魚座21度「小さな白い羊と子どもと中国人の召使い」直感が受け取っているものに従う
3月10日魚座新月の太陽と月のサビアンです。対向の「乙女座」の影響が入り込む魚座20度までの「第4グループ」を終えて、より強力にパワーアップし、「魚座」のサインのエネルギーを目一杯放つのが、今回の魚座21度です。
魚座というサインの役割
この世界には
「目に見える世界」である
地上を司るルールと
「目に見えない世界」である
魂を司るルールがありますね
そして魚座は
後者の「魂」の世界へと
私たちの意識を誘う役割を
担っていると思います
またそれは
私たちの魂を
宇宙や自然と言った
大きな「循環」の中に帰す
ということでもあると思います
魚座の支配星である海王星が
「境界線を溶かす」天体
とされるのも
そうした「循環」の中に
意識を帰すために
不要なしがらみや
こだわりといったものを
手放す必要があるからでしょう
反面そういった
今まで慣れ親しんできたものから
離れるには
「怖れ」や「不安」も伴います
けれどここを通過しなければ
牡羊座という
「新生」へと
旅立つこともできません
第1ハウスに始まる
牡羊座は
魚座という
「無意識の全体性の海」から
この世界に
「身体を持って」生まれ出で
「わたしとは」という問いに向かって
成長してゆく物語の第一章…
そこで登場するのが
今回のサビアンです
「子ども」という
「純粋無垢」な魂
つまり魚座の象徴が
「白い羊」という
「新しいサイクルの始まり」である
「牡羊座」の象徴に
意識を向けています
それは「わたし」が
向かおうとしている未来を
手の内に温めている…
そんなイメージかもしれません
純粋無垢な白い子羊
さあここで
ちょっと目をつぶって
手を伸ばし
そこに
可愛い赤ちゃんの子羊の
白くてふわふわした毛並みを
優しく撫でてあげているところを
想像してみてください
もこもこした手触りが
なんだか心地良くないですか?
思わず可愛いね…と
抱き寄せてあげたくなりませんか?
この生まれたばかりの
白い子羊は
これからどんな旅路を
歩んでゆくのでしょう?
それをサポートしてあげたいとは
思いませんか?
さあ目を開けて
今そこに想像していた
可愛い子羊の
毛並みの感触を
思い出してください
ふと見ると
そこに鏡があります
そこには
その子羊を思いやる
なんとも言えない
優しさに溢れた表情の
「あなた」がいます
その「鏡」は
ありのままの「自我」を表し
慈しむ「牡羊座」の
ナチュラルハウス
「第1ハウス」の
真向かいにある
「第7ハウス」…
他者や1対1のパ-ナーシップを表す
天秤座のナチュラルハウス
を意味します
その「相手」に向かって
あなたはとてもやさしい表情を
送ることができました
そして先ほどの
生まれたばかりの子羊は
実は
「もうすぐ生まれて来るあなた」
だったのです
「あなた」を
大事にすることができれば
これから出会っていく人々…
つまり「鏡に映るひとたち」にも
より多くの愛を
贈ることができるでしょう
すべては「わたし」から
始まるのです
また牡羊座は
【火のエレメント】であることから
「白い羊」とはまた
あなたの内から
「いのちの内面」から
生まれてくる情熱…
とも言えるかもしれません
見守りびと
それを「ひらめき(直感)」で捉え
「心のままに」
子どもは
子羊のあとを
ついてゆこうとしています
それを
励ますかのように
温かく
優しく
見守っているのが
「中国人の召使い」
です
知恵あるガイド…
「召使い」というより
「乳母」のような
母親であって母親でないもの
大いなる「母親的存在」
と言った方がいいかもしれません
それは
宇宙や自然といった
「大いなる循環」の法則を熟知した
古来からの知識と知恵の象徴です
サビアンをチャネリングした
エリス・フィラーは
中国人というと
チベット人のイメージを持っていて
長い伝統の中で
偉大な精神世界を確立した人びと
という意味に劣れることが多い象徴だ
(松村潔先生「神秘のサビアン占星術」)
そうした智慧からの
「見守り」
言わば目に見えないガイドからの
声なき声に導かれ
「子ども」は
必要な情報=インスピレーションを
受け取って
「新しい可能性」へと向かっていくのです
自然界のすべてに
開かれた感性を持ち
直感に従って
自由にのびのびと生きる人です。
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
「自然界の大きな流れ」の中から
自分が受け取るべきものを
受け取ってゆく
「受容性」
そしてそれを
何の疑いもなく
「信頼」しているのです
「自然」と「循環」を感じて…
このサビアンが
太陽に来るシーズンであれば
「どこかに春が」の歌のように
寒くて冷たい雨が
降ることがあっても
翌日には
温かな陽光が
窓辺から降り注ぐこともあり
そこかしこに
「春」の兆し(きざし)が
感じられる頃ですよね…
そんなうららかな陽気に誘われて
時には自然豊かな公園に出向き
草花や虫に目を向けたり
鳥のさえずりに
耳を澄ましたりしてみるのは
いかがでしょうか?
また流れゆく雲を見て
自分より大きな流れの営みに
思いを馳せてみるひとときを
過ごしてみるのはいかがでしょうか?
そしてこの時期の旬の食材など
なるべく自然な形の食べ物を
食べるよう意識してみるのも
良いかもしれません
そんな
「冬から春へ」その
毎年必ず訪れる季節の変化そのものが
「大いなる宇宙や自然の循環」の
現れてもありますよね
そこに少しだけ意識を向けてみる…
するときっと
あなたも
その大いなる「循環」から
思いがけない恵みを
受け取ってゆくことができることでしょう
それはあなたに
春分からの「次のサイクル」に
追いかけるべき
「あなたの子羊」の姿を
クッキリと
浮かび上がらせてくれるのではないでしょうか
柔軟な感受性から
どういう意味があるのか
まったくわからないながら
直感的に感じた方向に
走ってゆく行為が増えてゆくでしょう
今追いかけているものは
神に新しい「可能性」なのです
(松村潔先生「愛蔵版サビアン占星術」)
そう…だからあなたが
「小さな白い子羊」を見つけたなら
たとえそれが
「あなたをどこへ連れていくのか」
わからなくても…
あとを追いかけてみてください
大丈夫
「あなたの後ろ」を
「ガイド」が常に
見守っているのですから…