牡牛座6度「渓谷にかけられる建設中の橋」*「怖れ」を超えて新しい関わりを築く試み
4月26日前後の太陽のサビアン。「じぶんとは違うタイプのひと」とも新たな関係性を築いていくことを怖れないで…と背中を押してくれるようなシンボルです。
「色メガネ」をかけていませんか?
私たちは
ひとと関わろうとするとき
やっぱり初めての人であれば
ちょっぴり緊張してしまいますよね
だから少しでも
良い関係を築こうと思うあまり
「そのまんま」のその人を
かえって見えにくくしてしますことが
あるのではないでしょうか?
だから
一番初めにそのひとに
出逢った時の第一印象であるとか
あるいは
会う前に人から聞いていたウワサからの
印象であるとか…
無意識に
「この人はきっと、こういうひと」と
無意識に「先入観」を入れて
判断してしまうことが
多いのではないでしょうか
または…
そのひとの会話の中から
「無意識に」
いろんな「情報」をキャッチして
あ、もしかしてこのひと
私とタイプ違うかも…
こういうタイプのひとは
ちょっと苦手かも…
なーんて
無意識に
相手とじぶんとの間に
「線引き」をしてしまうことも
あるのではないでしょうか
それは自分自身が傷つかないよう
ある程度「バウンダリー」をつくって
自分を守ろうとするから
また外見的な
肌や髪の色といった身体的特徴や
服装などの身なりや
住まいの地域や
方言などの言葉遣いや…
そういったもので
「無意識のジャッジ」をしてしまうことも
あるのではないでしょうか
「障壁」を超えて
けれども
このサビアンのシンボルは
そうした人と人との間の
「距離感」や「差異」と言ったものに対し
あたかも「山」と「山」のあいだに
「橋」をかけるように
怖れずに「新たな関係性」を
築いていくことの大切さを
伝えてくれている
シンボルとなっていると思います
峡谷とは
人と人とのあいだの深い溝を示し
それぞれ個人は
自分のエゴや自我に閉じこもって
互いに他人を怖れていることを暗示。
人と人との深い谷に橋をかけ
互いに協力し合い
個人の壁を超えようとするのがこの度数だ
(松村潔先生「神秘のサビアン占星術」)
つまりは…
ひとと関わろうとすることへの
「怖れ」を手放す…
ということでしょうか…
例えていうなら
「峡谷」の「つり橋」…
こ、怖いですよね…(;’∀’)💦
でももしかすると
その「吊り橋」を渡ったところには
素晴らしい見晴らしの
素敵な景色を見ることが
出来るのかもしれないのです
それと同じように
人とのコミュニケーションに於いても
敢えて「吊り橋」を
投げかけて
渡ってみる
それも出来るだけ
「先入観」という
「色メガネ」を外して
その人を知ろうとしてみる…
するときっと
「新たな発見」があったり
その人から私たちに
なにか教えられるものが
あったりするかもしれません
「怖れ」を手放してゆく
このように
私たちが誰かと
「新たな関係性」を
築いていくということは
「峡谷に掛ける吊り橋」
のように
ちょっとドキドキするものだけれど
そうした「怖れ」や
「色メガネ」を
少しずつ
少しずつ
手放しながら
相手との「距離感」を
縮めてゆくもの
そうする中からでしか
見えてこないもの
得られないものが
「人間関係」の醍醐味
なのではないでしょうか
「自分の価値観」の見直し
牡牛座とは
自分の持っている
生まれながらの「資質」を
大切に大切にする
サイン(星座)です
そして
そうした「生まれながらの資質」には
当然
家系や祖先からのDNAといった繋がりや
住んでいる土地に根差した慣習
をいったものも含まれてくるでしょう
それを「個性」として磨き上げる…
というのが
牡牛座のミッションでもあるわけです
けれども
こちらのシンボルでは
「そこにこだわりすぎるなよ」
と
じぶん自身に警告を鳴らしているのでは
ないでしょうか
「自分の資質」を大切にするなら
「相手の資質」も大切だよね…と…
「山」とは
自分生来の資質や
家系的影響
大きくは民族性など
体系化された
一つの閉じたルーツを表しています
(中略)
自分の資質に縛られることは
自ら世界を狭くすることだと気付いた人は
「山」から
よそに行ってみたいと願うようになるのです
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
じぶんの「山」の向こうに住む
「新しい誰か」に出逢い
関係性を築くということは
「いままで」
住み慣れた土地のやり方や
「これまで」
じぶんが慣れ親しんできた方法が
通用しなくなるかもしれません
けれどもそれこそは
私たちがじぶんを閉じ込めている
「幻想の山」から
這い出させてくれるきっかけを
与えてくれるのではないでしょうか
相手が大切に抱えている「価値」や
その背後に
見え隠れしている「山」…つまり
その方の営んで来た
生活の拠点としての土地の
文化や風習と言った背景
また血縁の方々に
受け継がれてきた慣習や
そういったものを
見ようとすること
それらに自分の配慮を及ばようとする
試行錯誤…
そうする中で、あらためて
「自分」というものや
「自分」の背後にそびえていた
「山」というものが
クッキリと
浮かび上がって来るのではないでしょうか
ああ
じぶんにも
こんな側面があったのだ
こんなものを持っていて
こんなものに支えられていたのだ、と…
「考え方」やいろんな
「バックグラウンド」の「違い」を知って
それを認めることで
かえって私たちは
私たち自身が
あらかじめ「持っているモノ」の
「豊かさ」や
「かけがえのなさ」にも
気が付いていけるのではないでしょうか?
そしてここから
では「どんな価値」を
選んでいこうかと
思いをめぐらすことが
できるのではないでしょうか…
牡牛座6度からのメッセージ
このシンボルを
ネイタルチャートにお持ちの方
また強調されるシーズンには
どうぞ
「あなたが今いるところ」
の外側へと出ていって
新しい人たちとの出逢いを
受け入れてみて下さいね
彼らにどうぞ躊躇せず
話しかけてみてくださいね
どうぞ諦めずに
コミュニケーションを
とってみていかれてくださいね…
焦らなくても良いのです
少しずつ…
少しずつ…
「わたし」と「あなた」との間に
「橋」という名の
友情をかけるように…
新しい「関係性」を
築いていかれてみてくださいね…
するときっと
そこには
今まで決して見ることの出来なかった
新しい素晴らしい景色が
見えて来るのではないでしょうか?