早に通り過ぎています
彼らの背後には
明々と灯りの灯る教会があるのですが
彼らはそれに気づかず
目を向けようとも
立ち止まることもしません
彼らの心は
「貧しさ」で覆われているので
そうした
暖かく、明るく、
豊かさに満ちた世界があることに
思い至らないのです
思い至ることがないということは
「目に入らない」と同じこと
もしも教会のドアを叩けば
優しい人々が彼らを歓迎し
「助け」となるような
援助の手を
差し伸べてくれるかもしれない…
にも関わらず
彼らのこころは冷え切っていて
教会の灯りは
「目に入らない」のです
けれどもし彼らが
「心の貧しさ」を少しずつ手放し
他の誰かから「助けられること」を
じぶんのこころに許したのなら
次のペンタクルの6のカードの
ひざまづく人々のように
「援助」を得ることも
可能かもしれません。
「構図」の見直し
更に考えてみると
この「持つ者」「持たざる者」という
「構図」は
何処から
生まれているのでしょうか
このペンタクルの6のカードは
「貧しさ」の
ペンタクルの5のカードと
「裕福」の
ペンタクルの10のカードの
ちょうど「中間」にあたるカード
とされています。
それは
それぞれの「立場」の者がそこにいる
「理由」はどこにあるのかを
考えさせられるカードでもあります
何故あなたは
今の状況に
置かれているのでしょうか
それはどこにつながっていくのでしょうか
(この状況の)
「本当の責任者」は
誰なのでしょうか
本当はここで
何が起きているのでしょうか
このカードは私たちに
「片側」からでなく
「全体」から
物事を深く見つめるように
示唆しているカードでもあります
(ジョアン・バニングさん 「ラーニング・ザ・タロット」)
さて先ほどの
ペンタクル6のカードで
ひざまづいて施しを受けていることは
「恥ずかしい」
ことなのでしょうか
STEP2:「金貨の使いみち」を変える
金貨の使いみち
もしかすると
彼らは商人から受け取った金貨1枚で
じぶんの人生を変えることだって
できるかもしれません
それは彼らの
「金貨の使いみち」
によるでしょう
例えば
左の者は受け取った金貨を
この先一か月の
衣食住を満たすことに
使ったかもしれません
けれども右の者は
受け取った同じ量の金貨を
半分は一か月
最低限の生活を営むことに使い
半分は彼が今の生活を変えるために
精一杯頭を使い
自分が将来
出来ることを成すための
「投資」に使ったかも知れません
もしそんな風に
同じ量の金貨の使い途を
2人の人物が
それぞれのやり方で使ったなら
彼らの将来は同じでしょうか
違ったものになるでしょうか
またペンタクル6の商人は
「自分が持っているもの」を
独り占めすることを良しとせず
他の人々に「分け与える」
という選択をしました
もしこの商人の隣に
もう一人の人物(商人B)がいて
彼は彼が持っている金貨を
他に分け与えることはせずに
ここから一か月、一年
豪勢な暮らしをすることに
集中したらどうでしょうか
「豊かさ」の連鎖へ向かう
つまり
ここで大切になってくるのは
私たちが
「今手にしているものをどう使うか」
という
「意識」の在り方
ではないでしょうか?
つまり「今持っているもの」を
どう活用すれば
私たちは「豊かさ」を
呼び込めるのか…
そこに「意識」を向ける時
既にそこに
「豊かさ」の連鎖
が始まっていく…
のではないでしょうか
この「豊かさ」とは先に
ペンタクルの5のところでお伝えした
「心の貧しさ」に対する
「心の豊かさ」
と言ってもいいかもしれません
つまり
ペンタクルの6のカードで
商人の前にひざまづき
金貨を受け取っているひと達も
ここから
「自分が手にしているもの」
「持っているもの」
に目を向けることで
そしてその
「持っているもの」を
「分け与えていく」
ことに目を向けることで
彼ら自身が
「豊かな人物」と
なっていくことは
十分に可能であるということです
「持っているもの」に意識を向ける
それは
「じぶんにはそのチカラがある」
ということを
信じることです
それは恐らく
富を「分け与えること」を
選ばなかった「商人B」に対し
「あいつはケチだ」
「最低な奴だ」
「ひとり占めして、
俺たちになにもしてくれないで」
…と罵声を浴びせることを選ばない…
ということ
だって
「私には分け与えるチカラが在る」
のですから
STEP3:「持続可能性」を意識する
「ライトランゲージカード」のメッセージ
今回の記事の執筆前に
引いたカードがこちら
SUSUTINABILITY
(持続可能性)のカードでした
昨今よく言われるSDGsを表す
カードとも言えます
「井戸」の下に流れるものは
最初と思いましたが
サビアンのルディア訳では
こちらのシンボルは
双子座7度
「堂々とした威厳のある木の陰の
桶と縄を伴った井戸」
です
つまり井戸に取り付けられた
「縄」でもって
深い井戸に「桶」を降ろすことで
そこから
水を汲みだすことができることが
強調されています
油田の鉱脈や
井戸の水脈は
心理学者ユングが述べた
人類の古い時代から続く
人類単位の集合無意識世界を暗示している
(松村潔先生「神秘のサビアン占星術」)
ユングの「集合無意識」については
「水瓶座時代」についてお伝えしている
無意識の底では
私たちの意識は
みな繋がっているということ
だから
私たちの意識の底に眠る
集合的な「無意識の鉱脈」から
しかるべきものを
取り出すことができれば
それは私たちにとって
大きな「助け」となることでしょう
そしてそれは
井戸に「桶」を下ろしさえすれば
本当はいつだって
可能なのではないでしょうか
(もしかすると
「油田」の採掘に成功したひとというのは
この「鉱脈」に繋がる井戸を
より正確に把握していたのかも…)
必要なのは
「井戸」の存在に「気付く」こと
それは恐らく
ペンタクルの5のカードで
貧しい2人か行き過ぎた
教会の窓の灯りのようなもの
私たちはいつだって
その全てが流れる
「鉱脈」の上に存在しています
それは「先人たちからのギフト」
であるとも言えるし
またこの先の人々に
私たちが
「分け与えていくことのできるギフト」
であるとも言えます
「出逢い」は「井戸」からの贈り物
このところ感じていたことは
「今のじぶんがいる立ち位置が
いろんな人からの出逢いによって
ここに流れ着いてきた」ということ
それを思い出させられる出来事が
多かったのです
それで
改めて思い出したのが以前の記事でお伝えしました
【地のエレメント】の側面
「山羊座の資質」とは
「集団」「社会」「国家」の枠組みの中での
限りない恩恵と言えるでしょう。
タロットで言えば
コインの10のカード。
集団として完成し、
安定しているからこそ
受け取ることができる恩恵。
例えば私たちが
キッチンの蛇口をひねれば
幾らでも溢れるように
水が供給される…
そうしたライフラインが整っている…
それも「恩恵」の一つです。
まさにペンタクルの10のカードは
井戸の下で
脈々と流れ受け継がれていく
水脈(鉱脈)とも言えそうです
「知」の宝庫の上に
そして今回のサビアンは
【風のエレメント】の双子座ですから
その「知識・情報」版と
言えるのではないでしょうか
古来より集合無意識に蓄積された
「知」の集合の上に
私たちは今
さまざまな恩恵を受けています
そうした
「知識・情報・智慧」
を受け取り
そこに自分の経験をプラスして
また「分かち合い」の流れへと
託してゆく…
そうすることで、またそこに
「知」のSUSUTINABILITY
(持続可能性)
が生れてゆくのではないでしょうか
受け取ることには感謝をして
更なる発展のためにいま
何をすべきかを考えていかなければなりません。
大きな循環の中で
生かされているじぶんを感じてみましょう
「思い出」の書き直し
そこでもう一度
「ラーニング・ザ・タロット」からの質問に
戻ってみましょう
何故あなたは
今の状況に置かれているのでしょうか?
それはどこに
つながっていくのでしょうか?
私に最近おこったことのひとつに
以前、とある出来事について
それを「選ばなかった」ことを
改めて思い出してみると
とても悔やまれた…
ということがあったのですが
それを改める振り返る機会があり
するとやはり
それをそのとき選ばなかったことは
自分の中で「正解」であったと
気付かされたことでした
迷いの中でも
その時その選択を選んだ
「自分なりの理由」に
あらためて納得がいったのです
大切なのは
ある出来事に対する
私たちの
「意識の意味づけ」
過去の出来事を変える
ことは出来なくても
それに対する
「意識の意味づけ」は
それを静かに振り返ることで
「変更」させていくことが
可能です
それによって
「今目の前に起きていること」も
確実に変わっていくのを
何度も体験してきました
大切なのは
全てがもう既に
「決められてしまっている」と
思わないこと
だと思います。
心の中のあなたの「思い」はいつだって
自分自身で選択する
「自由」があるのです。
(乙女座7度)
だからもしあなたが何か
現状に満たされないこと
過去に後悔している出来事があれば
もう一度静かに心を澄ませて
それを選んだ
あなたなりの「理由」を
もういちど振り返ってみてください
そしてそこに
今のわたしが
「肯定」できることはないか
「意味づけ」を
捉え直してみてください
そうすれば
「今ここに立っている私の立ち位置」
を「肯定」変えてゆくことが
できるのではないでしょうか
そして
「いまここにいるわたし」に
影響を与えてくれた
多くのひと達との出逢いに…
今ここに生かされている
「私」の物語を見つめ直し
可能であれば
「書き換え」を行ってみて下さい
きっと何かしらの「変化」を
感じて頂けることと思います
身近にできるファースト・アクション
また「井戸」を
イメージさせるものとしまして
お家の「排水口のお掃除」も
その助けになってくれることと思います
排水口の向こうに繋がるのは
先にお伝えしたように
「地球(集合無意識)」への水脈です
そこを流れていくお水に
「感謝」を乗せて流してゆきましょう
それはあなたが
「持っている人」であることを
じぶん自身に認めた証(あかし)です
すると
あなたが乗せた「感謝」のエネルギーが
地球をめぐりめぐって
やがてはまた
あなたの元に
「金貨」(=豊かさ)の形で
戻って来てくれるでしょう