(こちらの記事は2011年2月記事をリライトしたものです)心と身体は「食べたもの」で作られる…と言う言葉をお聞きになったことがありますか?例えばあなたは「何を食べるか」を意識して、食べ物を選んでいますか?
…以前の私は、
全く意識したことがありませんでした。
その時、目の前にあるもの
食べたいもの
手に入るものを
何も思わずに食べていました。
しかし、そんな私に
転機が訪れました。
今を去ること○年前…
当時の女性雑誌に
「世にも美しいダイエット」という記事が
連載されているのを目にしました。
筆者は、宮本美智子さん。
当時は
仕事のストレスから
甘いものばかり食べていました。
子供のころから
甘いものに目がなく
高校生に至っては
学校から帰ると
スナック菓子を毎日
2袋もたいらげている始末…(;’∀’)
でも太りたくないから
食事は減らす。
食事を減らすから
おなかは減るし、イライラする
…で、また
スナック菓子に手が伸びる…
という悪循環
社会人になっても
精神的に成長の見られないまま
イライラしては
甘いものに手が伸び…
以前は
外回りの営業をしていましたが
駅の売店で
キャンディやチョコレートを買っては
移動中は
必ず口に何か入れていました。
某ホテル勤務だったため
ブッフェを食べる機会も
多かったのですが…
そのうちに
何の料理を食べても味がしない。
ただ一つ
「美味しい」と感じるのは
デザートのみ…という事態に…(-_-;)
そしてブッフェで会食…という時にも
最初から最後まで
デザートのみを食べていました。
しまいには、というか
まったくもって
当たり前ですが
体調が悪くなりました。
身体を動かすのが
おっくうだし、
気分の浮き沈みは激しいし…。
むろん営業成績も伸びません。
そんなとき、
子宮内膜症が見つかりました。
そして半年間治療を受けました。
冒頭の宮本美智子さんの
記事に出会ったのは、
その頃でした。
炭水化物を減らし、
良質の油をカロリー摂取の中心にして、
良質のたんぱく質を少量摂る。
そして
青菜と、水と、良質の塩を
しっかりとる。
確かそういう趣旨の
「食事療法」でした。
今振り返って
その方法が
良しいものであったのか
そうでなかったのか…
それは一概には
お答えできません。
けれども私にとっては、
その本はまさに、
「人生を変えた」大きな出会い
だったのです…‼
その食事を試してみるうち
連載のキャッチコピーであった
「食べ物を変えれば、カラダが変わる」
という謳い文句を
ほんとうに実感しました。
雑誌には毎号
宮本さん自身が取り入れて
いかに身体が軽くなったか
気分が良くなったか…が
旦那様の永沢まことさんの
素晴らしい美しい
明るい基調の
カラーイラストとともに
掲載されていました。
丁度イタリアの
スローフードブームもあって
(何よりその当時
私もパスタが大好物でした)
お二人の
トスカーナ暮らしのレポートと
イタリア料理への
アレンジなどとともに
かなりの人気を博していたと思います。
(別冊本が出て、
相当売れていたと思います。
もしかしたらご記憶の方も
あられるかもしれません。)
私自身、それこそ
「夢中になって」
関連本を買いあさり…
ご飯をやめて
油を摂り
そして大量の青菜を
摂り始めました。
そして、明らかに
「カラダが変わっていく」のを
実感していました。
それまで
ろくなものを食べていなかったので
当たり前と言えば
当たり前なのですが…
まさに
「身体が軽くなり、
気分が明るく前向きに」
なってゆきました。
そして
生来の凝り性もあって
どんどんと
のめりこんでゆきました。
けれども残念なことに
非常に残念なことに
宮本美智子さんが
亡くなられました。
ショックでした。
言葉にならないほど
立ち直れないほどの
打撃でした。
ご病気で入院されて、
とのことでした。
もともと内臓の弱い
ご家系だったのか、
人気連載の執筆、取材、講演と
かなり無理をされていた
ご様子でした。
宮本さんが亡くなったあと
女性週刊誌が取り上げ
「(宮本さんがアレンジした)
この食事療法のもととなった」
と言われる先生から、
「もともと私が
一人一人の症状を伺って、
丁寧に指導してこその
食事療法だったのだが、
万人に共通に
アレンジされていたのは…」
といったようなコメントを
掲載されていたのを読みました。
十分なカウンセリングの上に
先生自身が調整された
ご指導のもとに、が
前提であったのに残念だ、
といった趣旨だったと思います。
(宮本さんは
「先生のご希望で」ということで、
雑誌や書籍で
先生のお名前を
明らかにしていませんでしたので、
確かなことはわかりません)
けれども、私は
その後もその食事を続けました。
何よりも、
やっぱり体調が良かったのです。
やはり私の場合
「糖分の摂り過ぎ」で
体調が悪かった部分が
大きかったと思いますので
糖分を自ら制限することで
良い変化があったのだと思います。
精神的にも、本当に安定しました。
味覚も戻ってきて、
何でも美味しく
食べられるようになりました。
(後から味覚障害は
ミネラルのひとつ
「亜鉛」の不足であると知りました。
精神不安定も、
「カルシウム不足」が
あったと思われます。
マクロビオティックでも
中島デコ先生他の方々が
「糖分の過剰摂取は
骨の中のカルシウムを溶かす」
と仰っています。
また糖分の過剰摂取は
血液中で
ビタミン・ミネラルを
大量に消費する…と言われます。
そして私は
会社を辞めました。
基本的に
「炭水化物=糖分」を
制限する療法だったので
お酒も禁止。
ホテルはお酒を売るところですから
お客さんと飲むことが
だんだん辛くなっていったのです。
それから転職をして
子供を生んで
住む場所が変わったり…
いろいろあり
その間
ありとあらゆる
健康と食事に関する本を
読み漁りました。
例えばこちらなど…
「医学が進歩しているのに
病人が増えるのはなぜ?
日米で30万人以上の
胃腸を診てきた胃腸内視鏡外科の
世界的権威が教える、
太く、長く、生きる方法」について
ということで…
【中古】病気にならない生き方−ミラクル・エンザイムが寿命を決める− / 新谷弘実
100万部突破!の
大ベストセラー!
医学的記述ではなく
ポイントが押さえられた
大変よみやすい内容で
おすすめです★
その他にも
時々で手にした健康関連の本の手法を
いろいろと
実践してゆきました。
まさに「健康おたく」な日々…
朝食を
フルーツだけにしたり
朝食を抜いたり
主食を
オートミールにしたり
発芽玄米にしたり…
今は玄米食に落ち着いて
けれど肉や魚は食べています。
けれど牛乳と卵はやめました。
(プリンだけは無添加のものを年に数回…(;^_^A
お酒は相変わらず飲んでいません。
飲む機会も減りましたし…
でもやっぱり
「健康第一=食事が大切」
というスタンスは
今も変わっていません。
そして今も「健康ボヘミアン」のように
ふらふらと
あらゆる、あれこれ…を見つけては
「これ」と思ったものは
取り入れ実践してくる中で…
食べたものが確実に
キモチとカラダの状態に
影響してくるのを
確かに実感してくるようになりました。
そう、こちらの言葉を
ほんとうに
実感しているのです…
What you are is what you eat.
「心と身体は食べたもので作られる」
そのことを、まさに
「心と身体」で
実践→→体感してきたのです…!
私にこの言葉を教えてくれたのは
宮本さんだと思っています。
そして今でも
心から感謝しています。
(余談ですが、その後一度も
子宮内膜症で通院していません。
たまに検査をしますが、
「残っているかもしれないが?経過観察」
治ってはいないのかもしれませんが
自覚症状もありません。
子供も産んだし
果たしてあとは閉経を待つばかり…?)
「幸福感」も
「健康な体」も
「食べ物が作る」…
体質も人それぞれですから
食事療法も
合うもの合わないもの
人それぞれと思います。
以前に比べると
食事に関する情報も
格段にあふれるようになりました
ご自分に合ったものを
取り入れて頂いたくのが
よろしいかと思います。
ただ
こちらでお伝えしたかったのは
「ご自身の口に入れるもの」を
意識して
生活して頂けたら…
ということ…
以前の私のように
あまり食事を
気にされないでおられるかたに
「食事は大事ですよ」ということを
少しでも、微力ながら
お伝えしていきたい…‼
そんな思いを
強く強く持っています。
4年前に
母ががんセンターで亡くなりました。
がんセンターで
つきっきりで看病する半年間…
永かったです…
その間
いかに世の中に
病気で苦しんでいる方が多いか…
そして悲しんでいる
ご家族が多いか…
目の当たりにしてきました。
もちろん食事を改善すれば
100%病気にならない…
ということは
ありえないでしょう。
玄米菜食だって、がんになる!
という先生もいらっしゃいます。
宮本さんのように
あんなに食事に気を付けられても
ご無理をされて
亡くなってしまった…。
人間が病気になるのは
ある意味
必然なのかもしれません。
お釈迦様も
「人間が病気になるのは
避けられない運命だ」と
語ったといわれます。
それでも私は
「多くの方が食事に目を向けること」で
あの苦しみや悲しみも
何%かは
減少するのでは…と思うのです。
自然界に存在する
生物の多くは
寿命を全うしたり
誰か他の生物に食べられて
その生物の
命になるために
死んでいくものが
殆どと思います。
(中には人間のように
予期せぬウィルスや
細菌に侵されて
死んでいくことも
あるかもしれませんが)
けれども
こんにちの人間ほど
こんなにも多くの
病気に見舞われる生物は
なかったのではないでしょうか?
かくいう私自身も
そんなに真面目に
毎日ご飯を作っているわけではなく
スーパーのお惣菜も
たまには買うし
冷凍食品も使うし
子供には
市販のお菓子も食べさせるし
外食もします。
ただ「知っておきたい」のは
それらの中には
多かれ少なかれ
その昔
何百年も
人間が口にしたことのなかった
「食べ物」が
(あるいは人工的に合成された「科学物質」が)
いろいろと含まれているということ…
そういった「化学物質」が
この数十年で
誰も何も思わず
当たり前のように
口にされるようになりました。
だから
昔からある食べ物
(特に日本人が古来食べてきた食べもの)に
もう少し目を向けてみたい。
そしてまずは
週単位でバランスをとってみる…
いうので
いいと思うのです。
中医学でも
「病は気・血・水の汚れから」
とされています。
そういう
「昔から日本人が
この土地で食べてきた食べもの」には、
人のカラダの
「気・血・水」を
整えてくれるものと思います。
そういうことについても
これからいろいろ勉強してみたい…
と思っています。
だからこれからも
私が見知った健康情報など
ご紹介させて頂きたいと思っています。
何かひとつでも、
みなさまの健康づくりと
心の安定や気持ちUP⤴の
お手伝いができましたら…とても嬉しいです。
大変長くなりましたが
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました。
※2024年 追記※
その後私は陰陽五行や東洋医学
アロマなどを学び
お誕生日から導き出す
五行バランスのセッションなども行っています
こちらの記事も
是非ご参考になさって頂けましたら幸いです✨